登用セミナー | new暴れん坊商人~視覚障害者の呟き~

登用セミナー

 先週の木曜日と金曜日に、会社での登用セミナーに参加した。
 以前のブログでも書いたように、見えにくくなってからぴったりと止まっていた登用昇格。
 とにかく社員として、筆記・面接試験を受けて合格し、資格・グレードが上がらないと、給料も上がらないのである。
 昨年筆記試験を受け、今年になって面接試験を突破し、なんと18年ぶりに登用昇格したのであった。
 
 そこで、登用語の社員を集めて、マネジメントの基礎知識に関するセミナーが開催されたのであった。
「久々に教育が受けられるでぇ。」
と、ウキウキ心弾ませて参加した。
 事前に購入したB5のノートパソコンに、事前に配布されたテキストをスキャナで電子データとして取り込み、これで万全と意気込んでいた。

 しかーーし、人生それほど甘くはなかったんですねぇ。
 セミナー開始直後、いきなり2枚の用紙が配られて、事前に配布されたテキストの理解度テストだそうな。
「ありゃぁ!こりゃ見えんでぇ。どないしたらええねん。」
となすすべもなく、
「あなたは、これはしなくていいですよ。」
と講師に言われたものの、事前にわかっていれば、これも電子データで用意することもできただろうになぁ。
 
 しばらく講義があり、次は、5~6人のグループワークが始まった。
 ここでも、次から次へと配られる配布物。
 これを見ながら、ケースワークとしてみんなで話し合い内容を模造紙に書き込んで、それを見ながら発表するのである。
 当然、その配布物も見ることはできず、話し合いには参加できるものの、模造紙に書かれた文字を見ながら発表などできる訳でもなく・・。
 
 正直言って、まいっちゃいました。
 久々に、自分が眼の見えない視覚障害者であることを痛感しましたです。
 こんなな避けない思いをしたのは、会社を休む前での5年ぶりである
 一緒のグループの30台前後の社員も、40歳半ばの墨字が読めないおっさんに戸惑っている様子であった。
 その中で唯一となりに座った若者は、最初はとまどいながらも、次々と配られる配布物の内容を、熱心に声を出して読み上げてくれた。
 ありがたかったです。
 けんど、当然、聞きながらではスムーズにグループワークが進まず、どうしても遅れがちになってしまったです。
 
 あーー、疲れました。
 身体的にも精神的にも疲れましたです。
 週が明けて、やっと今日、この話題を書き込むまで回復しましたです。
 けんど、今日も、事後課題としてやらなければいけない、再度の理解度テストと、自分の職場での問題解決のための実行計画を、パソコンで自分なりに作成していますです。
 まあ、ぼちぼちやりますですたい。