視覚障害者の継続就労は難しい | new暴れん坊商人~視覚障害者の呟き~

視覚障害者の継続就労は難しい

 わしが、大阪のリハ施設で生活訓練と情報処理の訓練を受け、今の会社に職場復帰して、早くも5年目に突入した。

 最初の2年間は、自分の仕事を確立するのと、周りの社員とのコミュニケーションを保っていくのに必死であったが、なかなか時は流れていなかったと思う。
 そして、3年目~4年目は、どうにか仕事にも慣れてきて、地道に積み上げてきた自分なりのデータと情報の蓄積にて、積極的に新たな分野への挑戦もすることができ、けっこう早く時は流れて行った。
 
 これから先、定年までは15年近くあるが、それまで息切れしないように働き続けるためには、まだまだ修行の日々が続くと思う。
 今年の7月には、また一つ上の資格を目指しての登用試験もある。
 前回の登用が限界のような気もするけんど、まあ、やるだけのことはやっちゃろうと思っている。
 
 視覚障害者が継続就労していくには、立ち止まることは決して許されないような気がする。
「まあ、ここら辺でええか。」
なんて言える日は、定年を迎えるまではないような気がする。
「けんど、無理せず、ボチボチの姿勢は保っていきたいのう。」
とも自分に言い聞かしているわしでした。