菅総理に言いたい。


やめるのなら、一刻も早くやめるべきだ。「一定のめどがついた段階で」退陣するというのは無責任極まりない。辞めていく人が、復興の案を作り、予算を組む???案を作って、国会で説明もせず、実行もしない。それなら、復興ビジョン作りもそれを担う人に任せるべきです。


今日の内閣不信任案をめぐる民主党内の騒動は、なんだったのでしょうか。民主党は何をするための政党なのかという問題に答えを出すことができないまま、今日まで来ています。マニフェストを忠実に実現するのか、それとも現実路線をとるのか。小沢か反小沢か。たとえば二次補正がモタモタしているのも、この深刻な対立があるからです。自民党はバラマキ4K(子ども手当、高速無料化、個別所得補償、高校無償化)をまず復興財源に充当せよと主張しています。協力を得たいのであれば、マニフェスト堅持の小沢派を説得し、党内をまとめるのが菅総理はじめ執行部の仕事のはずです。党内をまとめあげるリーダーシップも意欲もなく、「まあそのうち辞めるから、今日、不信任案に賛成するのは勘弁して」と、問題を先送りしただけの一日に終わりました。


鳩山前総理も滑稽でした。ご自分自身、「議員を辞める」という発言を後になって「やっぱり辞めない」とおっしゃった方です。菅さんをはじめ執行部に対し「嘘をついてはいけません」といえた義理ではないようにも思います。三流の茶番劇を見せられているような気分でした。