LOUD TRANSLATION - 海外ハードロック・メタルコア和訳ブログ -

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日本語での情報が少ない海外のハードロックやメタルコアを中心に、歌詞の熱量をそのままに和訳します!「この曲、なんて歌ってるの?」という疑問を解消し、サウンドとリリックの両面から楽曲の深部へ迫ります!

はじめに


こんにちは、**タッチマン🎸**です!

年間10万分、重低音を浴び続ける日々ですが、**Unprocessed(アンプロセスト)**のアルバム『Angel』を締めくくるこの一曲「Dark, Silent and Complete」を聴くと、深い深い海の底から一筋の光を見上げるような、不思議な感覚に陥ります。

「塵を食らい、競い合い、悪夢を見る」という過酷なループ。そこから抜け出すために彼らが選んだのは、奇跡を待つことではなく、絶望を受け入れて「未知」へと踏み出すことでした。

国内ではなかなか「Dark, Silent and Complete」の日本語訳を見かけないため、今回も独自に「Dark, Silent and Complete」の和訳を作成しました。すべてを失った後に残る「完成(Complete)」の形を、日本語で読み解いていきましょう。

「Dark, Silent and Complete」和訳


[Intro]
Eat dust, compete
(塵を食らい、競い合え)
Dream bad at night, repeat
(夜には悪夢を見て、それを繰り返すんだ)
Eat dust, compete
(泥を啜り、争い続けろ)
Dream bad at night, repeat
(終わらない悪夢を、何度も繰り返す)

[Verse 1]
Eat dust, compete
(塵を食らい、競争に明け暮れ)
Dream bad at night, repeat
(夜な夜な悪夢にうなされる日々を繰り返す)
Stop waiting for a miracle
(奇跡を待つのはもうやめろ)
No trust in life
(人生に信頼なんてない)
Faith turns into nihilism
(信仰はニヒリズム(虚無主義)へと変わり)
When did I start being so cynical?
(俺はいつから、こんなに冷笑的になってしまったんだ?)

[Refrain]
Step into the unknown
(未知の世界へと踏み出せ)
Step into the unknown
(まだ見ぬ闇の中へ一歩を踏み出すんだ)
Step into the unknown
(誰も知らない場所へ)

[Verse 2]
Now that I've lost all hope
(今や、俺はすべての希望を失った)
The fallen angels my guardians
(堕天使たちが、俺の守護者だ)
Low is my will to cope
(立ち向かおうとする意志は削がれ)
And dark the spirits that I summon
(呼び出す霊魂たちは、どこまでも暗い)
Bleed in the illusion
(幻影の中で血を流し)
Worthless and alone
(価値もなく、たった一人きり)
I'm giving up
(俺は諦めるよ)
Through that I'll find myself
(その「放棄」を通じて、俺は自分自身を見つけ出すんだ)

[Bridge]
I'll find myself
(俺自身を見つけるんだ)
I'll find myself
(本当の自分に、辿り着くために)

[Breakdown]
Begging for asylum
(安息の地(アサイラム)を乞い願い)
Darkness be my guidance
(暗闇よ、俺の導き手となれ)
Waiting for thе silence
(静寂が訪れるのを待っている)
Waiting for the silеnce
(ただ、静寂がすべてを包むのを待っているんだ)

[Bridge]
I feel a fire burning through
(内側から焼き尽くすような炎を感じる)
And my desire, it always finds a way to show
(俺の欲望は、いつだって表に出る術を見つけ出す)
I'll take what's mine and leave some notes
(自分のものだけを手に取り、書き置きを残して去ろう)
I feel okay, if I'm here all alone
(一人きりでここにいても、平気なんだ)
I feel a fire burning through
(突き抜けるような炎が燃えている)
And my desire, it always finds a way to show (A way to show)
(抑えきれない渇望が、その姿を現そうとしている)
I'll take what's mine and leave some notes
(俺の持ち物をまとめ、いくつかの言葉を残していこう)
I feel okay, if I'm here all alone (All alone)
(独りきりでも、俺は大丈夫だ)
When it arrives, I want you to know
(「その時」が来たら、君に知っておいてほしい)
It's been a fight, it's dark and silent, and complete (And complete)
(それは戦いだった。暗く、静かで、そして完璧な結末だったんだと)

[Coda]
It's dark and silent, and complete
(それは暗く、静かで、完成されたもの)
It's dark and silent, and complete
(暗闇と静寂の中で、すべては完結するんだ)

おわりに


いかがでしたでしょうか。
「Dark, Silent and Complete」の翻訳を通して見えてきたのは、希望にすがることをやめ、絶望を突き詰めた先にある「静かなる自己の完成」でした。

特に Verse 2 の "I'm giving up, Through that I'll find myself"(諦めることで自分を見つける)という逆説的なフレーズは、アルバム『Angel』が描いてきた苦悩のゴール地点のように思えます。何かに執着し、競争し、奇跡を願うのをやめたとき、人は初めて「自分」に戻れるのかもしれません。

国内では情報の少ない「Dark, Silent and Complete」の日本語訳ですが、この曲がアルバムの最後を飾る意味を、皆さんの心で感じ取っていただければ幸いです。

皆さんは、すべてを投げ出したいと思った瞬間に、逆に「自分らしさ」を取り戻した経験はありますか?
ぜひコメント欄で皆さんの声を聞かせてください!