車椅子歴60年
スーパーハイパーポジティブ車椅子おばあちゃんの
ルーツを探ってみました。
誤字脱字、読みにくい文章と思い込みや勝手な解釈
妄想、フィクションetcをどうかご勘弁ください。
養護学校高等部の入学試験の日のことです。
なんだか受付の方がざわついています。
なんだろうと様子をうかがっていると
一人の先生が
「なんか、浅丘ルリ子に似た子が来てるよ」
「すごい美人」
教師にあるべからぬ言葉です。
何言ってるんだろうと呆れてしまいましたが、びっくりです。
ほんとに色が白く、目がパッチリで、手足が長いお人形さんのような女の子が受験生の中にいたのです。
私はつい、見とれてしまいました。
彼女は普通の中学校へ通っていましたが、
原因不明の障害が進んでしまい
高校はこの養護学校を希望してきたということでした。
もちろん合格して、4月から同級生になりました。
寄宿舎にも入舎して、とても仲良しになりました。
明るい性格で、歌も上手で、たちまち人気者です
男子にもよくもてました。
♪わたしは今日まで生きてみました
時にはだれかの力を借りて
時にはだれかにしがみついて
わたしは今日まで 生きてみました
そして今 私は思っています
明日からも
こうして生きて行くだろうと♪
休日の寄宿舎の朝はこんな音楽で始まっていました。
ちょっとゆっくりの朝食を済ませると
洗濯室は大賑わいです。
まだ二層式洗濯機で脱水はロールを手で回す方式でした。
冷たい洗濯物をとりだして、脱水して干します。
寄宿舎には舎生会という生徒会のようなものがありました。
「今夜、7:00から集会室で役員会をするから役員は集まって」
という連絡がありました。
もう卒業も近いころです。
ジュースとお菓子が用意されて、6,7名の男女が集まりました。
なんと、そのジュースにはお酒が混ざっていたのです。
男子が企んで、こっそり酒盛りです。
「大丈夫、バレないようにするから」
「先生と話さなければいいんだよ」
なんだかんだと言いながら、宴は進み無事お開きになりました。
「よかった~、ばれなかった」とスリルを楽しんだ私たちでしたが、
そううまくいくわけありません。
やっぱりばれてました。
更にどうやらタバコも見つかったようです。
卒業間際に大騒動です。
女子は何も知らなかったということでお咎めはありませんでしたが、男子は親が呼ばれ、反省文を書かされ、校長先生から厳重に𠮟られたようでした。
他にもいろいろと普通の高校生と同じような武勇伝があったり、恋バナがあったりの
キラキラ輝いていたあおはるの思い出です。
そして、あの国語の授業「10年後の自分」という
作文を書いたのでした。
車椅子おばあちゃんのルーツはこんな感じです。
物語(1)へ繋がります。
拙い読みにくい文章をお読みいただきありがとうございました。
心から感謝です!