思いついたらドラマ日和74

~攻殻機動隊Sを語ろう08~

 

 

 

 本編の前に我が家のプチネタ。

 

 今日のお題は「ももたとやや先輩1」

 

 やや先輩と言うのは近所に住む、結構年かさのシーズー犬。

 

 ♂のワンちゃんです。

 

 今はその飼い主さんにべっとり甘えているところ。

 

 やや先輩がペロッと舌を出してるのは「こいつぅ、ご主人をとりやがってぇ」くらいの悪態をついてるのかもしれません。

 

お腹をかいぐりされちゅ~

「ぼく、いいでしょ~?」

 

 心の広~いやや先輩です。

 

 

 

 閑話休題。

 

 アニメ「攻殻機動隊STAND ALONE COMPLEX」のレビュー8回目。

 

 今回は第8話「恵まれし者たち」。

 

 今回も笑い男の件とは関係ありません。

 

 で。

 

 今回も前置き話から。

 

 

 

 今回取り上げるのは9課のメンバーの一人であるバトー。

 

 草薙素子に次ぎ、トグサと並んで活躍の場面が多いやつだ。

 

エンディングでのバトー

こぉんな重火器もお手の物

(©神山健治/Production I.G)

 

 全身をかなり義体化したサイボーグで、身長は187㎝のゴリゴリのマッチョ。

 

 見た目からもスピードや技よりも力押しでいくパワータイプだ。

 

 レンジャー部隊にいた頃の特殊任務のための義眼をまんま残しているのが特徴。

 

 暗視装置の役割なんかも果たすらしい。

 

 あれ、普通の目のような見た目には出来んもんなのかね。

 

 趣味は筋トレ。

 

 新しい筋トレグッズをよく買いこんでおり、草薙などから「金の無駄遣いだ」と言われている。

 

 さもあらん、サイボーグの筋肉は筋トレなんぞいくらやったって、少しも鍛えられたりはしないのだ。

 

 見た目通り、豪快であけすけに見える性格。多少短絡的な感じもする。

 

 ただ心の中ではいろいろと考えてはいるようで、ときおり人間味にあふれたセリフを吐くことはある。

 

 草薙素子にはっきりと好意を抱いている。

 

 一視聴者として、特に応援したくなるようなもんじゃあないのだが。

 

 原作ではただの仕事の同僚ってだけの関係だったらしい。

 

 まあ、それだとちょっとドライ過ぎてつまらないって感じもするんよなぁ。

 

 あと、自分が乗るタチコマも特定の一機に限定しており、このタチコマに対しても彼なりの愛情を注いでいるようだ。

 

 …と、いうところで、第8話。

 

 

 

 ある日。

 

 草薙素子は、病院で看護士をしている女友達に「気になることがある」と呼び出され、相談を受ける。

 

話はこの女の子にまつわること

今は元気そうにしているな

(©神山健治/Production I.G)

 

 先月心臓移植手術を受け、今は元気になっている少女。

 

 6歳になったばかりらしい。

 

 つまり。

 

 草薙が大事故に遭って体のほとんどを失い、生き延びるために全身を義体化せざるを得なくなってしまったときと同じ年齢だ。

 

 たぶんこの時代、今は大手術である心臓移植も、さほど困難ではなくなってしまってるんだろう。

 

 それはまあ、それとして。

 

 心臓を提供してくれたドナー(彼の心臓は義体化された)の少年に対して、少女の両親はお礼を言おうとしたのだが。

 

 なんと先方は「そもそも自分たちは臓器を提供なんかした覚えはない」と答えたそうなのだ。

 

 これはどういうことだ??

 

コーディネーターのミス?

誰かが嘘をついている??

(©神山健治/Production I.G)

 

 まあこれだけで済んだのなら、ちょっとスッキリしないことではあるが、わざわざ9課が調べるってほどの問題でもなかったろう。

 

 だが…。

 

こういう場合の「不運」は

必然であることが多いです

(©神山健治/Production I.G)

 

 ドナーの少年の母親が警察に相談に行ったらしいのだが。

 

 なんと、担当の刑事さんが「不運な事故に遭った」だって!!!!

