箱根と深海魚の旅part30

~生命の星地球博物館にgo!3~

 

 

 

 本編の前に我が家のプチネタ。

 

 今日のお題は「ももた、はっ知らん間に撮られてた2」

 

 気持ちよくなって、うっかりと寝てしまったももた。

 

 カシャッ!というシャッター音で、はっ!と我に返ります。

 

いいいかんっ、これは不覚っ!!

寝てしも~とったぁ!!

 

 まだ、ちょっとぼ~っとしてる感じです。

 

 ちゃんちゃん。

 

 

 

 旅行3日目のまだ午前中。

 

 小田原市の生命の星・地球博物館をつぶさに見学ちゅう。

 

 獣関係スペースのこれで最後。

 

日本にいた哺乳動物

一番目立ってるナウマンゾウの右隣

 

 ヤベオオツノジカ!!

 

 ナウマンゾウにあまりひけをとってないでっかさ(まあ現生最大のシカであるヘラジカもこんくらいにはなるんだが)で角までの高さが2.5m。

 

 1万2千年前ぐらいまで、日本の各地にいっぱいいたらしいシカちゃんだ。

 

 こいつにぶつかったりしたら、ぺしゃんことは言わないまでも、車の方もかなりなダメージを受けるのは間違いない。

 

 角の立派なシカと言うと先に名前を出したヘラジカやトナカイなど、どっちかと言うとさむ~い地方の動物じゃないかって印象があるんだが。

 

 こいつは適当にあったかいところがよかったらしく、北海道ではあまり化石が産出していない。

 

 「わけあって絶滅しました」(©丸山貴史/ダイヤモンド社)によると。

 

 角が毎年生え変わるシカの場合、角の方にか~な~り栄養がとられてしまうんだそうで。

 

 角が立派な種類ほど、栄養をしっかりとらなくてはならないんだそうだ。

 

 そのため更新世末期に、気候環境の変動によって草原地帯が減少してしまったせいで。

 

 必要十分な栄養がとれなくなったオオツノジカは、巨大な角などなくってももともとが大喰らいなゾウなどと一緒に仲良く滅んでしまった、ということらしい。

 

 合掌。

 

 ちなみに名前の先頭に付いてる「ヤベ」は人の名前。

 

 1938年に鹿間時夫さんという方が命名したのだが。

 

 日本の古生物学の草分け的存在であり、大学の恩師でもあった矢部長克(やべひさかつ)さんに敬意を表して名付けたものだそうだ。

 

 …昆虫の方を見てみる。

 

普通のやつには心ひかれん!

やっぱおもろいのがいいよ

 

 まず、下段のヨロイモグラゴキブリ。

 

 悪名高きGの仲間。

 

 オーストラリアの熱帯地域の土中に住み、人には害をなさない。

 

 完全草食性で、コアラと同じく好物はユーカリの葉っぱ。

 

 雌雄のつがいで協力し合って子育てをするらしい。

 

 ペットとして飼う人もいる。

 

 とは言っても見た目は羽のない巨大な(8㎝ぐらいになる)Gだしなぁ。

 

 その上、ケラモドキカミキリ。

 

 到底カミキリムシには見えない。

 

 名前ほどにオケラに似てるとも(似てないかと言われれば似てるというくらい)思えない。

 

 オケラと同じく穴を掘るらしいが、前足はなんか普通っぽく見える。

 

 (よく見えないと思うが)後足のかたちはかなりへんてこだ。

 

 上段右、ヨウカイカマキリ。

 

 これはこの写真じゃあぜんっぜんかたちが分かんないと思うんで、気の向いた方はググるなり、直接見に行くなりしてくだされ。

 

 エイリアンのような角がかなりキュートなやつです。

 

ユカタンビワハゴロモ

南京豆のような頭部は

なんにもなしの空っぽらしい

 

昆虫は擬態の達人ぞろい

時間のある方は拡大して

ぜひ虫探しをしてみて下され

 

昆虫で最大の体長になるのは

やっぱりナナフシの仲間らしい

写真はタイタンオオトビナナフシ

 

オバケオオウスバカミキリ

世界最大の甲虫のひとつ

角を除いた胴体の長さでは

ヘラクレスよりもずっと大きい

 

 最後に「ジャンボブック」のコーナーに行ってみる。

 

 研究テーマごとに展示内容がひとつのでっかい本のかたちにまとめられ。

 

 それが部屋の中にずら~っと(全27冊)並べられてるという、おもしろい場所。

 

 でもパッと目を引くような派手さとかがないためか、見て回ってる人があんまりいないようなのが寂しい。

 

 …ちょっと思いついたんだが。

 

 全国の市町村、かなりの割で図書館はあると思うんだが、博物館がある市町村はそうそうない。

 

 …ってことで博物館のない市町村では、人文・自然のジャンルを問わず、地域研究のいろ~んな成果はこ~んな感じの「ジャンボブック」にどんどんまとめちゃって。

 

 図書館のロビーとかにがんがん置いちゃったらどうなんだろう?

 

 ジャンボ「ブック」なんだから図書館にあってもOKじゃないだろうか。

 

 もちろん専門家の専門的研究ばかりでなく、在野からも展示への協力を募ったり、情報を集めて協力を依頼しに行ったりもする。

 

 小・中・高校生の研究とかがあってもいいな。

 

 あ、別に「研究」とかいった大上段に振りかぶったものでなくてもいいと思う。

 

 例えば地域の自然なんかを写真に撮ってる方とかだったらそれこそい~っぱいおられると思うんで。

 

 そういうような写真もご提供願うようにして、何かのテーマでひとくくりにまとめ「〇〇のアルバム」なんて題のジャンボブックとか作っちゃえばいい。

 

 システム作りと周知の仕方が大事なキーになってきそうだなぁ。

 

 協力への見返りは地域振興券とかでどうだろうか。

 

コーナーへの入り口

展示内容の目次がちゃんとある

ページをめくってるのは

タテヅノカブトムシだ

 

題:10本脚をもつ大物たち

右ページの真ん中へん

アサヒガニが気になる

標本を作ってみたい!!

 

題:地球の宝物-鉱物-

右ページの上段

ハート型の日本式双水晶

出来ればほしいなぁ

 

題:キノコは"木の子"の一部分

おもしろキノコにも興味ある

キヌガサタケ、なんとも美しい

アカイカタケとか見てみたい

 

題:数も形もさまざまな歯

右ページの長~く棒のようなのは

イッカクの角(実は牙が変形したもの)

何十万円もの高額で取引される

 

 うん、しっかり楽しめた。

 

 やっぱ博物館て、どこもそれなりに楽しいもんなんだが。

 

 ここは規模も大きく、お客さんも大勢やってくるせいか、展示にもしっかりリキ入ってるんで、これはもう間違いない。

 

 …というところで。

 

 

 

 今日はここまで。

 

 次回のうPは旅日記の続きです。

 

 博物館編はこれにて終わり、箱根峠の方に向かいます。

 

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