昨日、芸能人の訃報が飛び込んできました。

その方の名前は書きません。アクセス数を稼ぎたい訳ではないから。

ただ、気持ちを吐き出したくてこの場を借りています。


きっと私だけではないと思うけれど、今まで生きてきて「死にたい」と思ったこと、一度はある人も多いはず。

でもどうして今生きているかって、私の場合、結局死ぬ勇気がなかったから。

「生きなきゃ」とか前向きに思い直したからじゃない。

勇気がなかったから。それだけです。

あの時死ななくて良かったとはもちろん思っています。

死ななかったから今があるから。

結婚して、充希と絢香を産んで一緒に過ごせる今があるのは、死ななかったから。



あの人は、それだけ勇気がいることをやったのです。

やり切ったのです。


それだけの勇気を、他のことに使えたなら。

それだけの勇気があるなら、逃げる方に勇気を使っても良かったんじゃないの。

いろいろ言われるのが辛いなら、SNS辞めても良いし、日本にいなくても良いじゃない。


と思ってしまうけど、きっとその選択は出来ないくらい責任感が強い方なんだろうな。

その選択をして生きる自分を許せなかったのかな。


それでも生きていれば、きっと良いことがあったと思う。

その良いことを待つよりも、生きていることが辛い世界だったんでしょう。

生きていることをやめたいと思う世界だったんでしょう。



どの方の訃報もそうですが、かなり心を引っ張られます。

昨日の今頃は同じようにこの世界にいたはずの人が、今はもういないという事実が何とも言えません。


全ての苦しみから解放された世界にいると思いたい。

ご冥福をお祈りします。

(「勇気」と言う言葉を使うことに違和感・嫌悪感を抱く方もいるかと思いますが、あえてこの表現をさせてください。)