7月7日~13日の日程で、アメリカとオランダへ視察に行ってまいりました。アメリカは、社会保障庁、歳入庁、労働省の方と面談、また介護・終末期ケアのワシントンホームとジョージワシントン大学病院の救急医療室を視察しました。


ワシントンDCに到着して、まず社会保障庁のFitchner副長官と面談しました。




米国においても社会保障費の拡大は財政上も大きな問題です。特に、医療・介護費については、高齢化や技術進歩に伴い近年急増しています。アメリカ連邦予算に占める年金・医療費の割合は、年金25.9%(1993年)→25.9%(2003年)、医療15.4%(1993年)→20.5%(2003年)となっています。今後も一層の収支悪化が予想されていますが、政治的な合意は少なくとも次期大統領選出までは困難な状況だということでした。