おっさん | new暴れん坊商人~視覚障害者の呟き~

おっさん

 わしは46歳。飢えのお兄ちゃんは18歳。下の娘は14歳。
 わしが18歳だった頃は、親父は50歳だった。
 その頃のわしが親父をどう見ていたのか?
 あまり記憶が無い。
 
 親となったわしとしては子供のことが結構気になっていたが、息子自体はそれほど親のことを気にしていないのかもしれない。
 今年の4月から大学生として一人暮らしをする息子。
 わしも大学に入学してから一人暮らしをした。
 まさに自由な毎日だった。
 その分、限られた仕送りの中でギリギリの生活をしていた。
 そんでもつらいと思ったことはなかった。  
 息子も同じように男の子だからどうにか生きていくだろう。
 
 しかし、下の娘、女の子となると別である。
 親父となったわしとしては大事な娘である。
 できるだけ親元で暮らして欲しいと思う。
 けんどどうなるのかしらん。
 まぁ、一度しかない人生だから、自分の思うように、思いっ切りしっかりと生きて欲しいと思うのでした。