前回のブログにて、外国免許切替の課題について

現状をお伝えし、特に外国人ドライバーの

事故増加について改善の必要性を国会議員の

皆様にお伝えしてまいりました。

 

その働きかけを受け、竹谷とし子参議院議員

すぐにこの問題を取り上げてくださり

 

11月8日(金)に竹谷議員とともに

警察庁から直接お話を伺う機会を

設けていただきました。

 

(本年2月撮影@港区議会)

 

迅速に対応いただいた

竹谷議員に深く感謝申し上げます✨

 

今回、竹谷議員とともに

警察庁から現状の制度について

データに基づいた説明を受け

 

(こちらからの)疑問点や今後の対策、

要望などについて意見交換することができました。

 

たくさんの質疑や説明があったので

特に重要事項に焦点を絞り報告させて

いただきます。

 

 

【✨もくじ✨】

・免許切替制度の厳格化について

・中国人ドライバーの事故率

・誤解を招く報道について

・前回ブログの訂正箇所

・警察庁の姿勢

・事故防止に向けた要望

・皆様への感謝と今後の取組み

 

 

🔥免許切替制度の厳格化について🔥

 

先ず、

「外国免許切替の制度を厳格化すべきではないか」

という問いに対して、警察庁からは

 

免許は国籍・ビザの種類等に左右されることなく

必要な知識と技能があるかどうか」で判断している

との基本的な姿勢について話があり

 

以下のような

具体的な数値を含めた回答がありました。

 

外国人の運転免許保有数の推移

外国人による日本の運転免許保有数は

平成26年には772,614件でしたが

その後年々増加し、令和5年には

1,164,575件に達しています。

 

コロナ後の訪日者増加も背景にあり

外国人が免許を取得するケースが増加しています。

 

外国人ドライバーによる事故件数の推移

外国人ドライバーによる交通事故件数は

平成26年には6,298件だったものが

令和5年には6,367件に増加しました。

 

外国人全体の事故率は約0.55%

日本人の事故率である0.35%と比較すると

外国人の事故率はやや高い水準にあります。

 

この点については、さらなるデータ収集と

分析が求められる状況です。

 

🌍中国人ドライバーの事故率🌍

 

最近、一部報道で注目された

中国人ドライバーの事故率についても

確認しました。

 

平成26年

   免許取得者数: 190,247件

   事故件数: 1,347件

   事故率: 約0.71%

 

平成30年 

   免許取得者数: 250,663件

   事故件数: 1,427件

   事故率: 約0.57%

 

令和5年 

   免許取得者数: 324,801件

   事故件数: 1,571件

   事故率: 約0.48%

 

このデータから、免許取得数が増加する一方で

中国人ドライバーの事故率自体はむしろ

低下傾向にあるとのことでした。

 

📰誤解を招く報道について📰

 

まず、川口市で発生した悲惨な事故に対し

心よりお悔やみを申し上げます。

 

このような事故を防ぐための対策が

必要であることは論を俟たないものです。

 

そのうえで、ニュース報道では

外国免許切替制度の説明に関連して

この事故映像が紹介され、あたかも

「外国免許切替の問題」であるかのように

報じられていました。

 

しかし、実際にはこのドライバーは

日本の教習所で免許を取得したものであり

外免切替とは無関係でした。

 

こうした報道には意図的に誤解を招く表現が

含まれている可能性があり

 

「事実の確認と正しい情報提供が重要である」

感じています。

 

他の事故についても、同様の性質の報道があり

警察庁に質問が殺到したため、下記の回答書を

出したそうです。

 

 

📌 前回ブログの訂正箇所

 

先日、ご報告したブログ記事で

「西田議員の提案に基づく警察庁の改善通達後

外国人の免許切替件数が増加している」

お伝えしましたが

 

今回の警察庁からの説明から

この点について訂正いたします。

 

警察庁からは

 

「来日者数の増加に伴い

免許取得数も伸びているため、通達が原因で

切替件数が増加したかは確認できず

明確な因果関係は分からない

 

との説明がありました。

 

🛡警察庁の姿勢🛡

 

改めて、知識試験と技能試験の

通過率についても確認しました。

 

技能試験の合格率は約29%

非常に厳格に実施されており

 

警察庁としても現行の制度が「完璧」であるとは

考えていませんが、制度の変更には

客観的データが必要であるため

 

データに基づいた適切な対策を検討していくのが

基本とのことでした。
 

🛑事故防止に向けた要望🛑

 

警察庁の考えについては上記の通り

「制度を変える上では客観的なデータが必要」

と示されましたが、事故率は下がっていても

 

事故件数は増えており、不幸な事故をなくさなければ

ならないのは間違いありません。

 

最後に、竹谷とし子議員からは

「外国人の事故率が、日本人と比較して高いことは

今あるデータから明かですよね?」と確認した上で

 

免許切替時の試験厳格化や、取得時の講習の

義務付けなど、事故防止に向けた対策が

必要であると指摘されました。

 

さらに、警察庁に対して追加のデータ提供を求め

引き続き課題解決に向けて取り組んでいくとの

ことでした。

 

✨皆さまへの感謝と今後の取組み✨

 

前回のブログ投稿に対して、多くの貴重な

ご意見をいただき、心より感謝申し上げます✨

 

いただいたご意見の中には、今回の質疑の際に

問題提起として取り上げた内容もあり

皆さまからの声が政策議論の一助と

なっていることを強く感じています💪

 

また、ブログではすべてを書ききれませんでしたが 

「短期の観光ビザでの免許取得」

 「保険加入の義務化」についても 

課題があると考えます。 

 

担当省庁が異なり、制度も煩雑でデータも

 不足しているため、引き続き議論が必要です。

 

今後も皆さまの安全と安心を守るため

今後も問題解決に向けて尽力してまいります。

 

進捗があり次第、また改めてご報告いたしますので

引き続き温かいご支援とご意見をいただければ

幸いです。

 

どうぞよろしくお願いいたします❗️💪

 

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