4月7日に「持続可能な社会の構築(少子化・仕事と生活の調和)分科会」があり、子育て支援に関する議論が行われました。委員お二人から、現実に今、子育てにまい進する生活の中からの実感のこもった問題提起がありました。大変強い印象を受けました。

横浜市で二つの子育て拠点施設を運営されている奥山千鶴子委員は、全ての子育て家庭を支援し、お母さんの孤立感・不安感を克服するための地域ネットワーク作りに奔走されています。フジテレビでアナウンサーとして働きながら子育てをされている木幡美子委員は、今、働く母親の方々が共通してぶつかる、「保育園入園の壁」、「小1の壁」、「小4の壁」の問題を指摘されました。

議論も丁々発止、樋口恵子委員からは「女の問題に男の決断を」というご発言もいただきました。議事概要をホームページにアップします。ぜひ、ご覧ください。

こうした議論の結果として浮かんだ一つの重要な手がかりは、現場の悩みを解決するために、自治体や民間の現場の創意工夫で壁を乗り越えている先進的な様々な事例を国民会議としてもできるだけ幅広く集め、紹介するアイデアです。制度的問題の改革にも全力を挙げますが、同時にこうした、小さな改善を大きな満足につなげていく取り組みも大切に育てて行きたいと思います。

会議の最後に、分科会での議論を総理にも報告し、国民会議ホームページに新たに「子育て支援改善に向けた提案コーナー」の準備に入りたいと申し上げました。子育て家庭がぶつかる問題の解決策の提案、各自治体や民間が工夫して取り組んでいる「自分のところではこう解決している」という声を是非お寄せいただければと思います。


社会保障国民会議ホームページの「国民会議だより」より