パン作り | new暴れん坊商人~視覚障害者の呟き~

パン作り

 最近、妻はパン作りに凝っている。
 アンパン、クリームパン、食パンとどれもふっくりもっちりとなかなかうまいもんである。
 先日はなんちゃら粉を使って大福もちも作っていた。
 これがまたほんまもんソックリで、言わなければ市販していたもんだと思ってしまうほどであった。
 
 昔、わしが子供の頃、同じように母親がパン作りに凝っていた頃があった。
 パン焼き機を確か開墾で作っていたと思う。
 けんど、長続きはしていなかったのか、断片的な記憶しか残っていない。
 
 妻は最近は週単位で材料を決めてそのシリーズでおかずを作っているという。
 先週の日曜日に一株198円で買った白菜で鍋、煮物の1週間であった。
 キムチ風うどんすき、グラタン、八宝菜、おでん、お鍋と何でも白菜が入っていた。
 結婚20年たって妻の作る料理の味がわしの体にしみ込んできたような気がする。
 何といっても、わしの両親と一緒に過ごしたのが高校3年生までの18年間なのだから、それ以上の月日、妻の作る料理を食ってきたのだからね。
 農家の出の妻は、小さい頃から家の手伝いとして夕食を作っていたと言う。
 だーから包丁を握らすと何でもさばいてしまう。
 スーパー業で店舗で勤務していた頃、水産で魚をさばいたり、農産で野菜のしごをしていたわしより断然うまくセンスもいい。
 スーパーで働かせたら何でもできてしまうんだと、ちょっと怖い。
 妻よ。
 これからも、おいしい料理を作ってくださいね。
 よろしくでーす。