箱根と深海魚の旅part18

~FMMでテンション爆上げ2~

 

 

 

 本編の前に我が家のプチネタ。

 

 今日のお題は「ももた夏の装い2」です。

 

 今日は背後からの1枚。

 

 

フワフワの毛を刈っちゃうと

ホラこの通り

 

 全体的にスッとなっちゃっているのがよく分かるよな。

 

 

 

 閑話休題。

 

 旅行2日目、富士モータースポーツミュージアム(FMM)を見学していく。

 

 入館料はJAF割がきいて1600円(土日祝は200円増し)。

 

 それほどに広大な施設でもないんで、しっかり見せてもらって元を取らねば。

 

 ここは名前の通りモータースポーツに関する博物館。

 

 モータースポーツに特化したものとしては国内唯一と言っていい。

 

 開館は2022年なんで、まだ出来立てってところだ。

 

トヨタ7ターボ

残念ながらこれはレプリカ

 

さらに残念なのが裏っかわ

シャフトもマフラーもなし

 

 これ、写真の向きを間違えてるんではなくて、実際に横向きに立てて置かれてあり、壁の巨大な装飾のような感じになっている。

 

 トヨタ7はトヨタが手掛けた最初のレーシングカーのシリーズで、上のやつは言わばその最終形態だ。

 

 エンジンはヤマハで、製作にかかった総費用はおよそ2億円。

 

 ただ諸事情によりこの車はテスト走行のみで、実際のレースには参戦出来ずに終わっている。

 

 もし出ていればポルシェターボと競り合う場面なんかが見れたかもしれないのに。

 

パナール・エ・ルバッソール

これは1899年製・フランス

 

 こういうクラシックカーは大好きだ。

 

 …1894年、世界初のモータースポーツレース、パリ~ルーアン・トライアルが開催され。

 

 このパナール・エ・ルバッソールは見事に優勝をかっさらう(正確にはプジョーとの同時優勝)。

 

 貴重な、メモリアルな車なのだ。

 

 まだまだ蒸気自動車なんてものが健在で、ガソリン自動車と一緒にレースで競い合っていた頃のお話。

 

 ちなみにパナール社はのちにシトロエンの傘下に入っている。

 

トーマス・フライヤー

これは1909年製・アメリカ

 

 1908年、史上初&史上唯一の世界一周レースである、ニューヨーク~パリ・レースが開催され。

 

 このトーマス・フライヤーが見事優勝する。

 

 ちなみにそのコースには日本も含まれている。

 

 約35000㎞を169日かけての走破。

 

 1日平均にしたら200㎞ちょっとであり、一見パッとしない数字に見えるかもしれないが。

 

 当時の車の性能や燃料補給やメンテナンスの程度、悪路も多かったであろう道路事情なんかからすると、これは十分に驚いていい大偉業のようだ。

 

 このニュースは当時の人々が自動車に抱いていた走破性、耐久性についての不安を消し去る役割をかなり果たしてくれたようで。

 

 それが数か月後に発売されたT型フォードの大ヒットへとつながっていく。

 

 ちなみにトーマス社は今はなく、後継会社とかも特にない。

 

スタッツ・ベアキャット

1914年製・アメリカ

かっこよかったのでパチリ

 

ブガッティ・タイプ35

1926年製・フランス

 

 今の旅読の目で見ても。

 

 いかにもレーシングカーらしい、というか無駄を削ぎ落したかのようなスマートなデザインだなぁと感じる。

 

 「ブガッティ」はイタリア人ブガッティが1909年にフランス(当時ドイツ領だった地域)で設立した自動車会社。

 

 商業的にはあまり成功しなかったが、モータースポーツ界ではブガッティの名はレジェンド中のレジェンド。

 

 なかでもタイプ35シリーズは頭一つ抜けたスゴイ成績を収めている。

 

 最盛期にはそれこそ出る大会出る大会すべてに勝ちまくりといったような状態だったらしい。

 

 世界三大レースのひとつ、モナコグランプリなどは第1回、2回と連続で優勝している。

 

 写真のやつはタイプ35の最終形で、140馬力215km/hで走ったようだ。

 

 ちなみに「ブガッティ」の名を冠する自動車会社は今もあるんだが、元のブガッティ社からの流れを引き継いでいるわけではないらしい。

 

フェルディナント・ポルシェ

最高の自動車設計者のひとり

 

 これまでに見たことのあるポルシェの肖像から受ける感じは。

 

 どう見てもちょっと癖のありそうな、偏屈そうなGさんだったんだが。

 

 この写真はまあ、若くってハンサムな青年だなぁ。

 

 失礼だが、かなり修正とかしてるんかな?

 

 旅読にとっては。

 

 あのカブトムシ(フォルクスワーゲン・タイプ1)やティーガー戦車の設計者として有名な人だ。

 

 オーストリア人。

 

 電気に興味をもち、子どもの頃は母親黙認で屋根裏部屋で独学で実験を繰り返していたらしい。

 

 同じく独学で化学の実験をやりまくっていたエジソンみたいだ。

 

 やがて電気機器の会社に勤め始めるんだが、そこに電気自動車が修理に回されて来たことをきっかけにして。

 

 彼の人生はぐ~っと自動車の方にハンドルが切られていく。

 

 運命かなぁ、運命だろうなぁ。

 

電気自動車の模型

及びスケッチやら図面やら

 

 オーストリアのローナー社がポルシェの設計で製作した電気自動車、ローナーポルシェ。

 

 写真はその模型やら図面やら。

 

 1900年頃のことだ。

 

 中学校の技術・家庭できれいな図面を描くのに四苦八苦してた旅読からすると。

 

 この手描き図面の精密さ、きれいさはまさに驚異的。

 

 まあ比べること自体、おこがましいことではあるんだが。

 

 このローナーポルシェ。

 

 当時のパリ万博に出品され、かなりの評判となる。

 

 ポルシェの名が世界に広まる最初の出来事だ。

 

 車輪のハブ内にモーターを仕込むなどの先鋭的なデザインのうえ。

 

 当時の一般的な電気自動車のレベルからすると、加速や制動の面においてそれこそ驚異的な高性能でもあったためらしい。

 

アルファロメオ6C1750

1927年製・イタリア

かっこよかったのでパチリ

 

 

 

 今日はここまで。

 

 次回のうPはこのモータースポーツミュージアムの続きです。

 

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