思いついたらドラマ日和82

~攻殻機動隊Sを語ろう16~

 

 

 

 本編の前に我が家のプチネタ。

 

 今日のお題は「ももた、春の散髪」

 

 題名のまんまです。

 

 数日前、トリミングに行ったももた君、今の時期にしたらか~な~りスッキリになりました。

 

 んで、記念に1枚パチリ。

 

これでばっちり、ももた君

これで旅にも出れるね

 

 その後、耳の下の毛はもう少し短く切りました。

 

 ちゃんちゃん。

 

 

 

 閑話休題。

 

 「攻殻機動隊STAND ALONE COMPLEX」のレビュー16回目。

 

 第16話「心の隙間」についてやります。

 

 今回のお話のメインはバトー。

 

 心の友?であるタチコマたちを失い(本当に失ったわけじゃないが)、それこそ心に隙間の出来たバトー。

 

 単独潜入任務を引き受けます。

 

 任務の内容は、おのれの肉体を鍛え上げる(人工筋肉なので、本当に鍛えることなんて出来はしないのだが)ことを大きな生きがいのひとつとするバトーにこそふさわしいものだった…。

 

 まあ、汗のにおいとかしてきそうなお話だ…とでも言っておこう。

 

 

 

 ということで。

 

 今回の攻殻機動隊よもやま話はバトー君について。

 

エンディングでのバトー

「行くぞぉ、おらぁ」

(©神山健治/Production I.G)

 

 ヒロインの草薙素子を差し置いて、2度目の登場だぁ。

 

 実際、攻殻機動隊に出て来るキャラとしては、タチコマをのぞけば草薙素子に次ぐ人気のキャラであるらしい。

 

 強いし、ニヒルなワルっぽいやつだし、そうかと言えば結構人情味はあるし…。

 

 今、販売されたフィギュアを見てみたんだが、トグサ君なんかよりもよっぽどかっこよく作られている!!

 

 これなら欲しいかも。

 

 バトー君は見るからにごっつい、パワータイプな容姿をしてるもんで。

 

 何事もおおざっぱに考え、当たって砕けろ的に物事を解決していくような人間に見えなくもないのだが。

 

 自身では「諜報戦のプロだ」とも語っており、たぶん見かけほどの脳筋でもないんだろう。

 

 ただ、こと肉弾戦においても草薙素子だけには総合力でもって一歩劣っているっていう感じだ。

 

 よくコンビを組むことになるトグサからは「ダンナ」と呼ばれている。

 

 親しみと、ちょ~っとしたからかいの気分が込められた呼び名であるような気がするな。

 

 愛車はランチア・ストラトス(と思われる車)。

 

 いわゆるスーパーカーというやつで、しかもちょっと旧型のやつがいいらしい。

 

 あまりクルマについてご存知のない向きにちょっとだけ解説すると、スーパーカーってのは、現在だとフェラーリだとかランボルギーニだとかポルシェだとかが作ってる、ひたすら高性能ひたすら高価格なスポーツカーのことね。

 

 第14話で、裕福な個人投資家の豪邸に忍び込んだバトーは。

 

 ガレージにずらりと並べられたスーパーカーを見て。

 

 「(こういう車を乗りもしないで、ガレージにただ並べておくだけだなんて)悪趣味だねぇ」と言い。

 

 「1台もらって帰るか」などと不穏なことをつぶやいている(…とのんきにクルマを眺めていたものだから、ロボ番犬たちに追い回されるハメになってしまった)。

 

 彼の使用してる銃については…クルマ以上に旅読にとっては興味のないことなんでパス。

 

 

 

 16話のストーリーに移ろう。

 

 冒頭はラボに移送されていくタチコマたちの場面。

 

 なんと「赤い靴~はぁいてた~」などと歌っている。

 

 これは自分たちをラボ送りにした人間たちへの当てつけか、当てつけなのか!?

 

命令に従うタチコマたち

ただし歌をうたっている

(©神山健治/Production I.G)

 

 思わず「おまえら意味分かってんのか」と聞くバトー。

 

 一応「赤い靴」の歌の意味を知識としては分かっているみたいだが…。

 

 だが、なぜこの場で、この歌なのか????

 

 ギモンは残る。

 

タチコマたちが去ったあと

バトーを気に掛けるトグサ

心配して声を掛ける

(©神山健治/Production I.G)

 

 そんなバトー君に今回課せられた任務は。

 

 かつてボクシングのヘビー級世界チャンピオンだったパブロ・ザイツェフのスパイ疑惑を調べ、証拠を押さえて逮捕することだった。

 

 …ということで。

 

 今は海上自衛軍の格闘技指導員をやっているパブロがいる基地に。

 

 バトーは海兵として合同訓練に来ましたってことで潜入捜査を開始。

 

 さっそく訓練をやっているジムへと赴く。 

 

挑戦するやつはいねえのか

俺がやってやるよ(どうぞどうぞ)

(©神山健治/Production I.G)

 

 まっ、こういうことになるんだろうなっていう、熱い展開。

 

 拳と拳で語り合うってことですかぁ??

