やっちまった課034
~戸田でgetした深海魚紹介!~
本編の前に我が家のプチネタ。
今日のお題は「ももた、ある日の何気ないスナップ」。
まあ、タイトル通りです。
何食べてんの~?
ぼくへのおすそ分けは?
何もくれんみたいやけど
これ、どう思う~?!
ほかのもんをあげるけん、こらえてね。
ちゃんちゃん。
閑話休題。
…ということで、今年の4月14日(日)静岡県沼津市戸田で行われた「深海魚まつり」でゲットしたモノを紹介していきたいと思います。
翌日帰宅後に、真水でざっと洗ったあと写真を撮りましたぁ。
ネコザメの幼魚
海底に住むサメだが
通常深海魚の範疇には入れない
名前は目や顔の形からの連想。
成魚は1mちょっとくらいまでになる。
海底にいるだけに、餌は貝やウニ、甲殻類など。
人には危害を及ぼさない。
地方によっては湯ざらしなんかで食べてるみたいだ。
サメなもんで、当然サメ肌であり表面はざらざらだ。
これは腹側
これがお顔
サメの凶悪さはなく、かわいい
次、いきまぁす。
ニチリンヒトデ
冷水帯のヒトデなので
どうしても住処は深海になる
指で押さえてるのは、曲がった腕が硬直してしまってるせいだ。
日輪という名前はこのように上から見たときの色や形から。
同心円や放射状の模様がある、さらに太陽っぽく見える仲間もいる。
腕は10本前後で、こいつの場合は11本。
最大になると1mほどにもなるそうだ。
気持ち悪い!!
餌は自分たちの仲間であるヒトデやウニ、ナマコなど。
これはお腹側
次、いきまぁす。
カゴマトウダイの幼魚
名前の由来はよく分からん
水深1000mくらいまで。
かなり側扁した楕円形の体、体側ののっぺり~っとした感じはいかにもマトウダイの仲間っぽい。
成魚でも15㎝ほどにしかならない。
あと漁獲量もたいしたことないため、ほとんど商業利用はされないらしい。
でも食べようと思えば食べられるそうだ。
これもマトウダイの特徴
口を前に突き出すことが出来
これによって餌を捕まえる
次、いきまぁす。
ヒウチダイの幼魚
成魚になれば
20㎝前後くらいだそうだ
名前の由来は、昔火打石なんてものを使っていた頃、その火打石を入れていた袋に似ているからとされてるらしいがなんだかなぁだ。
こんな体型のお魚、ほかにもいっぱいいるだろ!!
住んでるのは水深1000mくらいまで。
沼津ではうまい魚として人気があり、年々高額で取引きされるようになっていっている。
塩焼き、煮つけのほか、新鮮であれば刺身、寿司ネタとしてバッチリ、なんだそうだ。
食べてみたいもんだ。
あ~んしてもらいました
前から見たところ
頭部はごつごつした骨におおわれ
実にいかつい感じがする
次、いきまぁす。
フウリュウウオ
水深700mくらいまで
大きくはアンコウの仲間になる
体は三角形のおもしろいかたち。
フウリュウウオはもちろん「風流魚」と書くんだが、この場合の風流は「上品でみやびやかなこと」を言ったりするんではもちろんない。
「ちょっとへんちくりんな」というくらいの意味になる。
体はせいぜい10㎝程度で、毒とかはないんだがほとんど食用にはされていないらしい。
ほとんど泳がず、胸ビレと腹ビレを使って海底を歩き回り、エビやゴカイの仲間なんかを捕食して生活しているらしい。
おもしろいなぁ、飼ってみたいなぁ。
ひっくり返すと
体の下の腹ビレがよく分かる
これで海底を歩くわけだ
ピンボケでスマソ
斜め前から見たところ
先端が角みたく突き出ている
真ん前から見たお顔
ぽかんと開けた口が
なんともかわいらしい
次、最後です。
ヒゲキホウボウ
水深800m近くまで
ヒゲのあるキホウボウ科の魚なので「ヒゲキホウボウ」。
キホウボウというのは、ホウボウと同じく指のように発達した胸ビレのとげを使って海底をはっていくんだが、体の色合いがホウボウほどに朱が入ってない仲間なのでこう名付けられたんだろう。
体はヨロイをまとっているかのようにゴツゴツ。
写真では分かりにくいかもだが、その硬いかぶとのような頭部の先端が二股に分かれて突き出しており。
これを使って海底の砂泥を掘り起こして、小さな甲殻類を食べているんだそうだ。
大きさは23㎝前後。
かなり大量に獲れることもあるらしいんだが、食用にはされていない。
たぶん食べられる部分のちっささや調理のしにくさからだろう。
それでも食べてみた人のレポートなど見てみると、「かなりうまい」らしい。
腹側から見たところ
こちらも硬いところばっかりだ
前から見たお顔
ぱっくりと口が開いてるが
上下ともに歯がない
斜め前から見たところ
これだけを見たら
とても魚のような感じはしない
…以上。
旅読がゲットした生きもんのご紹介でしたぁ。
今日はここまで。
次回のうPも「やっちまった課」になります。
今回紹介した生き物の一部を標本にしていきます(すぐに出来ちゃうんで、次回はふだんより多少短めになるでせう)。