山形-長野フルーツ旅part11
~笹川流れであっちこっち2~
本編の前に我が家のプチネタ。
今日のお題は「ももた、お昼寝タイムのかわいい後ろ足1」。
腹ばい状態で惰眠をむさぼっているももた君。
かわゆく伸びた後ろ足がときおりキックキックされます。
な~んか夢でも見てるんかなぁ。
投げられたボールを喜んで取りに行ったりしてる夢なんじゃないかな。
キックの瞬間を撮るのは難しくって
今は足を引っ込めてます
いい夢見ろよっ!!!!
閑話休題。
旅行2日目、午前11時半ごろ。
新潟県村上市の「笹川流れ」と呼ばれる海岸の中。
板貝海水浴場の駐車場にいる。
今から道の駅「笹川流れ」で買ったもので昼食だ。
ミニたれかつ丼と南蛮エビの唐揚げ。
なかなかにうまそうだ
上は道の駅神林の笹もち
カツは豚とかではなく、ブリのカツ。
ここ村上市で獲れたもので、そいつが結構たくさん乗っけられている。
「ミニ」ってことになってるんだが、旅読さんちはこれで上等だ。
南蛮エビってのはホッコクアカエビのことで、つまりは甘エビ。
新潟ではこのエビがトウガラシを連想させるからってことで、南蛮エビと呼んでるらしい。
ご存知ない方のために付け加えると、トウガラシのことを「南蛮」と呼ぶ地域が国内には結構(主に北海道と東北)あるのです。
真っ赤な色とかたち(ほら、トウガラシって微妙に曲がってるやつありますよね)はまあ似ていると言ったら似てるんかな。
食後、辺りをチェック。
実はここのPのすぐ脇に気になっているものがあって。
いきなりでスマソ
国道沿い、お天道様の下にある
超でっかいオチ✖チ✖
もちろん意味あって置いてあるわけで…
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こいつは「さいの神」様であるらしい
小正月の行事として
集落全員で作り上げるそうだ
…よし、ということで(何がということなのかは分からんが)。
笹川流れをしっかり見ていくことにする。
笹川流れというのはここら辺りの海岸の呼び名であり。
具体的には村上市浜新保の鳥越山から同市寒川の狐崎(松陰第一隧道を抜けた辺り)までの約11㎞のことを指す。
「笹川」というのはまあこの地域の中心的な地名であり。
「流れ」というのは、そこの河口から沖合の岩場に向かって流れる潮の流れのことであって。
たぶんそれが昔の人にとってとても印象強く見えたところから名付けられたものらしい。
海岸まで迫るでっかい断崖、あちこちにぽっかり穴をあけた海食洞、大小さまざまなかたちの奇岩がおりなす風景なんかが見どころだ。
弘法岩、鷹巣岩、屛風岩、恐竜岩、潮吹き岩、雄獅子岩、眼鏡岩、ニタリ岩、君戻し岩、蓬莱山、弁天岩などなどなど…。
まあ陸からではなかなか潮の「流れ」までは分かりかねるんで、そこのところを実感したければ遊覧船とかにでも乗らないと無理かもしれない。
で、旅読はいっちばん有名(だと思う)な眼鏡岩のところでも見てやるかっ、と勇んでGO!したわけなんだが…。
旅読クオリティーと言うのか何と言うのか、印刷した地図にナビを精一杯に拡大してじいっとニラんでいたのにもかかわらず。
いったん北に進んで、何か違うゾと引き返し、さらに道の駅まで取って返してから再び北に向かう、という行ったり来たりをやっちまったのでありました。
サブタイの「笹川流れであっちこっち」というのは、つまりはそういうことであります。
少し北の弘法トンネルの前
左に見えてるのは旧道のトンネル
手掘りのトンネルで今でも通行可
ようやくたどり着いた眼鏡岩駐車場
駐車出来るのは5,6台かな
ちっさなトイレが付いてます
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やっぱり「笹川流れ」の名称は
潮の流れ方から来てるらしい
道路から数段上がったところの
東屋にある説明図
このあとの写真の参考までに
潮吹き岩や獅子岩など
海は穏やかそうで
強い流れとかは分からない
北側から見た眼鏡岩
一体この岩のどこら辺が
眼鏡になってるんだろうか?
南側から見た眼鏡岩
実は現在の穴の左側に
もう一つ穴があいていたとのこと
約60年前の地震のせいらしい
頼三樹三郎(らいみきさぶろう)の詩
ここ笹川流れの風景を讃えている
松島に美麗ありて
この奇抜なし
男鹿もこの奇抜ありて
この美麗なし
要するに、この笹川流れは「松島(宮城県の日本三景)」の美しさと「男鹿(秋田県男鹿半島の海岸)」のおもしろ変わった風景のどちらの要素も備えているんだよ、と言っているわけだ。
…雨もパラついてきはじめたんで、笹川流れの観光を切り上げ。
再び北を向いて出発。
以後、鶴岡市内に入るまでの6㎞ぐらいはず~っと海岸沿いの道なんで。
笹川流れは終わってても、似たような感じの海岸風景が続いている。
雨は北に向かうほどにちょっとずつ強まっていき。
途中、道の駅あつみ「しゃりん」に寄った頃に最高潮に達して。
かなりザ~ザ~降りに近い状態になってしまった。
これは鉾立岩と言う
まるで寝屋港の灯台のよう
走りながら撮ったもの
道の駅あつみ「しゃりん」
舟のかたちを模した建物
駐車場は100台以上停められそう
シーサイドのかなり広い広場
天気さえよければ
気持ちがよさそうな場所だ
灯台を擬人化したプロジェクト
「燈の守り人(あかりのもりびと)」
こういうの、知らんかったなぁ
プロジェクトに参加してるのは
鼠ヶ関灯台と言うんだが
行き過ぎちゃってたんで
その代わりの波渡埼灯台
道の駅の名前の「しゃりん」はこの温海(あつみ)地区の町花だった「マルバシャリンバイ」から来ているそうだ。
とにかく雨がひどかったので、探検も買い物もロクに出来んかった。
やっぱ雨の日は観光には向かんなぁ。
今日はここまで。
次回のうPは今回の続きです。