 

 二人はしばらく殴り合い。

 

 バトーは互角以上の戦いぶりを見せたものの、最後の大ぶりの右パンチに対してきれいにカウンターを合わせられ、その一発でダウンし決着。

 

 「どうなったんだぁ」と言うバトーに「義体の隙を突いてやったんだ、詳しく教えてほしけりゃ、うちの家に来な」と誘って来るパブロ。

 

 どうやらバトーのことがちょっと気に入ったらしい。

 

家に招かれたバトー

真ん中はパブロの奥さんだ

(©神山健治/Production I.G)

 

 「義体の隙」について知りたがるバトー。

 

 だがこの日の夜はパブロに急な電話連絡が入り(パブロを情報屋として使っている組織かららしい)、じゃあまた次の機会にってことになってしまう。

 

 「義体の隙」についてだが、旅読から言わせてもらえば眉唾な話だ。

 

 意味としては、義体そのものが持つ動き方の欠陥というか癖みたいなものがあり。

 

 自分はそこを突いたんだ…という意味にとれるわけなんだが。

 

 草薙素子が全身義体化したのが2011年で、現在は2030年かそれ以降。

 

 だからたぶん義体なんてものが世に出てからは確実に20年以上は経っているとみていい。

 

 ゲームのバグなんかは2,3年もあれば取り除かれるんで、義体に少々の弱点部分などがあったとしても、20年もの期間があればそういうものはとっくになくなっていると考えるのが普通なんじゃないか。

 

 まあ、それはともかく。

 

 翌日。

 

 パブロが「昼飯に行く」と自室を出たのを見計らい。

 

 バトーがさっと部屋に潜り込み、彼がスパイである証拠を探す。

 

 当のパブロはコンピュータ室のPCから機密情報をダウンロードしようとしかけていたのだが。

 

 誰かが自分が持ち出そうとしているデータを覗き見ようとしているのに気づき、すばやく自室に取って返す。

 

 今回唯一緊張した場面だ。

 

PCを確認してるパブロ

バトーは間一髪換気口に隠れた

右側の後ろ頭ね

(©神山健治/Production I.G)

 

 すわ追い詰められたか、と一瞬思わされたが。

 

 見事に切り抜けてみせるバトー。

 

 図体だけの男じゃないことをちょっと証明したな。

 

 その日の晩。

 

 昨日の続きとばかり、改めてバーで飲み直すパブロとバトー。

 

 飲んでいる最中に、パブロに呼び出しがかかる。

 

 パブロを雇っている連中からだ。

 

 「しばらく一人でやっててくれ」と言い残し、バーを出るパブロ。

 

 河端で3人の男が待っており、パブロはそいつらにデータを渡したのだが。

 

 男「ただの数字の羅列をつかまされやがって!!」

 

 持ち出してきたと思ったのはニセ情報だったらしい。

 

 たぶん、それをやったのはバトー。

 

 やっぱ図体だけのやつじゃない。

 

 パブロ「俺は指示された通りにやっただけだ、払うもんは払ってもらおう」

 

 そこでバトーの大きな声が響く。

 

 バトー「みっともねえぞ!!」

 

 これは元チャンピオンのパブロに向けた言葉だろう。

 

 3人の男はさっとバトーに向けて攻撃しようとするが、バトーの攻撃はそれよりも早く、あっという間に3人を打ち倒してしまう。

 

 やっぱ図体だけの(以下略)。

 

 パブロ「まんまとだまされたよ」

 

 バトー「かかって来いよ、もしまた義体の隙を突いて俺を倒すことが出来たら逮捕せずに見逃してやる」

 

 パブロ「お前は何度やっても俺には勝てんぞ」

 

かつて憧れたチャンピオンに

最後の敬意を払うバトー

(©神山健治/Production I.G)

 

 再び拳を交える二人。

 

 昨日と同じようにバトーの大ぶりの右に合わせてカウンターを繰り出すパブロ。

 

 だが彼の拳は余裕をもってバトーの左手にがっちりつかまれてしまっていた。

 

 バトーのワンツーの前に膝を折るパブロ。

 

 パブロ「お前、昨日はわざと負けたのか」

 

 バトー「わざとかどうかも分からねえほど、お前はサビちまったのか」

 

 パブロ「そうか…心に隙があったのは俺の方だったんだな」

 

 バトー渋い!!かっこいい!!!!

 

 やっぱり「義体の隙」なんてなかったってことか。

 

 …任務を完了し、帰国するバトー。

 

 相変わらずバトーの様子を心配し、声を掛けて来るトグサを邪険にスルーして。

 

 「クソったれ!!」とどなりながらサンドバッグをたたき続ける…ところで、エンディング。

 

 

 

 今日はここまで。

 

 次回のうpはたぶん今回の続きです。

 

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