お友達二人と車椅子おばあちゃんの遠足 その1 | tatu-kuu(車いすおばあちゃん)

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好きなことをして
誰かに喜んでもらえて
毎日ワクワクしたい
お出かけ大好きな
おばあちゃんです!

 

Bちゃん:「おっは~!」
「電車遅れてるけど、多分間に合います」
 

かわいいキャラクターの車両でウキウキしながら窓の外を眺めているとLINEの着信がありました。
 

わたし:「おはよ~!」
「OK!」
「ばあちゃんも可愛い電車で向かってま~す」
 

Aちゃん:「おはよー」
「よろしくー」
 

次々とスタンプが送られてきてにぎやかなトーク画面が、

私たち3人のウキウキ感を盛り上げてくれます!

藤沢駅で合流して片瀬江ノ島へ向かいます。
Bちゃん:「何号車に乗ってますか?」
わたし:「一番先頭車両の4番ドア~」
 

電車がホームに滑り込むと、

Bちゃんがニコニコ笑顔で待っていてくれました。
ホームの向かい側に停車している電車に乗り換えです。
 

Aちゃん:「もうすぐ電車に乗ります、間に合う予定」
先に乗り込んでいるとAちゃんが到着したようです。
 

「おはよ~」「ひさしぶり!」
さあ、ここからおしゃべりが止まりません。

あっという間に片瀬江ノ島駅に到着!
新江ノ島水族館へ向かいます。
 

信号待ちをしている時にBちゃんのネックレスが私の車椅子に引っ掛かりきれてしまい、あたりにビーズが飛び散りました。
 

「あ、ここにも」

「あ、そこそこ」

「あった!」
 

瞬く間に信号待ちの小さな男の子や周りの方達が拾い集めてくださり、まるでみんなで宝探しをしているような楽しい雰囲気になりました。
 

信号が青に変わり、お礼を言って交差点を渡ると水族館が見えてきます。
入り口の広場では遠足に来ている幼稚園の子供たちが集合写真を撮っています。
そうです、遠足のシーズンです。
 

館内はもう大変なことになっていました。
想像にお任せします。
にぎやかな団体の中にはアメリカンスクールらしき外国人の子供たちもいました。

「マミー、マミー」英語が飛び交い
お揃いのTシャツを着て押し寄せてきます。

通路の隅に避難しながら子供たちの嵐をかわし、

私たちも水槽を覗いて負けじとはしゃいでいました。
 

「あ、そういえばイルカショー何時から?」
「いまなんじ?」
「行かなくちゃ、あと15分だ」
慌ててイルカショーの会場へ向かいます。
 

会場はもう遠足の子供たちで埋め尽くされています。
ショーを待ちながらお弁当を広げている子供たち。

その間を専属のカメラマンが行きかい

ナイスショットを納めています。

私たちもシラスピザやチュロス、ドリンクを買って席に着きました。
いよいよ、イルカショーのはじまりはじまり。
この水族館のイルカショーはスタッフのイルカへの愛が溢れていて、何度見ても感動ものなのです。
 

夢中になって子供のように手をたたき

イルカショーを楽しんだ二人のお友達と

車椅子おばあちゃんでした。