箱根と深海魚の旅part15

~道の駅すばしり行ってみた~

 

 

 

 本編の前に我が家のプチネタ。

 

 今日のお題は「ももた、アイス大好き」とおまけです。

 

 今回、ももたがありついたのは。

 

 石鎚山SAの「極(きわみ)紅まどんなソフトクリーム」。

 

 「紅まどんな」というのは愛媛で開発された、皮のうっすい、すんごく甘いミカンだ。

 

 そのジュースが練り込まれてるソフトクリームにさらに紅まどんなのジャムがトッピングされ、さらにさらに紅まどんなのおだんごが乗っかっているという一品。

 

 うまくないわけがない!!

 

 愛媛県人として自信をもってオススメいたしますっ。

 

うん、これイケる!!

なめるのはちょっとだけね

 

 おまけ。

 

 昨日(5月17日)の午前11時、旅読の生息地域の空の真上に出てた見事な日がさ

 

飛行機雲が走ってる!!

しかも幾筋も出てました

 

 ちなみにこのあと、伝承のように雨が降ったりはしませんでしたぁ。

 

 ちゃんちゃん。

 

 

 

 閑話休題。

 

 旅行2日目、午前11時半過ぎ。

 

 箱根スカイラインを、御殿場市方面に向けて下っていっている。

 

 当然と言えば当然かもしれないが、雨はすこ~しずつ小止みになり、頭の痛みも薄らいで来ている。

 

 ただ、空一面の曇りってのは変わらず。

 

 そのため、当初予定していた山中湖の方はまたいずれってことにして。

 

 とりあえず小山(おやま)町の道の駅「すばしり」まで行って、時間も時間なんでそこで昼食をとることに。

 

 箱根スカイラインのあと、続けて40分ほど走ってと~ちゃ~く。

 

 道の駅直前のところで、東口本宮富士浅間神社の前を通ったのでこのあと必ず寄って行こうと心に決める。

 

ここが道の駅

平日だがにぎわってた

 

 「すばしり(須走)」という土地名はちょっと変わってる。

 

 ここはまあ富士山の登山ルート「須走ルート」の起点になってるとこなんだが。

 

 江戸期の書物に「すばしり」は「直走(すくはしり)」が音韻変化したものだって説明してあるものがあるらしい。

 

 つまり簡単に言うと。

 

 富士山に向かってまっすぐな道が続いてる場所っていうような意味だな。

 

 あと、ここいら一帯は。

 

 1707年の富士山噴火の際に、まるで古代ローマのポンペイの町みたく。

 

 いったんは一村まるまる全滅してしまったところでもある。

 

 村のすべての家が、熱い火山噴出物によって燃えてしまうか。

 

 大量の火山灰によって倒壊してしまうかのどちらかになってしまったわけ。

 

 降り積もった火山灰の厚さは3mほどにもなったらしい。

 

 ただし、ポンペイのように巨大な火砕流が一気に押し寄せたわけではなく、冬季のことで富士参拝をする者もいなかったために、人的な被害はそれほど深刻ではなかったのはもっけの幸いと言うべきか。

 

 当時交通の要衝とされていたこともあって、幕府による復興援助などもあり(援助などされない地域がほとんどだった)、被災後2年で宿屋が開かれ、富士参拝者を迎え入れられるまでになったそうだ。

 

 …てことで、道の駅内外を探検して回る。

 

真ん中へんが須走ルート

御殿場ルートよりはまっすぐか

 

こんな掲示があった

紅白歌合戦の集計で有名な

あの、日本野鳥の会のやつ

 

 1934年に、中西悟堂を中心として設立された「日本野鳥之会」。

 

 自然保護団体としても日本最初のものになるらしいんだが。

 

 その会が行った第一回目の探鳥会(鳥見会)が催されたのがここ須走であり。

 

 まさにこの道の駅周辺でフィールドワークを行ったんだそうだ。

 

 当時は自然豊か…って言うか原生林みたいなとこがほとんどだったんだろう。

 

 ここには載せられないのだが、当時の写真を見てみると。

 

 背広を着て中折れ帽をかぶりヒゲを生やしたおじさんが、参加者の大半を占めている。

 

 女性は5人ほど。

 

 男女1名ずつ和服の人がいたりするのも時代を感じさせるところ。

 

 実はこのときのメンバーの中には。

 

 民俗学者の柳田國男、詩人の北原白秋、国語学者の金田一京助・春彦親子なども混ざっていたりする。

 

このときに観察された鳥の種類から

オオルリを選んでみた

これぞ日本版「青い鳥」だ

撮影:cb1300様感謝です

 

なぜか自衛隊の紹介コーナー

なんでここにあるのかと言うと…

 

 1954年に、ここ須走村に陸上自衛隊富士学校が開設される。

 

 いわゆる学校教育法にのっとった「学校」ではなく、陸上自衛隊員としての教育訓練を行うための施設で。

 

 異なる場所で異なる訓練を行っていた複数の自衛隊学校を一か所に統合したもの。

 

 旅読の親父もながらく自衛官をやっていたんで、富士学校に行ってたことがあり、どんなところなのか何回か話に聞かされたものだ。

 

 あの有名な精鋭中の精鋭、レンジャーを育成するところでもある。

 

 …で、なんでこの須走の地にあるのかっていうことなんだが。

 

 どうやら須走村の方から誘致し、それが成功したってことらしい。

 

 これによって徐々にさびれていっていた村の様子は激変。

 

 インフラがばっちり整備され、商店の数が急増。

 

 ほんの数年で村の人口は約10倍にまで膨れ上がることになった。

 

 まさに自衛隊サマサマだ。

 

 この掲示にある「富士総合火力演習」とかって。

 

 日本国内では最大規模の有名な実弾演習だよな。

 

 一度見てみたいもんだが、もしかしたらこれからは一般公開されないのかもしれないし。

 

 30倍以上っていう入場券の当選倍率に、くじ運のない旅読がそもそも当たるハズがないっていう話でもあるなぁ。

 

自衛隊グッズ売り場

迷彩グローブ、買っちゃいました

 

足湯があるのはうれしい

…と、喜んだのだが

 

 残念、足湯の方はただいま清掃中で、営業開始はもう少し先のことになるらしい。

 

 ドライブのあとだし、冷たい雨と風でちょっとだけ体が冷えてるんで、足湯に入ればいい感じに体が整う、と思ったんだが。

 

 まあ、しょうがない。

 

 サンドイッチなどを買い、車ん中でかる~くお食事たぁ~いむ。

 

 そのあと、ももたのお散歩。

 

 …ほんじゃまあ、午後からの観光と参りませう。

 

 

 

 今日はここまで。

 

 次回のうPは今回の続きの旅日記の予定です。

 

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