思いついたらドラマ日和69

~攻殻機動隊Sを語ろう03~

 

 

 

 本編の前に我が家のプチネタ。

 

 今日のお題は「ももたと菜の花1」

 

 買い物ついでに菜の花畑に寄ってみました。

 

 ただ今絶賛満開中??です。

 

空は晴れて、いい天気

20人くらい人がいました

 

ももたもいいお顔

風景写真は上天気の時がいいなぁ

 

 妻「いい写真が撮れた」

 

 旅読「モデルがいいから」

 

 妻「カメラマンの腕よ」

 

 

 

 閑話休題。

 

 アニメ「攻殻機動隊STAND ALONE COMPLEX」についてのレビュー3回目。

 

 今回は第3話「ささやかな反乱」を中心にてらてらやっていきたいと思います。

 

 ネタバレありなのでご注意。

 

 ストーリーについて話す前の攻殻機動隊あれこれ。

 

 今回は「ゴースト」についてです。

 

 

 

 「攻殻機動隊」はアメリカでも放送されており、かなりの人気を博したのだが、英語版の題名は「GHOST IN THE SHELL」と言う。

 

 原作第1巻のサブタイトルも「GHOST IN THE SHELL」となってるのだが。

 

 もともと士郎正宗さんは「攻殻機動隊」でなく、「GHOST IN THE SHELL」の方をメインタイトルにしたかったらしく、「攻殻機動隊」の方は「もっと派手なタイトルはないか」と担当編集者に言われてひねり出したものらしい。

 

 つまり作者には「GHOST(ゴースト)」への強いこだわりがあるってことで。

 

 言い換えれば作者にこの攻殻機動隊シリーズを描かせた主な原動力が、この「ゴースト」への強いこだわりから来ているってことだ。

 

 で、「ゴースト」とは何か??

 

 もちろん言葉通りの幽霊やら亡霊やらなんかではない。

 

 たぶんだが、はっきりと「これこれがゴーストです」などと明確に指し示したりなんか出来ないようなシロモノなんで。

 

 作者が比喩的な意味を込めて「ゴースト」なんて名付けたんじゃないかと思う。

 

 「ゴースト」について簡単に説明すると。

 

 たとえば…。

 

 ある人物の脳の中身をすべて機械に置き換えようとして。

 

 知識や記憶、趣味や好き嫌いなどなど、とにかく洗いざらい徹底的に解析していくとする。

 

 …だが。

 

 どんなに脳の解析を進めて行っても解析しきれない、つまり0と1の数列などでは再現出来ない部分が残るのではないか。

 

 その人をまさにその人たらしめている根源的な部分が残ってしまうのではないか。

 

 …そのように作者は考え、その部分のことを「ゴースト」と呼んでいる。

 

 無理にほかの言い方にするとしたら。

 

 「魂」とか「心のよりどころ」なんてのになるだろうか。

 

 とまあ旅読はざっくり理解しているんだが、間違っているかもしれん。

 

 

 

 ストーリーのことに移ろう。

 

 いきなり若い女性の自殺シーンが3つも続く、ショッキングな冒頭。

 

 それがどれもみんな無表情なんで、どうしても催眠だとかマインドコントロールだとかいったワードが心に浮かんでくるんだが。

 

 すぐに人間ではなくて、すべてアンドロイドの話だったのだと分かる。

 

 …だが事件であることは間違いない。

 

 つい最近ロボットを使ったテロ事件があったこともあり。

 

 関連性の有無を含め、この件の調査・解決が公安9課の手に委ねられることになる。

 

さっそく調査開始だ

課長(右)と草薙素子

(©神山健治/Production I.G)

 

 原因究明のため、集団自殺した、旧型のアンドロイドを製作した会社に向かう。

 

 写ってはいないが、タチコマ(多脚戦車)1機がついて来ている。

 

 表向きは課長による事情聴取で、その間に草薙とタチコマで工場の生産ラインを調べようって寸法だ。

 

 草薙だけならともかくタチコマにそんなスパイ活動のようなことが出来るのか?

