久しぶりに開催された党首討論で、鳩山代表が、私の地元の三鷹第四小学校の取組を例に出されました。三鷹四小は全国的に非常に注目されている学校ですが、それをどこでどう耳にされたのか、非常に中途半端な紹介の仕方でした。


三鷹市立第四小学校は、現在の貝ノ瀬教育長が三鷹四小の校長先生になられた10年前から、地域に開かれた学校づくりをめざしてきました。先生方と地域のボランティアの方が一緒になって授業をすすめ、子どもたちを育てています。たとえば、どの子も理解できるように、大事な単元には6~8名のスタディアドバイザーが入ってきめ細かい指導をします。また、地域の方の趣味や特技を生かした課外クラブもいろいろあります。


貝ノ瀬先生の信念、先生方の熱意、保護者をはじめとする地域の方々の協力、市政との連携が徐々に広がり、地域の子どもを地域で育てる、という三鷹の風土が醸成されてきました。最初は四小だけの取組であったのが、今は三鷹の公立学校すべてに広がっています。


ぜひこうした取り組みを国としても応援していきたいですし、全国に展開していくための具体的な施策を考えていきたいと思います。昨日の党首討論では、こうしたところにまで議論がまったく進展せず、残念に感じました。