盲導犬の一生とは? | new暴れん坊商人~視覚障害者の呟き~

盲導犬の一生とは?

 先日、とある番組で「命とは?」のテーマで盲導犬の一生の話をしていた。
 そこでは12年間の盲導犬としての働きを終えた老犬が、また訓練をしていた場所に戻り余生を過ごすのだそうだ。
 そこを訪れたタレントが、涙を流しながら、
「ご苦労さんだったねぇ。自分の好きなこともせずに盲導犬として働いてきたんだねぇ。えらかったねぇ。」
とのたまう。
 果たして盲導犬は自分を殺して盲人のために一生をささげてきたのだろうか?
 わしはそうは思わない。
 盲人の体の一部として共に過ごした盲導犬。
 盲導犬もそれを感じて、盲人の体の一部として心も溶け合い満足していたのではないのだろうか?
 だからこそ、盲導犬は他の犬より長生きだそうだ。
 うーーん、わしも今以上に見えにくくなったら盲導犬と一緒に歩いて行きたいなぁ・・・と思ったのでした。