小の命中率

目が見えにくくなって非情に困っていることがある。
それは小の命中率である。
　
男子トイレ用の便器だったらまだいいのだが、家庭にある様式の便器。
蓋を開けて、その便器めがけて小をするほどの視力が残っていないのである。
周辺部の視野で確認し、あとは命中した時の音を頼りにするしかないのである。
それも見える妻が見ると、悲惨な結果となっているそうな。
　
そこで、最近は様式の便器で小をする時は、女の子同様、座ってすることにした。
最初は抵抗があったが、絶対に外すことがなくなったので安心して用をたすことができる。
けんど会社のトイレは男子専用の便器なので立ったままでやる。
けんど、命中させる箇所がなぜかしら細長くなっているので、こりゃまた命中させるのが難しいのである。
できるだけ窓際の明るい便器に立ち、便器の外側を手で触って確かめてやはりあとは音を頼りに用をたすのである。
何か、１００％命中させるための方法はないかと、思案の日々である。