安倍晋三総理を迎え、6月30日、中小企業・小規模事業者政策緊急フォーラムを開催しました。自民党本部は、全国から集まった中小企業経営者の方々の熱気で溢れかえりました。
「全国420万社の中小企業、小規模事業者の方々こそ、わが国経済の屋台骨。全力で応援する決意だ」と安倍総理は、力強く述べ、会場からの質問に丁寧にこたえていました。
総理が施政方針演説で触れた「下町ボブスレー」に乗り込む一幕も。
党本部8階に設けた展示コーナーには、この秋8000mの深海に挑む探査機「江戸っ子1号」や世界最速でがん手術中に免疫を染色する医療技術、パリ・ルーブル感性展で絶賛された印刷品、「おもてなし」の心が注目される新幹線の清掃サービスなど、日本の中小企業が世界に誇る多様な展示が並びました。
このフォーラムは、総理からの宿題でした。5月29日、党中小企業調査会の提言を官邸に申し入れに行った際、「非常に重要な提言。党でぜひイベントを開催してもらいたい。そのときは私も参加させていただく」と。それから約一か月。ようやく実現までたどり着きました。
フォーラムを通じ、総理からは、地域の「生の声」を政策に反映するため、この秋に全国各地に「地方産業競争力協議会」を設置すること、試作品開発や販路開拓を別々に支援するのではなく、一気通貫で支援する仕組みを構築すること、中小企業・小規模事業者が実力に見合った評価が得られるよう、優れた企業への表彰制度を創設することなど、さっそく具体的な政策に踏み込んだ発言がありました。
生の声を真摯に受けとめ、スピード感を持って政策を実行する。
こうした姿勢で今後もしっかりさまざまな政策課題に取り組んでまいります。