郵便局での出来事 | new暴れん坊商人~視覚障害者の呟き~

郵便局での出来事

 今日、郵便局のATMでお金をおろした。
「えっ!目が見えないのに、あの液晶画面でどうやって操作するんかいのぉ?」
と、視覚障害のわしに対して思う人もいるでしょう。

 ところが、郵便局のATMには専用の受話器がついていて、音声ガイドを聞きながら、液晶画面の周りのキーボードにて操作ができる・・・??ようになっているのである。
 しかーーし、そのキーボードがどの操作のためのキーボードかは、点字を触読して判断するしかないのである。

 以前にも書いたように、簡単な点字なら触読することができるのではあるが、これがなかなかいたしい。
 まず、右利き用に受話器が左側についている。
 よって、左手でその受話器を取るので、いつも点字を職毒する、左手の人さし指が使えないのである。
 それで、なれない右手の人さし指でどうにかして判断してやろうと思うのだが、一つ一つ点字を確認しながらでは、スムーズに操作することができないのである。

 おろす金額を打ち込むための数値キーも下側に横一行に配置されているので、本当にこの数値でよかったかしらと思ってしまう。
 せめて、液晶の周りにキーボードを配置するのではなく、右側部分に電話のボタンや電卓のボタンみたいに集合させて、要所要所に形の違うぽっちをつけてくれた方がよっぽど良いのではないかと思ってしまった。
 
 けんど、こんなにきちんと対処されたATMをおいているのは郵便局ぐらいしかないのではと思うので、贅沢は言えないか。
 それに、職員さんも、
「いつでも一言声をかけていただければ、サポートしますから。」
 この言葉はうれしかったですねぇ。