 

 心配無用、草薙もだがタチコマは熱光学迷彩の能力を持ってるんで、見かけ上透明になることが出来るのでありまぁす。

 

 熱光学迷彩ってのは、つまりハリーポッターの透明マントみたいなやつのことね。

 

 主に軍事的な目的で、いろ~んな国が実用化に向けてしのぎを削ってるやつでもある。

 

 それはともかく。

 

 捜査の甲斐はあって。

 

 すぐに何者かが工場の点検プログラムの中に忍び込ませたウイルスのせいで今回のような事件が起こったのだと分かる。

 

分かったことを報告する草薙

後方にタチコマ

(©神山健治/Production I.G)

 

 問題のアンドロイドのユーザーリストを手に入れ、片っ端からつぶしていく公安9課の外回りの面々。

 

 …で。

 

 テレビの都合上ってことだろうが、バトーとトグサの組が最初の1軒目で当たり!を引き当てる。

 

 犯人とおぼしきやつのマンションの1室には巨大なスクリーン、映写機、すごい数のフィルム。

 

 映画マニアらしい。

 

 だが既に危険を察知したらしく、自分のアンドロイドともどもスポーツカー(カウンタックとかのスーパーカーっぽいやつだ)に乗って逃走してしまっていた。

 

 ただちに公安9課のネットワークを駆使して、手配がかけられる。

 

 犯人はどうやら外国の大使の息子らしく、外交特権があるため通常なら逮捕とか出来ないのだが、そこは役目がら課長が何とかする部分だ。

 

課長からの指示だ

どうするかというと…

(©神山健治/Production I.G)

 

 これが警察なら高速を封鎖してやって来る犯人の車を待ち構えればいいだけのことなのだが。

 

 そこは秘密裏に動いてる公安9課のこと。

 

こんなことやっちゃいました

尻ぬぐいは課長がするんだろう

(©神山健治/Production I.G)

 

 ちなみに少佐というのは草薙素子のこと。

 

 一時期軍に所属していたことから、9課の中ではこう呼ばれている。

 

 …そして。

 

 バトーとトグサ、草薙に追い詰められた犯人とアンドロイド。

 

 若いこともあって、ピストルを振りかざし、なおも逃げようとするのだが。

 

 なぜかそこで、犯人の手をがっちりと抑え込むアンドロイド。

 

 「気でも狂ったのか!!」と叫ぶ犯人。

 

 だが、単なる腕力においてはアンドロイドにかなうハズもない。

 

芝居がかったセリフ

変なアンドロイドだ??

(©神山健治/Production I.G)

 

 アンドロイドの最後の言葉は「本当に愛してた」。

 

 なんでこのアンドロイドはこの場でこんなことをしゃべるのか。

 

 第一アンドロイドなんだから本当に愛することなんか出来るハズもないし。

 

 

 

 事件後。

 

 バーで飲む草薙とバトー。

 

 ちなみにどちらも独り身であり、バトーには草薙にホレていると思われるふしがある。

 

 バトー「旧型ロボットに郷愁を抱くメカマニアの青年による犯行だったが、ほかのアンドロイドをことごとく破壊しようとしたのは…」

 

 草薙「世界でたった一人の女性にしたかったんじゃない」

 

 一方、家族持ちのトグサは自宅に帰るのだが。

 

 …なんと妻が見てる昔の映画の中で、ヒロインがさっきのアンドロイドとおんなじセリフをしゃべっているのに気付き、驚いてしまう。

 

妻(右)からリモコンをとって

あわてて見返してみるトグサ

(©神山健治/Production I.G)

 

 だが、何度見てもアンドロイドが最後に言った「本当に愛してた」のセリフは映画の中にはなかった。

 

 だったらあのセリフはなぜ??

 

 スクリーンの「FIN」マークの前で固まるトグサ…というところでエンディング。

 

 おまけ。

 

 タチコマの絵を2枚追加しまぁす。

 

いばるタチコマ

ちょっとエラそうだ

(©神山健治/Production I.G)

 

おみやげを確認するタチコマ

なんと揉み手をしてます

(©神山健治/Production I.G)

 

 今日はここまで。

 

 次回のうpはたぶん今回の続きです。

 

にほんブログ村 旅行ブログ 車中泊の旅へにほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへにほんブログ村 その他生活ブログ いろいろやってみるへ