だんだんと眠くなりつつある。
しかし、微睡むばかりで寝付けやしない。

寂しい、寂しいと繰り返しても
その声は誰も届かなくて
叫び続けた声は枯れてしまい。
もう、声を出すのも笑うのも疲れてしまった。


誰でもいいぼくの声を聴いて。
ぼくの手を掴んで。
そして、許されるなら抱き締めて。

愛情を知らないぼくに教えてください。
人の温かさを。温もりを。安らぎを。


涙が出そうだ。




がむ