箱根と深海魚の旅part35

~わさびミュージアムに行く!~

 

 

 

 本編の前に我が家のプチネタ。

 

 今日のお題は「ももたのシャワー3」

 

 本犬にとってはなが~い時間だったかもしれんが、実際にはあっという間にシャワータイムは終了。

 

 今はゴホウビのおやつを待っているところ。

 

ボク、がんばったから

ゴホウビがもらえるんよねっ

 

 ひと仕事終えました、というような晴れ晴れした顔。

 

 きりっと顔をあげ、おメメもぱっちり。

 

 

 

 閑話休題。

 

 旅行3日目、午後3時前。

 

 静岡県函南町の月光天文台から同じ町内の道の駅「伊豆ゲートウェイ函南」へ。

 

 正直道の駅よりも、道の駅を北と南ではさんで建っている、ちょっとミュージアム的な大きなお土産屋さんの方が目当てだ。

 

 去年の3月にもここにやって来ているんだが。

 

 そんときはもう店の営業が終わってるくらいの時刻だったんで、ただ車中泊させてもらいに来ただけで終わってしまったのだ。

 

 …んで機会があったらまた寄ろうと思っていたのだが、意外にその機会が来るのが早かったな。

 

 30分弱でと~ちゃ~く。

 

 土曜日の午後なもんで、人も車も多い。

 

 まずは北側の「伊豆わさびミュージアム」から攻めていってみるべ。

 

建物ももちろんわさび色

運営は三島の老舗山本食品さん

百年以上の歴史がある

 

 

こうゆうとこにお約束の

わさびの顔出しパネル

つんと来た顔はしていない

 

 あとからも出て来るのだが。

 

 わさびの根の真ん中へんに描いてあるひげとサングラスの渋いおやじは。

 

 BOSSわさびくんと言うそうだ。

 

 ここの社長をモデルにしてるらしい。

 

 YouTuberをされてるんで、いくらでも動画が見られます。

 

わさびソフトの顔出しパネル

あとから買ってみようと

妻と話し合う

 

これはおもしろい試み

わさびの刺激が体験できるという

「わさびのトンネル」

 

 2,3歩くらいで通過出来るくらいのごく短いトンネルだが。

 

 わさび漬けを作ってる工場とダクトでつながってるので、工場内の空気(におい)を一瞬体験できるのだ。

 

 人によって感じ方の程度は違うと思うんだが。

 

 たいていの人は目や鼻にがっつ~んと来ちゃうと思います(わさびから発生する刺激性のガスによる)。

 

もともとのわさびは

きれいな水の流れる山奥の

沢に自生していたもの

 

階段状になっているわさび田

単なるモデルではなくて

ここで実際に育てている

 

 畳石(たたみいし)式というわさびの栽培方法。

 

 このあたりでは主流となっている育て方だ。

 

 底の方に大きな石を敷き、しだいに石を小さくしていって、一番上には砂。

 

 そこにわさびを植え、上方から湧き水をかけ流す。

 

 わさび田そのものがろ過装置みたいなもんなんで、たぶんわさびにとって理想に近い水環境が整えられるんだろう。

 

カスザメの皮

上等なおろし金とされてきた

ほとんどわさびの専用だ

ということで…

 

そのサメ皮を超えるべく

生み出されたのがコレ

「鋼鮫(はがねざめ)」と言う

なかなかお安くはないです

 

わさびのブランドとして

名高いのが伊豆天城

その始まりについて書いてある

 

 江戸時代になって、静岡の有東木(うとうぎ)で本格的なわさび栽培が始まったが。

 

 江戸幕府の庇護のもと、栽培技術等は一切門外不出とされていた。

 

 …で1744年、伊豆天城で山林の番人をしていた板垣勘四郎はシイタケ栽培の指導のために有東木を訪れ、その時知ったわさびの栽培を天城でも行いたいと懇願。

 

 詳しい経緯は分からないが、なんとかわさびの苗を天城に持ち帰ることが出来たらしい。

 

 彼と恋仲になった有東木の村娘が弁当箱に忍ばせてくれたとか、見つかって裁判にかけられはしたが奉行の大岡忠光(大岡越前ではありません)の粋な裁きによって無罪になっただとかいう。

 

 いささか出来過ぎた感のある言い伝えが残っている。

 

わさびの辛さについての考察

なかなかにおもしろい

 

 わさびは自身を食べる獣から身を守るため、辛さをもつように進化したっていうんだが、本当だろうか。

 

 確かめる方法はないもんかなぁ。

 

 ちなみに野生のイノシシはわさびを食べないが、シカちゃんはわさびを食べちゃうそうだ。

 

 葉っぱにまで辛みがあるのは皆さんご存知の通り。

 

 シカには効き目がないんだなぁ。

 

 …それと。

 

 きれいな流れなどで常時洗い流される状態でないと、自らの出す辛み成分のせいで自家中毒を起こし、大きくなれないってのがおもしろい。

 

 まるで自分の出したにおいに気絶してしまうカメムシみたいだ。

 

花期には茎が立ち上がり

白い花を咲かせる

種はさやの中に数個ずつ

種の大きさは2,3mmくらい

 

伊豆天城産の本わさび!

値打ち価格かどうかは分からん

真妻種というのは

主力になってるわさびの種類

 

 …てことで、わさびのお勉強はおおむね終了っ。

 

 待ってましたのわさびソフトを買いに行こうじゃないの。

 

注文したのは

わさびソフトのミックス

待ってる間に……

 

本わさび丼の食べ方チェック

あの鋼鮫でわさびをすりおろす

かなり時間がかかるそうだ

 

出来上がったのをいただき

急いで車に戻るところ

途中で写真をパチリ

 

留守番のももたにお裾分け

わさびのない、先っちょ部分を

ちょっとだけなめさせる

 

 甘過ぎず、適度な辛みがすっきり。

 

 いいんでないかい。

 

 

 

 今日はここまで。

 

 食べもんの勉強は基本的に楽しい。

 

 次回のうPは今回の続きです。

 

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