セーラー服 | new暴れん坊商人~視覚障害者の呟き~

セーラー服

 今日、頼んでおいた娘の中学校のセーラー服が自宅に届いた。
「あーー、とうとう娘も、この春から晴れて中学生になるのね。」
と感慨一入でした。

 早速、届いたセーラー服を試着した娘を、かろうじて残っている、周辺部の視野で見てみましたが、詳細はわからないものの、まさに、今のパソコンでの「ハイコントラスト黒」の状態であり、なんとなく全容を確認することができたみたいです。
 そして、実際に全体を触らせてもらったのですが、学生服の感触に似ていて、ちょっと感動ものでした。
 中学校の体操服、通学用の靴、上履きカバンなどなど、ほとんどが揃い、あとは入学式を待つばかりです。

 お兄ちゃんの時もそうでしたが、娘の小学校の卒業式と、中学校の入学式には、妻と一緒に出席する予定です。
 娘の姿は見ることはできなくても、あの独特な雰囲気は感じることができるし、卒業生の名前を呼ばれた時の返事は聞く事ができるので、極力、節目節目の行事には出席するようにはしているのです。

 このままでいくとあと10年くらいあとには、
「私、結婚します。お父さん、お母さん、お世話になりました。」
なーーんて、言われた日には、涙ボロボロになってしまうような気がします。
 何か複雑な気持ちになったのでした。