思いついたらドラマ日和76

~攻殻機動隊Sを語ろう10~

 

 

 

 本編の前に我が家のプチネタ。

 

 今日のお題は「ももたとやや先輩3」

 

 お腹を見せて転がったももたは服従の体勢。

 

 においをかいでる風なシーズー犬のやや先輩。

 

なでてるのはやや先輩のご主人

ももたが目を細めとる

 

 ということで、やや先輩とのお付き合いのひとコマでした。

 

 ちゃんちゃん。

 

 

 

 閑話休題。

 

 アニメ「攻殻機動隊STAND ALONE COMPLEX」のレビュー10回目。

 

 第10話「密林航路にうってつけの日」についてやります。

 

 またまた笑い男事件からはハズレてしまう回。

 

 特にバトーの内面的な部分が明らかにされる回ですが、同時に結構エグい内容でもあるので、そういうのはちょっと…と言われる方は回避推奨です。

 

 

 

 ストーリーに入る前の攻殻機動隊よもやま話。

 

 今回はEDテーマについて。

 

 OP曲と同じく菅野よう子さんの作曲並びに編曲だ。

 

 どちらの歌詞も外国語であり、外国人の方が歌っている。

 

 アニメのOP、EDでは珍しいんじゃないかな。

 

 EDの方はソウル風のかっこいい曲。

 

 ちょっとダークな感じのかっこよさね。

 

 最初のエレキギターの出だしからグッとしびれてしまう。

 

 まだ聴いたことないって方、ぜひぜひ聴いてみてくだされ。

 

 ちなみに1番の最初の歌詞はこんな感じ(いくつかの和訳をもとにして旅読が超訳したものなんで、興味のある方はもとの英文を調べてみてくだされ)。

 

 

 彼女はすごくクール、それでいて人間だ

 人間みたくふるまってる何かかもしれない

 彼女は常に孤高の存在だ

 まさにナンバーナイン

 彼女は理解を超えている

 ナンバーナインそのものだ

 

 

 「彼女」とはもちろん草薙素子のこと。

 

 「ナンバーナイン」ってのは公安9課にも引っ掛けているんだろうが、もともと9は0から9まで数字の中の最後であり、つまりは究極とか完成形とかを意味しているらしい。

 

 

 

 第10話のストーリーに移ろう。

 

 残忍な手口の連続殺人事件が起こる。

 

資料をもとに説明するトグサ

こういうのは彼の役回り

(©神山健治/Production I.G)

 

 狙われたのは女性で、すべて生きたまま上半身の皮膚をはぎ取られ、放置されて死亡している。

 

 なんという鬼畜の所業。

 

 既に犯人のめぼしはついており、米帝(アメリカではない)の元海軍軍曹だったマルコという男らしい。

 

 今回の9課の任務はCIAから依頼されたもので、このマルコを極秘に逮捕し、CIAに引き渡すことのようだ。

 

 しかもお目付け役って感じで、CIAからサトウ・スズキとワタナベ・タナカなんていうふざけた名前の日系人までがやって来ている。

 

 ともあれ、さっそく捜査に取り掛かる9課の面々。

 

 サトウとワタナベは捜査について回る。

 

 ただし監視でもするようについて回ってるだけで、捜査に協力するようなことはまったくやらないのだが。

 

 …それにしても。

 

 今回はバトーの様子が何かおかしい。

 

 純粋な正義感からというだけでなく、犯人に対する憤りが生半可でなく大きいという気がする。

 

力が入っているバトー

暴走しなければいいのだが

(©神山健治/Production I.G)

 

 草薙は暗号通信で、バトーと行動をともにしているトグサに、「バトーが暴走するようなことがあったら食い止めて」と伝える。

 

 …そんななか。

 

 秋葉原のようなところで、今回の犯罪の様子が録画されたディスクが売られているのが発見される。

 

 むごすぎる。

 

 犯人のサイコパス度がひどい。

 

左の二人は警察の上層部

右の立ってるのがワタナベ・タナカ

(©神山健治/Production I.G)

 

 あまりにもな犯人の所業にその場の者は一様に驚きを隠せなかったが。

 

 ワタナベだけはある程度予想していたかのような平然とした態度だった。

 

 これはウラがある!!

 

 所轄が押収したビデオの内容を確認するってことで、草薙がワタナベを連れ出し、そのすきにイシカワがCIAの内情などをハッキングする。

 

 …分かったのは。

 

米帝の防壁はゆるい??

イシカワが情報をつかむ

(©神山健治/Production I.G)

 

 第4次大戦のあと、南アメリカで起こった内乱。

 

 それを鎮めようとして米帝がとった作戦のひとつ「サンセット計画」。

 

 それは敵国の戦意をそぐ目的のため。

 

 女子供を出来るだけ残酷な方法で殺す、というものだった。

 

 この作戦任務についた工作員の多くが精神を病んでしまったと言われている。

 

 つまり。

 

 今回の犯人マルコもその一人であり、彼の中ではまだ戦争は終わってはおらず。

 

 場所を変えて、この日本で一人で作戦を続行している、ということらしい。

 

 そして。

 

 バトーはレンジャー部隊にいた頃、この作戦の実態を目の当たりにしてしまったことがあるようだ。

 

 「サンセット計画」の存在を認めず、7件目の被害者が出ても他人事のような感じでいるサトウにバトーがブチ切れる。

 

すかさずトグサが止めに入る

ぶっ飛ばしてもいい気はする

(©神山健治/Production I.G)

 

 バトー「おまえらの作った怪物は作戦を遂行中だ、満足だろ」

 

 サトウ「だからこうして回収に来た」

 

 バトー「回収だとぅ!!!!」

 

 だがバトーとトグサはほかならぬサトウのアドバイスによって、マルコが地下の下水道を行き来して犯行を行っていることを突き止める。

 

 さっそく乗り込んでいくバトーとトグサ。

 

 一方イシカワはさらなる調査によって、CIAにはもともとマルコを連れ帰る気などなく。

 

 バトーの存在と彼の気性を知った上で、バトーにマルコを殺させ、事故ということで処理しようと図っていたらしいことを突き止める。

 

 バトーにマルコを殺させまいとして、本部から現場に急ぐ草薙。

 

 そして。

 

マルコ(左)に拳銃を突きつける

バトー(右)の思いは??

(©神山健治/Production I.G)

 

 マルコ「俺を殺してくれ」

 

 バトー「それで任務から解放されようってのか」

 

 マルコ「………」

 

 バトー「ナマ言うなっ!!!!」

 

 トグサ「撃つな!!」

 

 発射音が断続的に響き…。

 

 マルコの頭の横の壁にいくつものくぼみが出来る。

 

 結局バトーはマルコを撃たなかったのだ。

 

 厳重に拘束され、連行されていくマルコ。

 

 それを見て「帰りのチケットは二人分しかないんだが」などとうそぶくサトウにトグサがとびかかっていく。

 

 一方こちらはバトーと草薙。

 

 「おまえ、俺が撃つと思ってただろ」と言うバトー。

 

バトーがちょっとかっこいい

ハードボイルドじゃ!!

(©神山健治/Production I.G)

 

 バトーが階段を上って行き、黙っていた草薙が「今度は一人救ったじゃない」と、その背中に声を掛けたところでエンディング。

 

 

 

 今日はここまで。

 

 次回のうpはたぶん今回の続きです。

 

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