箱根と深海魚の旅part1

~出発から信楽駅まで~

 

 

 

 本編の前に我が家のプチネタ。

 

 今日のお題は「ももた、体操をする3」です。

 

 前足、後ろ足をそれぞれストレッチングしたあと。

 

 「完璧版」であれば、3番目の体操があるんですが…。

 

これ、わっかるかなぁ~

右前足を伸ばそうとしてます

 

 本来はもっとしっかりと(なんでか分からないが)右前足だけをううううううんって感じで前に伸ばすのを、体操の最後にやるんですが。

 

 カメラで撮られてたせいか、そうきっちりとは伸ばしませんでしたぁ。

 

 次の機会にはバッチリ撮るぞ。

 

 ちゃんちゃん。

 

 

 

 閑話休題。

 

 また旅に出ることにした。

 

 題して「箱根と深海魚の旅」。

 

 直接のきっかけは4月14日(日)に静岡県の戸田で行われる深海魚まつりに参加したいってことだったんだが。

 

 未だ旅読は富士山の東側をほとんど観光したことがないんで。

 

 せ~っかく愛媛くんだりからわっざわざ出かけて行くわけなんで。

 

 今回は深海魚のついでにあの箱根を中心に攻めてみようじゃないかと思ったわけなんであります。

 

 ひそか~に期待するのは、例年よりも桜の開花が遅れてるってことで、まだまだ桜の花が拝めるんじゃないかってこと。

 

 逆に不安なのは、今まで人混みを出来るだけ避けるために平日に観光するように心がけて来たハズなのに。

 

 イベント参加のために、今回はもろに土日が入ってしまってるってこと。

 

 しかも箱根なんていうメジャーな観光地に行こうかっていうのにだ。

 

 考えれば考えるだけ不安になっていくぅ~。

 

 

 

 …と不安がってても仕方がないんで、4月11日の朝7時にえいやっと出発。

 

 空は曇りがち。

 

 風も結構強い。

 

 まあ、それでもすっかり春だ。

 

 松山道を1時間ほど走り、いつも通り上分PAで最初の休憩。

 

 雑草のスミレの花がかたまってる一角があったり。

 

 矮性のマリーゴールドがもうはや咲いてたり。

 

 ツツジの気の早いやつもかなり咲いてたりする。

 

曇り空の瀬戸大橋

こっから四国を脱出する

 

 1時間走って、9時半。

 

 山陽道の吉備SA(岡山県)でカレーパンやサンドイッチなんかを仕入れ。

 

 さらに1時間走って、11時前。

 

 権現湖PA(兵庫県)で昼食。

 

ここは吉備SA

よく寄らせてもらってます

 

 近くの権現池(上り側からは見えません)から名前を取ったらしいのだが。

 

 「ごんげんいけ」では語感が悪いと思った人が多かったらしく、「ごんげんこ」という名前になったらしい。

 

 別にいいやん、と思うけどな。

 

 ちなみにここの場合の権現は徳川家康のことではなく、かつて播磨地方の豪族だった梶原冬庵という武将のことを指すようだ。

 

 180㎝を超える大男で、織田信忠(信長の息子)の軍を相手に勇猛果敢に戦った人物であるらしい。

 

ここは権現湖PA

松屋とかもあるな

 

結構大きなガーデンがある

手入れはこれからって感じ

 

 さらにさらに走り…。

 

 12時過ぎに桂川PA(京都府)でトイレ休憩し。

 

 40分後に信楽IC(滋賀県)で新名神の高速道路から降りる。

 

ここが桂川PAです

人はかなり多い

 

 今回の旅、最初の観光だ。

 

 まずはICから国道307号を信楽駅に向かって走る。

 

 桜がよく目に付く。

 

 …てか、道の両側やちょっとした川の両側などにおっきな桜がたっくさん植えられてるのだ。

 

 まだ花がしっかり残ってるのがうれしい。

 

これは国道のそばにある陶芸館

あちこちに桜が咲いている

(入ってはみてません)

 

 時節柄、どうしたって桜の花に目がいってしまうのは仕方のないことだが。

 

 もちろんあっちこっちに信楽焼のタヌちゃんも見かける。

 

 やっぱ信楽と言えばキン〇〇の超でっかいタヌちゃんだよな。

 

 焼き物の店なんか、店頭にずら~りタヌちゃんを並べてるとこばっか。

 

焼き物の店の前は

だいたいがこ~んな感じ

 

 ご存知の方も多いとは思うのだが、信楽焼についてのウンチクをちょこっと。

 

 その歴史はおよそ800年前、鎌倉時代の後期までさかのぼるらしい。

 

 名品とされているものを見ていくと、大体どれも土の自然な風合いを生かした素朴な感じがする物が多い気がする。

 

 あと、焼き上げるときにつけられる火の色や薪の灰やら焦げつきやらね。

 

 わび・さびってやつだ。

 

 タヌちゃんの置物は明治ぐらいから作られ始めたらしい。

 

 結構歴史は浅いのな。

 

 で、タヌちゃんが全国的に有名になったのは、1951年の昭和天皇の信楽ご訪問のときからで。

 

 タヌちゃんの置物に日の丸の旗を持たせたやつを沿道にずらりと並べて天皇陛下をお迎えしたところ。

 

 それを興味深くご覧になった陛下がこんな和歌を詠まれたらしい。

 

 

 をさなき日 あつめしからに なつかしも 信楽焼の 狸をみれば

 

 

 天皇陛下が子ども時代にタヌキを集めてたってのがちょっとオドロキだ。

 

 今の子どもたちがフィギュアやトレーディングカードを集めてるのとおんなじ感覚だったんだろうか。

 

 まとにかく、このことが新聞等で全国報道されたせいで、一躍信楽のタヌちゃんが一気にメジャーへとのぼりつめていったらしい。

 

 たぶん一番の功労者はメディアでも天皇陛下でもなく。

 

 タヌちゃんに日の丸を持たせるっていうアイデアを出した、この町の誰かさんだったと思うんだが。

 

 ネットでちゃいちゃいっと調べたぐらいでは全然分かりませんでしたぁ。

 

ここは市営の信楽焼ミュージアム

信楽駅のすぐそばにある

無料なのがとってもうれしい

 

当然入口近くにはタヌちゃんたち

ももたもそれに混ざる

残念ながら休館日でしたぁ

 

 ちなみに。

 

 このタヌちゃんがどんな縁起を担いでるのかをちょこっと言うと。

 

 まず、頭にかぶってる笠は思いがけない災いから身を守るってこと。

 

 右手に持ってるのは通い帳と言って。

 

 掛け買いをする商売人が取引の品物数や代金などをきっちり控えておくためのもので。

 

 あとでお金のやり取りをする大事な根拠ともなるものなので。

 

 これが意味してるのは「信用第一」。

 

 左手のとっくり(徳利)は言葉のしゃれで「人徳を身に付けよう」ということなんだそう。

 

 で、キン〇〇が表してるのはもちろん金運だ。

 

 …そろそろ信楽駅。

 

 

 

 今日はここまで。

 

 旅日記、再開しましたぁ。

 

 次回のうPも旅日記の続きをやっていく予定です。

 

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