今更、妊娠から出産までを振り返った記録です
1月下旬、交際3ヵ月にして妊娠発覚
生理予定日の1週間前から、いつものPMSにしては酷い症状が出ていた
体が疲れる、異様に足が重い、いつも以上に胸が張って痛い、熱っぽい、お腹が空いて仕方ない等
それらの症状は生理予定日になっても収まらず、少量の出血が起こり着床だと確信する
妊娠検査薬の正確な陽性判定は生理予定日の1週間後だったので、そのまま何もせず日にちが経つのを待った
大好きな彼の子供を妊娠した・・・そんな幸せな気持ちは、後に一瞬で崩壊する事になるのに
2月1日、妊娠検査薬陽性
確信はしていたものの結果に戸惑う
妊娠疑いを口にした頃から彼の気持ちは判っていた。
彼はこの妊娠を喜んでいない。
私は9月末で退職してから無職で、シングルマザーとしてやって行く経済力もない。
父親からは望まれず、母親は精神的に不安定。
こんな状況で産まれて来る子供は不幸なのではないか・・・
自身の気持ちに身を委ね、どこかおかしい関係に目をつぶり、無責任に子供を作った。
私には産む選択しかなかったが、長期に渡り『本当にこれで良かったのか?』と悩み、その度に母親失格だと自分を責め続けた
2月15日、産婦人科受診7w3d
検査薬で陽性が出た日に産婦人科の予約を入れ、最短でこの日になった。
この頃から悪阻が始まり、一日中気持ち悪い日々が続く
妊娠が確定していても、それが正常な妊娠なのかは診察をするまで判らない。
産むにしても諦めるにしても、正常な妊娠かどうか早く知りたかった。
診察室には彼と一緒に入り、尿検査やエコーが済んだ。
医師から『おめでとうございます。ちゃんと立派に子宮内で妊娠してますよ』『妊娠継続でいいんですよね』と声を掛けられ、即答出来ない状況が悲しかった。
妊娠継続なら、次回までに母子手帳を交付してもらうように言われる。
その後一晩中、彼と話し合った。
その結果、何とか二人で育てて行くという結論になった。
今でも、彼は私のせいで人生が終わったと思っているだろう。
『最初の子は男の子と女の子、どっちがいいの』なんて口にしていた男が、いざ妊娠したら豹変するというケースが自分の身に降りかかるとは
当時の私は、妊娠さえしなければ、今までの良好な恋人関係でいられたかもしれないと、お腹の子に対して酷い事を何度も考えた。
もし私が一人で産んで育てると選択をすれば、大切な人を傷付ける事もなかったかもしれないと、事ある毎に自分を責めたり気持ちが揺れた。
もちろん今となっては娘より大切なものなどなく、旦那は居なくてもいいぐらいなんだけどね
2月18日、母子手帳発行
婚姻届を出していないため、名前の記入が出来ない
3月1日、初めての妊婦健診9w1d
悪阻のため体重は増えないものの、経過は順調
3月16日、健診2回目11w4d
これまでに数回、少量の出血があったものの、母子ともに健康
分娩予約を済ませる。(12週までに予約の産院だった)
4月13日、健診3回目15w4d
そろそろ安定期なのに終わりが見えない悪阻。
初期検査の結果は問題なし。
続く