視覚障害者の体験記 | new暴れん坊商人~視覚障害者の呟き~

視覚障害者の体験記

 日ごろ、よく聞かせていただいている方のブログのコメントにこんなことが書かれていた。
「私は、他の視覚障害者の方の手記をよく聞かせていただいている。」

 そうなんですよねぇ。
 わしが、6年前に見えにくくなってきて、会社からダメダメ宣告を受け、必死に復職に向けて模索していた時にも、他の視覚障害者の体験記が書かれている手記なんかをインターネットで検索したりして聞きあさってましたです。

Tの会・会報
とか、

視覚障害者からのメッセージ
とか。

 他にも個人的なHPを加えると数え切れないほどです。
 もちろん、今でもインターネットで検索しては、少しでも視覚障害に関する情報を集めてますです。

 それらを聞いて、世の中には、わしと同じように中途で視覚に障害を持ち、もがき苦しんでいる人がいかに多いことか。
 わしは、いかに視覚障害に関して無知だったのか。
 工夫次第では、まだまだどうにかなるもんじゃ。
 晴眼者にとっては、視覚障害者がどのような思いで日ごろ過ごしているのか知らないのか。
 インターネットでこれらの情報を聞ける人は、全体の視覚障害者の方の数パーセントしかいないのか。

 まあ、いろいろな発見ができるものである。「 このようなことがなければ、とっくにわしはつぶれていたろうなぁ。」
と、しみじみ思う出巣。

 けんど、これらの手記・体験談に書かれているのは、どっちかというと成功事例やある程度障害を受け止めて、前向きに生きられている人のお話が多いんですよねぇ。
 これらの人はほんのわずかで、何の情報も入らずに、日々もがき苦しみ、また、情報が入っていたとしても、なかなか回りの人に認めてもらえず、自分の殻に閉じこもり陰鬱な日々を過ごされている方は多いんだと思いますです。
 そして、もがき苦しんでいる人の方のお話はなかなか表に出てこず、お聞きする機会も少ないんですよねぇ。
 これらの人に対して、どうにかして暖かい手を差し伸べることはできないんでしょうかねぇ。
 このことを考えるといつも憂鬱になりますです。 (フゥーー)

 まあ、わしとしては前に進んで行くしかないんでして、子供らが独り立ちして、一区切りして、妻とのんびりとした日々を過ごすことができる日までは、けっぱらねば・・・!
 あっ。 ボチボチとねっ!