思いついたらドラマ日和66

~フリーガイはナイスガイ!!~

 

 

 

 本編の前に我が家のプチネタ。

 

 今日のお題は「ももた、とってこ~い1」

 

 まあ、ふだんやってる遊びです。

 

 この手の写真はこれまでにも出したことはあるんですが。

 

目の前に転がる赤いボール

それを見たももたは…

 

 …ということで、次回に続きます。

 

 まあ、続き物にするほどのネタじゃないんですが。

 

 

 

 閑話休題。

 

 今日ご紹介するのは、映画「フリー・ガイ」。

 

 監督はショーン・レヴィ、制作は20世紀スタジオ。

 

 公開は2021年。

 

 主人公のフリーガイを演じるのは「デッドプール」のライアン・レイノルズ。

 

 作品の主な舞台となっているのは、フリーシティという街だ。

 

 名前の通り、暴力・破壊・強盗・殺人等々。

 

 なんでもかんでもやりたい放題好き放題の街。

 

 なぜならそこは現実には存在していない、オンラインゲームの中にしかない仮想の街だから。

 

 もちろんゲームの中に出て来る人たち=NPCは自分たちがゲームキャラなんだという自覚はない。

 

 まあ、当たり前だ、自我がないんだから。

 

 一応一日の時間の流れってのはあり、ゲーム内のキャラは毎日毎日決まった行動をし、決まったセリフをしゃべること、を飽きることなく繰り返している。

 

 …で、ある日のこと。

 

 主人公のガイがいつもの青いワイシャツを着て(当たり前だがゲーム内のキャラはいつも同じ服装だ)、親友でガードマンのバディとともに、いつものコーヒーを飲みながら仕事場の銀行に向かっていると。

 

店から飛び出してくる強盗

まったくいつも通りだ

(©ショーン・レヴィ/20世紀スタジオ)

 

 で、仕事場の銀行では。

 

銀行強盗がやって来る

これもいつも通り

(©ショーン・レヴィ/20世紀スタジオ)

 

 これら2件の強盗たちの顔を見てもらえばいいのだが、いずれもサングラスをかけている。

 

 実はサングラスをかけているのは常にゲームプレーヤーであり、もともとこのフリーシティにいるNPCたちはサングラスなどしていない。

 

 強制的なしばりではないようだが、NPCたちにはなぜか「サングラスをかけてるやつら」とは直接的な接触をしない方がいい、という暗黙の了解みたいなものがあるようだ。

 

 その日の帰り。

 

 バディと一緒に道を歩いていたガイは一人の女性を見て、一目で惹かれてしまう。

 

 つまり。

 

 ガイの設定の中には一応(そんな出会いなど起こりえない、という前提のもと)「理想とする女性像」がプログラムされていたのだが。

 

 なぜか、それにぴったりと合致する女性を見つけてしまったのだ。

 

相手の女性はサングラスをかけてる

つまりNPCでなくプレーヤーだ

(©ショーン・レヴィ/20世紀スタジオ)

 

 この瞬間、ガイの中で何かが劇的に変わる。

 

 次の日。

 

 ガイは思い切って銀行強盗に立ち向かい、けがを負いながらも打ち倒し、サングラスを奪い取る。

 

 さっそくかけてみるガイ。

 

これ、何だろう??

(実は回復のアイテムね)

(©ショーン・レヴィ/20世紀スタジオ)

 

 世界がまったく違って見えてしまうことに興奮してしまうガイ。

 

 わけの分からないパラメーター数値、コマンド表示っぽいもの、ミッションらしきもの、アイテムっぽいもの…。

 

 試みに救急アイテムっぽいものに触れると、さっき強盗に殴られた顔が瞬時にきれいさっぱり跡形もなくなって、体も元気になってしまう。

 

 こうしてガイは…。

 

 ストーリーをきっちりたどるのはここまでにして、以下、旅読の注目シーンをフラッシュ的に挙げていこう。

 

 ネタバレしてると思うので、ご注意のほど。

 

これは何してるのかと言うと…

(©ショーン・レヴィ/20世紀スタジオ)

 

 毎朝出て来る小売店の強盗をやっつけ、いつもは殴り倒されて転がる役目のおじさんにお金を返してあげたところだ。

 

 つまり…。

 

 サングラスをかけたガイは、ゲームの流れ的なものをまったく無視し、自分勝手に正義の味方をやり始めたのでしたぁ。

 

 おもしろいっ。

 

 サングラスをかけることで、疑似プレーヤーにみたいなものになれるらしく。

 

 ガイはどんどんレベルアップし、強くなっていく。

 

アクションシーンの中ではこれ

なかなかにかっこいい!!

(©ショーン・レヴィ/20世紀スタジオ)

 

 最初のうち、一目ぼれしたモロトフ・ガールにまったく相手にしてもらえなかったガイだが。

 

 レベルアップしたおかげで、彼女と一緒に戦えるようにまでなった。

 

 これは彼女の窮地にさっそうとバイクで乗り込んだ場面。

 

 ガイがバイクを回転させ、モロトフ・ガールが両手の銃で360度の敵を攻撃してるところだ。

 

 当然ながら、二人の関係は次第に深まっていく。

 

ついにキス

NPCとプレーヤーとの恋だ

(©ショーン・レヴィ/20世紀スタジオ)

 

 …だが。

 

 ゲームの運営側(敵だ!)がこんな暴挙?反乱?をそのままにしておくハズがない。

 

 ガイを殺そうとし、それがなかなか難しいと分かると、システムを強制的にリセットしてしまうという荒療治に出る。

 

ガイを始末しに来た二人

ピンクのうさぎがふざけ過ぎ!