 

 これはキナ臭くなってまいりました。

 

 …もちろんこの一連の会話は9課のメンバーたちも聞いており。

 

草薙の電脳に課長からの指示

臓器のあっせん元から捜査開始だ

(©神山健治/Production I.G)

 

 ということで、メディテック社に向かう草薙とトグサ。

 

 ここは大量にブタが飼われてるところだ。

 

 なぜならここのウリは。

 

 人の遺伝子を組み込んだブタの体内で、希望する臓器を育てていき、必要なときが来たら摘出してお届けしますってものだから。

 

 臓器の納品書を見せたトグサに対し。

 

 社長も「おかしいな、確かにうちの納品書ではあるが、うちはあっせん業務まではやってないんだが」と答える。

 

 調べを進めると…。

 

 臓器の代金ということでここの会社に支払われていることになってるハズの入金記録がここの会社にはない…などということも分かってくる。

 

 どうも別にいる真の悪いやつらが、ここの会社を都合よくかくれみのに使っているみたいだ。

 

本題とは直接関係ないが

草薙とトグサを迎える社長だ

(©神山健治/Production I.G)

 

 ちょっと驚くのは、右の男は秘書のような役目で。

 

 メディテック社の本当の社長は左の四角な箱の方。

 

 初めての人はたいてい間違えるそうだ(そりゃそうだろ)。

 

 全身を義体化する人は、ほぼもれなく人型を選択するのだが。

 

 中にはこ~んなヒネくれたやつもいるらしい。

 

 格好もぜ~んぜんよくないしなぁ。

 

 何を好き好んでこんな格好にしたんだか、ホント理解に苦しむ。

 

 ちなみに右手に持ってる棒みたいに見えるやつは扇子で。

 

 広げると「日本一」と書いてある。

 

 

 

 次に草薙とトグサが向かったのは。

 

 負傷してる担当刑事が入院してる病院。

 

 さっそく彼の入院してる部屋に向かうと…。

 

部屋から出て来る二人の男

この病院の者ではないっ!!

(©神山健治/Production I.G)

 

 病室に向かう草薙たちを見るや否や、逃げ出す若い男たち。

 

 すかさず追跡だ!!!!

 

 ちらっと見る、病室内の刑事は口をあんぐりと開けてよだれを垂らしていて。

 

 薬物か何かで廃人にさせられてしまってるように見える。

 

 車に乗り込んで逃げていく男たちに対し。

 

 トグサは車の後ろに発信器を打ち込む。

 

 カーチェイス!!!!

 

 逃げていたのは研修中の医学生たちだった。

 

 追うのは草薙とトグサの車とタチコマ(病院の建物に張り付いて待機していた)。

 

 やがて車は港の倉庫街に逃げ込む。

 

 バトーを呼び出し、車を降りてタチコマに乗り換える草薙。

 

 トグサはそのまま車で港に向かう。

 

追跡するトグサ&草薙の車

他の車を強制的にどかせる

もちろんこれは違法

公安9課ならではの荒事だ

(©神山健治/Production I.G)

 

グループのリーダー格の男

父は大物政治家らしい

(©神山健治/Production I.G)

 

 彼らのやっていたことが何となく見えて来る。

 

 義体手術のあと、摘出された元の臓器のラベルを勝手に張り替え、自分たちで売りさばいて小遣い稼ぎをしていたらしい。

 

 「仮に捕まっても、親父がなんとかしてくれるって」とうそぶく男。

 

 こいつは一度イタイ目にあわないと分からないやつだ。

 

 草薙が現場近くで待機しているバトーに指示を飛ばす。

 

 草薙「やつらを追い込んで、殺さない程度におどかしてもいいぞ」

 

 バトー「いいのか、そんなおもしれぇことやって」

 

 草薙「かまわん!!」

 

すごく楽しそうだ

犯人に同情はしないが

(©神山健治/Production I.G)

 

 3人のうち2人は抵抗することもなくあっさり確保。

 

 残るリーダー格の男は草薙が自身で追い詰めていく。

 

 男「頼むよ、もう二度としない、勘弁してくれ」

 

 草薙「残念だったな」

 

 振り下ろされたサバイナルナイフは男のすぐ頭の上のパイプを切り裂き、失禁し失神した男に、パイプから何やら分からない赤い液体が降り注ぐ…。

 

 一件落着。

 

 …数時間後。

 

 タチコマとリバーシをやっているトグサと筋トレグッズを手にしているバトーが話している。

 

 トグサ「今日の少佐(草薙のこと)様子が違ってなかったか」

 

 バトー「あの少女と同じ年頃のときに義体化したんだ、いろいろと思うところがあったんだろうよ」

 

いつもは軽いノリだが

ときどきマジなことを言う

(©神山健治/Production I.G)

 

 このあと、草薙がふらりと現れ。

 

 「女ぶってないで、そろそろ男型の義体に変えたらどうだ」などと軽口をかましてくるバトーを軽くやっつけたあと。

 

 廊下で女物のアナログ腕時計をはめ直して歩き出していく、というところでエンディング。

 

 

 

 今日はここまで。

 

 次回のうpはたぶん今回の続きです。

 

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