彼女（リサ）とは
婚外恋愛だから
普通の恋人のように
お付き合い出来ない
お互いに家庭があり
お互いにパートナーを幸せにする
もう一人のパートナーがリサと俺
家庭に踏み込み過ぎない
それがルールだから
叶うなら毎日
リサに会いにお見舞いに
行きたい
でも、どこまで叶うか
入院してからじゃないと
わからない
全く連絡が取れないわけじゃないけど
俺が抱えてる寂しさより
リサはもっと寂しさや怖さ
苦しみ、不安、申し訳なさ
想像できない感情を
抱えてると思うと
何もしてやれない
今の不自由さが
歯がゆくて、じっとしてられない
お互いに顔を肌を身体を合わせられない
１ヶ月前後
リサの健康、未来のために
いち早く手術して
少しでも長生きして欲しい
その思いから、リサに
手術を受けてほしいと
一人の愛する人間として
提言したのだけど
覚悟してたのに
ダメだなぁ
こんなに大きい存在の人だから
予想を超えていたよ
自分のことを全然わかってなくて
提言してしまったな
でも、それは俺の感情だから
責任を持つことだ
会って離れた今
ここから戦いが始まる
俺に出来ることは
リサに夢を見せること
旅行に行くと決めた
もちろん、叶うと信じて
具体的に日程
タイムスケジュール
何をしに行くか
本当に旅行に行くつもりで
リサの入院生活に彩りを与えたい
子供が学校に行き始めたら
手紙を書く
いっぱい溜めて、一気に渡す
リサが知らない
その日俺が何をしていて
どれだけリサを愛していたか
重すぎる愛でごめんね
それぐらいリサを愛してる
