思いついたらドラマ日和71
~攻殻機動隊Sを語ろう05~
本編の前に我が家のプチネタ。
今日のお題は「ももた、空中キャッチ!?1」とおまけです。
フリスビードッグとかには遠く及ばないももたですが。
顔の真上あたりに投げてやったボールなら、パクッとくわえることが出来ます。
なので、いざその撮影に挑戦!!
何度かやってみて、まああまりバッチリ!、ではないんだがそこそこに撮れているやつをお見せしようと思いまぁす。
ボール、投げました!!!!
ももた、ハンターの目つきです
このあとどうなるかは、また次回。
おまけをひとつ。
妻が「田舎では珍しい痛車を見かけたんで、撮って来たよ」と言ったのがこんなやつ。
痛車かどうかはビミョ~
けど、こいつはもしかして
ランボルギーニ・アヴェンタドールなのでは!?
イタリアのランボルギーニ社がつい最近まで作ってたスーパーカーだ。
エンジンは6500㏄のV型12気筒、時速100㎞までの加速時間2.9秒、最高速度は350㎞にもなる。
日本の公道なんか走っていい車じゃないでしょ。
まあ旅読的にいっちばんあこがれるのは斜め後ろに跳ね上がって開くシザードアの部分ね。
閑話休題。
「攻殻機動隊STAND ALONE COMPLEX」のレビュー、続けます。
今回取り上げるのは第5話「マネキドリは謡う」。
ちなみに「マネキドリ」なんて鳥はいません。
…で、今回の前置き話は「義体化」について。
義体化というのは、「サイボーグ化」とほぼおんなじ意味。
体の一部を人工物に置き換えていくわけだ。
ベースは人間の体だってこと。
つまりロボ・コップはサイボーグと言えるがターミネーターはサイボーグではなくて単に人型ロボットなわけね。
現在よく知られてるところでは、義手、義足、義眼などがそれにあたる。
ただ、これまでは「ほかの人と見た目が異なっていたら恥ずかしいから」ということで、外見を再現することが主要な目的になっていたんだが。
これからは運動機能や諸感覚をも再現出来るようになっていくんだろう。
旅読はろくに知らなかったんだが、微弱な生体電流を検知して動く筋電義手は既に実用化もされており、文字を書いたりピアノを弾いたりするようなことまでやってのけるそうだ。
失われた視覚・聴覚を取り戻すため、脳に電極を装着しそれらの情報を直接脳に送り込むという研究も進められているらしい。
数年前までSFの架空のお話でしかなかったことが、次々具体的に実現に向けて動いてるんだ。
すごいもんだ。
…で、この攻殻機動隊の世界での話だが。
義体化はほぼ当たり前っていう世界だ。
ただし、義体化に反対している組織とか宗教とかは存在している。
義体化の目的も、体の欠損部を補うとか病気や機能不全を起こしている箇所を取り換えるという必要にかられてってものもあれば。
常人以上の身体能力を得るとか、義体化とともに専用アプリを取り込んで、格闘技術、射撃能力を身に付けるなどの「超人化」を求めてってものもある。
先にトグサがほとんど義体化していないことを書いたが、9課のリーダーである草薙素子などは脳と中枢神経系くらいを残した、ほぼ完全なる義体。
ただ義体がどのくらい元の体となじむのかは個人差があって、草薙素子の場合は世界でも有数の「義体使い」であるらしい。
彼女のことについて詳しくはまたいずれ。
ストーリーのことに移る。
笑い男がテレビ中継でほのめかした、警視総監暗殺を3日後に控え。
9課では、全員が集まってこれからの動きについて話し合っていた。
これが9課の全員
中央のGさんが荒巻課長
(©神山健治/Production I.G)
9課がアウトローなやつらの寄せ集まりであることが、この集合したときの絵づらからも何となくお察しだ。
荒巻が大胆な仮説を言う。
今回のことは、何らかの理由でとっとと「笑い男事件」の幕引きをしたい警視庁の上層部が、自分らの書いた脚本でやってる空芝居なんだと。
確証と呼べるものは何もない。
ただ。
6年もの長きにわたってろくな手がかりをつかんでこなかった警視庁が、ここに来て有力な容疑者を見つけているんだが。
なんでこんなやつが6年もの間捜査線上に浮かび上がってこなかったのかが逆にフッシギ~ってくらいのやつなのだ。
歯に衣着せぬバトー
最有力容疑者を笑い飛ばす
(©神山健治/Production I.G)
行動方針は決まり。
バトーとトグサはその容疑者を監視、ほかの者はその容疑者についての聞き込み調査、イシカワだけは本部に残って送られてくる調査情報を整理・分析することになった。
ということでさっそく聞き込みに走り回るメンバーたち。
残り猶予は2日だ。
本筋に関係ないが、彼らの聞き込み先のうち、旅読的に気になった場所がこちら。
未来のパチンコ?パチスロ?屋さんだろうか。
こんな未来は嫌だ
今と雰囲気は一緒じゃん
(©神山健治/Production I.G)
座ってる連中がみ~んなVRのヘッドセットみたいなのをかぶってるというだけの違いでしかない。
こ~んな未来は嫌だな。
それはともかく。
他の課員とは別行動をしている草薙素子は。
ベッドの上で何か飲んでる
スイーツっぽく見えるんだが
(©神山健治/Production I.G)
女友達(と一応言っておこう)のところにやって来ていた。
たぶんだが、リラックスした環境に身を置きたかったんだろう。
主な目的は「笑い男事件」を最初っからじっくり振り返ってみるため、だが。
たぶん作品中に無理矢理な説明の時間を作りたくない制作者側が「笑い男事件」についてざっとした情報でも視聴者の側に伝えようとした部分なんだろう。
テレビ中継ってことを表すため
うっすらフィルターがかけてある
(©神山健治/Production I.G)
6年前、マイクロマシンを作る会社の社長が誘拐される事件があり。
警察は秘密裏に捜査を行っていたのだが。
数日後、犯人はテレビに出て来て、カメラの前で人質の社長を脅迫し、逃走。
いやでも事件が世間の知るところとなった。
しかも。
逃走中に笑い男を目撃した人たちは残らず脳をハッキングされてしまい、警察に似顔絵を描くように言われて描いた絵はすべてこの笑い男マークになってしまったらしい。
恐るべきハッキングの腕だ。
草薙は友人宅を出て、荒巻に自分の行動方針について報告しに行く。
ここでもゴースト!!
勘とか第六感と言ってもいいかな
(©神山健治/Production I.G)
サイトーとパズを連れて警視総監の護衛につきたいらしい。
認めてやる荒巻。
通常の組織なら逸脱行為ってことになるんだろうが。
一方、こちらは本部のイシカワ。
これがイシカワ
アウトドアが似合いそうなやつだ
(©神山健治/Production I.G)
聞き込みで集まった関係者の証言は、すべて巧妙に書き換えられた記憶によるものだと突き止める。
すごいな、このおっさん。
荒巻の決断は素早く。
容疑者の監視を続けているバトーとトグサに対して、すぐに踏み込んで逮捕するように指示を出す。
で、二人は即座に(警視庁の捜査員たちを振り切りながら)容疑者の部屋に踏み込んでいったのだが。
そこにいたのは人形だけ
犯人に裏をかかれたらしい
(©神山健治/Production I.G)
犯人が別の場所で高笑いし、ウイルスのコードを最終的に送る(今まで分割して送っていたのだ)ところで、エンディング。
今日はここまで。
次回のうpはたぶん今回の続きです。