(©ショーン・レヴィ/20世紀スタジオ)

 

リセットされたところ

町並みがどんどん消えていく

(©ショーン・レヴィ/20世紀スタジオ)

 

 リセットされたおかげで、ガイの記憶もいったんは飛んでしまう。

 

 モロトフ・ガールに出会う前に戻ってしまったのだ。

 

 だが心配は無用(と言うか心配などしてないのだが)。

 

 ぜぇ~ったいにこうやるに違いないってやり方で、モロトフ・ガールはガイの記憶を取り戻させる。

 

それは、もちろんキス!!

(©ショーン・レヴィ/20世紀スタジオ)

 

 モロトフ・ガールがこのゲーム世界でやっていたのは、もともと自分たちが作り上げたこのゲームが盗作されてしまった証拠をゲームの中から探り出すことだった。

 

 そして、証拠となる場所が、通常では行けないことになっている海岸の先の海に存在していることを突き止めたモロトフ・ガールに協力するため。

 

 ガイは街のNPCたちを集め、話をする。

 

やられてばかりでいいのか!!

君たちは変われるんだ!!

(©ショーン・レヴィ/20世紀スタジオ)

 

 そして起こるNPCたちの反乱?ストライキ??

 

 人のいなくなった街にやって来たプレーヤーたちはやることもなく。

 

 とってもヒマそうでありましたぁ(そりゃ、そうだろうな)。

 

 ここも、とってもおもろいところ!!

 

いつもの銀行強盗登場…って

あれぇ、誰もいないんですけど

(©ショーン・レヴィ/20世紀スタジオ)

 

 さまざまな妨害を乗り越え、ついに海岸までたどり着いた主人公たち。

 

 怒り狂った(もともとちょっとクレージーな感じのやつだ)ゲーム会社の社長は、モロトフ・ガール一人を消すため、全プレーヤーのアカウントを削除させ。

 

 残ったガイに対しては、自らがプログラムしたDUDEという刺客のキャラを差し向ける。

 

 見た目はガイをそのまんま2倍ほど肥大させ、ムキムキマッチョにしたような感じのやつだ。

 

こいつがなかなかに強い

ガイはたちまち窮地に

(©ショーン・レヴィ/20世紀スタジオ)

 

 主人公はいったん窮地に陥ってから逆転するもの。

 

 最後の必殺ブローを受ける直前、サングラスをかけ直した主人公は覚醒、一転攻勢に転じる。

 

 キャプテンアメリカの盾で防ぎ、ハルクの腕を使って一発で殴り飛ばす。

 

 すごく爽快な場面で、繰り返し見たくなる。

 

 果てはスターウォーズのライトセーバーやら旅読の知らない武器やらが続き。

 

 最後は逆にサングラスをかけさせられたDUDEが、旅読大好きな「アメリカンヒーロー」のテーマに乗って、全能感に浮かれるウィリアム・カットよろしく踊り出す。

 

 いいなぁ。

 

楽しいだけの映画じゃないのかと

そんなのありかと思う場面

(©ショーン・レヴィ/20世紀スタジオ)

 

 邪魔者がいなくなったガイは親友のバディとともに、天才プログラマーのかけてくれた橋を渡ろうとするのだが。

 

 半ばやけくそになったゲーム会社社長は、最後の手段とばかりに、ゲームのサーバー機を手斧で物理的に破壊しにかかる。

 

 どんどん崩れていく橋の上を二人は必死に走って行くのだが…。

 

 ついにバディは取り残され、消えていってしまう。

 

 「(モブキャラである)俺たちだって大事なんだということを見せてくれ」と言いながら。

 

 おじさん、うるうる。

 

とりあえず全てうまくいって…

これは最後の場面だ

(©ショーン・レヴィ/20世紀スタジオ)

 

 とりあえずガイたちの世界は消えることなく、無事に復活(ついでに言えば親友のバディもエンドの直前にもちろん復活、バンザ~イ)。

 

 ガイに別れを言いに来た(ゲーム世界にずっと居続けるわけにはいかないから)モロトフ・ガールに、ガイは「言いたいことは分かってるよ」と言い。

 

 ぼくは、口下手な天才プログラマーが、プログラムに託した君への愛の告白だったんだよ、と告げる。

 

 ガイっていいやつだ。

 

 おじさん、再度うるうる。

 

 そこっ、気持ち悪いとか言うな。

 

 …この映画、マジにおすすめです。

 

 最後にひとつ。

 

 ガイの恋愛相手の理想像のところのプログラム、後でちゃ~んと書き直してくれたのかがちょっと心配だ。

 

 いつまでもいつまでもモロトフ・ガールが理想のまんまで、ガイが新しい恋愛を始めることが出来んというのはかわいそ過ぎると思うんで。

 

 

 

 今日はここまで。

 

 次回のうpはまだ未定です。

 

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