結婚生活に、まったく争いのない夫婦なんて
本当に存在するのでしょうか。
幸せの分かれ道は、「不調和をどう乗り切るか」にあるのかもしれません。
結婚は、お互いを賞賛し合う関係をつくることだ。その中では、
一人の人間が常に正しく、もう一人の人間は常に夫である。
―― メアリー・マーティン(ミュージカル女優)
今日のお題も、
豊かな人間関係を築く47のステップ
グレン・ヴァン・エカレン著からの引用です。
結婚というものは、
男と女という“独特の組み合わせ”であり、
いつだって危険な化学反応を起こす可能性をはらんでいる。
だからといって、
夫婦がどれだけ調和できるかが、
幸せな結婚生活の決め手になるわけではない。
本当に大切なのは──
不調和を、どう乗り切るか。
「夫婦の争いは普通のこと。
だが、戦争となると危険!!」
この一文には、思わず頷いてしまいました。
争いのまったくない家庭など、存在しません。
「末永く幸せに暮らしました」というカップルは、
白雪姫と王子様を最後に、すでに絶滅しているのです。
……え?
そうなの?
と、思わず声が出ました(笑)
でも、だからこそ。
こんなユーモアをもって語れる夫婦は、
きっと幸せなのでしょう。
ある夫は、こう語っています。
「二人がうまくいっているのは、
理解のある夫のおかげだね。
僕は、彼女の人生を支配しようとは思っていないし、
自分の人生も、支配しようとは思っていない」
すると妻も、負けじと言い返しました。
「私たちが、ここまで長続きした秘訣はね、簡単よ。
一人が話しているとき、
もう一人は……聞いていないの」
……なるほど(笑)
毎日顔を突き合わせていれば、
どうしても気に障ることは出てきます。
私の場合、好むと好まざるとに関わらず、
結果として長い単身赴任を経験しました。
悪い点を挙げれば、きりがありません。
なので、あえて“良かった点”を挙げてみます。
-
「亭主元気で留守がいい」って、本当?
-
私は家事、特に炊事がそれほど苦ではなかったので、
単身赴任も案外、苦痛ではありませんでした
(もっとも、何もしたくない日もありましたが……今でもあります) -
とにかく当時は、長電話でした
軽く1時間。
普段の生活で、夫婦が1時間も話すことって、
なかなかありませんよね
──以上、旦那側から見た話です。
では、
妻は、どう思っていたのでしょうか。
今となっては、
もう聞くすべもありません。
だからこそ、
こうして立ち止まって、
想像する時間を大切にしたいと思うのです。
さて、
あなたの場合は、どうですか?
争いがあること自体が、
不幸なのではありません。
その“不調和”と、
どう向き合ってきたのか。
そこにこそ、
あなたの関係の物語があるのかもしれません。
争いの有無ではなく、そのあとにどんな“まなざし”を向けてきたかが、二人の時間を形づくっているのだと思うのです。