エンリルは息子のニヌルタを正式な後継ぎ者に任命し、シュメールの支配権を与えるとともに、地球総司令官としての支配権を実質的に移管いかんした。

また、エンキも息子のマルドゥクを正式な後継ぎ者に任命し、エンキ派の総帥そうすいとしての権力を完全に移管した。

これにより、エンリル派とエンキ派の争いは、ニヌルタとマルドゥクの対立となる。

紀元前7400年 平和な時代が続いたため、「偉大なるアヌンナキ評議会」において、人類に新たな技術を供与することが決定された。

これにより、人類の新石器時代が開始した。

人類は村を形成して生活するようになり、また土器や高度な石器を製作するようになった。

紀元前3800年 平和な時代はさらに続き、エリドゥやニップルなど、大洪水以前の諸都市が復興された。

復興された都市のうち、旧首都エリドゥはエンキ派が支配し、聖都せいとニップルはエンリル派が支配することになった。

このころ、「人類の運命を定めるための会議」が開催された。この会議は二ビルが地球に接近するたびに開催され、人類にどの程度の文明を供与するかが話し合われた。

二ビル王アヌが会議に出席するため、二ビルから地球に来訪した。アヌの来訪を記念して、都市ウルクが建設された。

この「人類の運命を定めるための会議」において、人類に高度な都市文明と王権を委譲いじょうすることが決定された。この決定により、人類は都市に居住することを許されたのみならず、アヌンナキないし半神半人(アヌンナキと人類の混血)に代わって、都市の支配者になることも可能になった。 しかし都市の支配者となる選ばられた 人類の支配者とは、

アヌンナキないし半神半人に魂を捧げた 絶対服従の奴隷としての条件だった。

紀元前3760年 エンリル派の総帥ニヌルタの庇護ひごにより、キシュに人類の王による王都が建設された。こうして、シュメールにおいて、高度な都市文明が開花した。

この時点で、車、船、炉、教育制度、法律・裁判制度、議会制度、音楽、舞踊、絵画、宗教、建築学、医学、科学、数学、天文学など、現代文明を構成する要素のほとんどが完成した。

紀元前3450年 エンリル派の総帥ニヌルタは、シュメールの支配権を兄のナンナル(エンリルの長子だったが王位継承権をもっていなかった)に委譲した。

エンキ派の総帥マルドゥク は、ナンナルからシュメールの支配権を奪取すべく画策かくさくした。

そこで、マルドゥクは、人類を扇動せんどうし、エンリルの管理を受けない宇宙空港バビロンの建設に取り組んだ。そこをシュメールの王都にしようというもくろみがあった(バベルの塔事件)。

マルドゥクの暴挙ぼうきょに怒ったエンリルは、自ら大軍を率いて暴動を鎮圧ちんあつした。

マルドゥクは、エジプトの支配者ドゥムジ(エンキの息子、すなわちマルドゥクの弟。エンリルの孫娘イナンナの夫でもある)と対立し、これを死に至らしめた。

マルドゥクは、ドゥムジを死に至らしめた罪により、大ピラミッド内部に幽閉ゆうへいされた。

マルドゥクは井戸坑いどこうを通じてピラミッドから脱出したが、以後、放浪ほうろうの旅に出て、行方不明となった。

夫ドゥムジ(エンキの息子)を殺害された妻イナンナ(ナンナルの娘。つまりエンリルの孫娘)のマルドゥク(エンキ派の総帥)に対する恨うらみは深く、以後、イナンナとマルドゥクは激しく対立するようになる。 そのイナンナこそ インダス文明を興しそこから

シュメールへ 空飛ぶシップで 行き来往来にて そのイナンナの部下で愛人の一人こそが日本へ来て やがて 支配に至る 神武だった訳です。その イナンナを美化した 物語が 実は、かぐや姫 物語です。イナンナは、月の女神で 月にいた 二ビル王の孫 娘

で 愛人、月は、二ビル人達の前線基地にて。(人工衛星化にて)

紀元前3100年 都市文明を第二地域(エジプト)に供与することが決定された。

これにより、エジプトにおいても、メンフィスに人類のファラオによる王都が建設された。

紀元前2900年 シュメールの王都がウルク(二ビル王アヌに捧げられた都市)に移動された。

また都市文明を第三地域(インダス川流域)にも供与することが決定された。

復讐ふくしゅうをたくらむ女神イナンナは自らの美貌びぼうを利用して権力の拡大を図る。まず、二ビル王アヌにとりいり、第三地域(インダス川流域)の支配権を手に入れる。イナンナの庇護ひごにより、インダス文明が開花した。

さらに、イナンナは、シュメールの王都ウルクの支配権をも取得した。

イナンナはエンキから「神聖知識」を騙だまし取る。「神聖知識」は、最高貴族の地位、王位、僧侶そうりょの役割、武器、法律上の手続き、記述法、木工、楽器、神殿の知識などについての記述である。これをウルクにもたらすことによって、彼女はウルクの繁栄を実現した。

こうしてイナンナの権力が急速に拡大した。

紀元前2650年 人類同士の争いにより、シュメールの王都は、ウルク、ウル、アワン、キシュ,ハマジ、マリなどシュメールの主要都市の間をめまぐるしく移動した。

人類同士の闘争は、やがてアヌンナキをも巻き込み、さらに拡大していった。

人類の闘争によって地が荒廃こうはいしたため、強力なリーダーシップを持ち、かつアヌンナキと人類の仲介者ちゅうかいしゃになりうるような人類の王の出現が待ち望まれた。

まさに その当時の地球は、エンキとエンリルの子孫による 争いが 二極化が更に

激しくなり 権力闘争化となり 数限られた他の宇宙種族たちも 呆れて 完全に宇宙へ また地下に去って行ったのだった。

続く

超文明一部参照にて。