娘の卒業式 | new暴れん坊商人~視覚障害者の呟き~

娘の卒業式

 今日、娘の小学校の卒業式に参加してきた。
 入場してくる姿や、卒業証書を受け取りにくる姿を見ることはできなかったが、卒業して行く生徒たちと、先生方、そして、父兄の中の一人としてその場を共有でき、雰囲気を感じる事ができたのは感動だった。
 
 けんど、最近の卒業式はちょっと変わっていた。
 卒業証書授与式、送る言葉などは昔のままだったが、その後、在校生代表の5年生と卒業する6年生がステージに上がり、生徒それぞれが送る側と送られる側で、歌を交えながら、その思いを声に出している。
 そして、卒業生一人一人が順番に、自分の将来の夢を語るのである。
 プロ野球選手になりたい子、
 バスケットやバレーの選手になり、オリンピックで活躍したい子、
 お医者さんになりたい子、
 イラストレーターになりたい子、
 受けを狙ったのかどうかはわからないが、
 スーパーの店長になってお金をかせぎたいと笑いを誘う子、
 そして、わしの娘は、世界に通用する漫画家になりたいそうである。 (笑)
 
 状況を目で確認できないわしにとっては、こうやって子供達の声や歌声を聞いていると、ジーーンとしてきて、目頭が熱くなってきた。
 いつのまにか子供は大きくなり、壱著前になっちゃっているのですね。
 中学校になったら、茶道部か美術部に入りたいといってる娘よ、
いつまでも自分の漫画家になりたいという夢をしっかりと追って頑張るんだよ。