再放送:奮闘!回転寿司 | new暴れん坊商人~視覚障害者の呟き~

再放送:奮闘!回転寿司

 回転寿司のクルクル回る皿のネタが見えにくくなったのはいつ頃だっただろうか?
 昔は眼の前を通り過ぎるお皿に乗っている、ネタを見ながら、
「次はこれ言ってみようかのう!」
なんて、ウキウキ気分で回転寿司に通っていたなあ?
 
 今ではどこでお皿が回っているかわかるでもなく、
「次は光物のアジね。」
なんて、家族の皆に言い聞かせ、
「ハイ、アジを眼の前に置くよ。」
なんて言われ、手でつかんでその感触と、香り、口に含んだ時の歯ごたえを頼りに、御寿司を楽しんでいる。
 
 回転寿司屋でも眼の前を通り過ぎるお皿に何のネタが乗っているのか、
「次はハマチです。」とか、
「「次は、納豆巻きです。」
なんて、しゃべってくれたらいいのになあ。
 
 視覚障害者同士で回転寿司屋に行ったらどうなるのだろうか?
 その時は、寿司を握っているお兄ちゃんに食べたいネタを田述べ場いいか。
 どうにかなるのかなぁ?
 結構、眼の前をお皿が回っているのにも関わらず、少しでも新鮮な握りたての御寿司を食べたいと、インタホーンで注文している人もいるしね?
 
 最近の回転寿司屋は、お寿司だけでなく、ラーメンやケーキなどのデザートなどなど何でも回っている鬼は驚いてしまう。
 これなら、小さいラーメンにお寿司を3皿くらい食べれば、昼飯時の定職代わりなるかもね?
※あれから1年・・・。
 今でも、相変わらず、回転寿司にはよくいく。
 食いたいねたを、言っといて、あとはひたすらそれを家族がとってくれるのを待っている
 最近、好きなお店は、「河童寿司」
そこでも、席の前にマイクがついていて、それに向かって、
「はまちとタコとイクラね。」
と注文すると、それを握ってくれる。
 あっ、その注文の品は、皿に石版を書いてやっぱしクルクル回ってくるのを取らなければいけないんじゃった。
 残念。