先日、ある経営者の方が面白いことをおっしゃっていました。
その方が専務だった頃、父上でもある当時の社長が突然、脳梗塞で倒れた。社長のポストにはついているもののほとんど社業にタッチできなくなってしまった。その8年間を振り返り、企業に社長がいないと何が困るのか実感したといいます。
ひとつ、長期の視点に欠けること
(日々やらなければならないことはわかっているが、10年後どういう会社になっていたいのかというヴィジョンない)
ふたつ、部門間の調整ができないこと
(部門の長ばかりのため、それぞれが自らの課題の重要性を主張。総合的な判断で調整する機能がない)
そして、議論ばかりで、決めることができないこと
(役員会で議論百出。にもかかわらず決断することができない)
まさに、今の民主党政権の問題点をすべて言い当てていると思いました。