再放送:盲人と接するために
「あなたのランプの灯を,いま少し高くかかげてください.からだの不自由な人々のゆくてを照らすために。」
ヘレン・ケラー
これは、社会福祉法人 日本盲人職能開発センターが発行している、
盲人と接する人々のために
の文頭に書かれている文章である。
わしは、3年前、約1年ぶりに今の会社に職場復帰した時に、このマニュアルを同じ部署の社員に事前に配布し、読み合わせをしていただいていた。
おかげで、わしが新たな部署に配属された後に、さりげない援助・誘導をしていただいた。ありがたいことである。
わしは、このマニュアルの存在を知る前に、職場復帰を目前にして、最後の人事部長の面談を受けた。
その時、
「あなたは視覚障害と言うことでコンプレックスを持っていないでしょうか?視覚障害者自身はもちろんだが、同じ職場で働く健常者も、同じように、その職場に障害者がいると言う事で、プレッシャーを感じているんだよ。」
と聞かれた。
わしは、その時こう答えた。
「私は、視覚障害者と言うことでコンプレックスやプレッシャーを感じると言う事は卒業しました。今は、頭の一つ上で物事を考えられるようになりました。」
これって、半分は、強がって言っていたものの、まんざら間違った表現でもないと思っている。
約9ヶ月間、生活訓練を中心にしたパソコンを使っての情報処理の訓練を受けてきた事で、これから仕事をする上での自信も蓄えていたのである。
「失われたものをかぞえるよりも、残されたものをかぞえよ。」
「リハビリテーションとは「障害者に潜在的能力を自覚させ、みずからの可能性を主体的に追求できる手段をそなえられるようにすることである。」
(by スコット・アレン)
「百聞は一見に如かず。」
「見えない人は「百聞は一触に如かず(Touching is believing)」
(by Seeing isbelieving)
これらの言葉は全てこのマニュアルの中に書かれていた。
訓練を受けている中で、学んだ事の大切さがこのマニュアルに集約されていた。
ただ、視覚障害者として、生活&仕事をして行く上で、ここに書かれているような奇麗事だけでは生き残っていけないのも現実である。
時には、、健常者には想像もつかない苦悩と葛藤があり、それをある程度乗り越える事によって、少しずつでも前進して行けるのである。
明日は今日より美しい。
明後日は明日よりさらに美しい。
この言葉を信じて、明るく生きて行きたいですね!
※あれから1年・・・・・。
今、聞きなおしても、このマニュアルには心にしみる言葉が書かれていますですねぇ。
このマニュアルを読んでいただけるだけで、晴眼者の方が視覚障害者と接する時に、随分楽な気持ちでいられるのではないかと思います。
けんど、視覚障害者の行動や思いは、なかなか理解できないじゃろうなぁ?
ヘレン・ケラー
これは、社会福祉法人 日本盲人職能開発センターが発行している、
盲人と接する人々のために
の文頭に書かれている文章である。
わしは、3年前、約1年ぶりに今の会社に職場復帰した時に、このマニュアルを同じ部署の社員に事前に配布し、読み合わせをしていただいていた。
おかげで、わしが新たな部署に配属された後に、さりげない援助・誘導をしていただいた。ありがたいことである。
わしは、このマニュアルの存在を知る前に、職場復帰を目前にして、最後の人事部長の面談を受けた。
その時、
「あなたは視覚障害と言うことでコンプレックスを持っていないでしょうか?視覚障害者自身はもちろんだが、同じ職場で働く健常者も、同じように、その職場に障害者がいると言う事で、プレッシャーを感じているんだよ。」
と聞かれた。
わしは、その時こう答えた。
「私は、視覚障害者と言うことでコンプレックスやプレッシャーを感じると言う事は卒業しました。今は、頭の一つ上で物事を考えられるようになりました。」
これって、半分は、強がって言っていたものの、まんざら間違った表現でもないと思っている。
約9ヶ月間、生活訓練を中心にしたパソコンを使っての情報処理の訓練を受けてきた事で、これから仕事をする上での自信も蓄えていたのである。
「失われたものをかぞえるよりも、残されたものをかぞえよ。」
「リハビリテーションとは「障害者に潜在的能力を自覚させ、みずからの可能性を主体的に追求できる手段をそなえられるようにすることである。」
(by スコット・アレン)
「百聞は一見に如かず。」
「見えない人は「百聞は一触に如かず(Touching is believing)」
(by Seeing isbelieving)
これらの言葉は全てこのマニュアルの中に書かれていた。
訓練を受けている中で、学んだ事の大切さがこのマニュアルに集約されていた。
ただ、視覚障害者として、生活&仕事をして行く上で、ここに書かれているような奇麗事だけでは生き残っていけないのも現実である。
時には、、健常者には想像もつかない苦悩と葛藤があり、それをある程度乗り越える事によって、少しずつでも前進して行けるのである。
明日は今日より美しい。
明後日は明日よりさらに美しい。
この言葉を信じて、明るく生きて行きたいですね!
※あれから1年・・・・・。
今、聞きなおしても、このマニュアルには心にしみる言葉が書かれていますですねぇ。
このマニュアルを読んでいただけるだけで、晴眼者の方が視覚障害者と接する時に、随分楽な気持ちでいられるのではないかと思います。
けんど、視覚障害者の行動や思いは、なかなか理解できないじゃろうなぁ?