1日、開催した対外経済協力特別委員会・外交ツールの強化に関するワーキングチーム合同会議の中身について、少し紹介したいと思います。


三菱商事の宮司顧問が前南ア支店長時代に手がけられた、モザンビークのアルミ精錬プロジェクト は、現在では、同国の輸出の半分を占める事業に育ち、約一万人の雇用も産んでいるとのこと。ビジネスマンとして、長年アフリカを中心にご活躍された経験から、アフリカの地域金融機関への関わり方、欧米流とは違う日本型援助に注目する南部地域へ戦略的に援助を重点化する必要性、イラクの可能性、プロジェクトの評価方法など多岐にわたって、貴重なご示唆をいただきました。


フィリピンのシアゾン大使からは、日本のODAの特徴、国際社会における中国のプレゼンス、フィリピンの知日派の養成、フィリピン国内の格差問題、ミャンマーへの対応のあり方などについて、流暢な日本語で率直なお話を賜りました。


いただいたお話を政策の中でしっかりと生かしてまいります。


次回は、8日、メディアからみたODAというテーマで開催する予定です。