思いついたらドラマ日和64
~FALLに手に汗握る!(実話)~
映画「FALL」見ました!!
前半部分で二度、手に汗かきました!!
証拠映像とかはないんだけども、まあそんな需要はないハズなんで。
妻には「手汗かいた~」と見せたりしてるんで、まあ証人にはなってくれると思いますっ。
2022年、アメリカ制作のスリラー&サスペンス。
めっちゃ高い廃テレビ電波塔によじ登り、降りられなくなった(自業自得とも言えるが)若い女の子二人の。
まさに息が詰まりそうな、ハラハラドキドキのサバイバルの模様を描いている。
…で、今からつらつら感想など書いていこうと思うんだが。
一応ネタバレについて触れとくと。
あくまで旅読個人の考える範囲内でだが、未見の方にも実際に見たときにストーリーのおもしろさ(展開の意外さとか)を楽しんでもらえる余地を残すってことでレビューしていきたいと思いまぁす。
ある日。
ベッキーとダンの夫婦は友達のハンターと三人でフリークライミングを楽しんでいた。
ベッキーとダンの二人
こんなとこでも笑えるんだなぁ
(©スコット・マン/バズフィード)
イーサン・ハントというのはミッションインポッシブルでトム・クルーズが演じる主人公のこと。
映画「MI2 」の冒頭で、おんなじようにフリークライミングをやっていたっけ。
命綱もなしでトム・クルーズ本人がやっていたんだが、さすがに命綱なしはありえないんで、たぶんCG処理とかして命綱だけ消したんだろう。
…で。
この笑顔のわずか数分後、不慮の事故によってダンは転落、亡くなってしまう。
悲しみに暮れるベッキー。
落ち込んだ日々は一年以上も続く。
心配するベッキーの父親
その気持ちは娘に届かない
(©スコット・マン/バズフィード)
…そんな中。
ベッキーのクライマー仲間でありYouTuberでもあるハンターが、また一緒に登ろうとベッキーを誘う。
ハンターはデンジャーDなんていう芸名?をもっており、危なっかしいことをして見せる系のYouTuberなのだ。
今回挑戦しようと言うのは砂漠のまん真ん中におったつ、600mもの高さをもった古い古いテレビ電波塔。
ベッキーは逡巡するが、何事にも挑戦的で能動的だったダンの言葉を思い出し、登ることに決める。
RVに乗って出かけた二人は目標の塔の近くのモーテルで一泊。
モーテルのレストランで
電球から電気を盗ってみせるハンター
(©スコット・マン/バズフィード)
明け方にベッキーは夢を見る。
夫と甘い生活を送っている夢。
ベッキーは夫のことを深く愛していた。
ただ、ダンの方は…。
自分と同じように自分のことを愛してくれているハズのダンは。
なぜか「愛している」のひとことを返してはくれなかった。
モールス符号のように「トン・トトトトン・トトト」と人差し指でベッキーの体をつついてくれただけ。
それがシャイな夫のせめてもの「I LOVE YOU」なんだと、ベッキーは好意的に解釈し理解していたのだったが。
不自然さが心に残るシーンだ
余りにもアメリカ人らしくない
(©スコット・マン/バズフィード)
…一夜明け。
塔のもとに向かう二人。
立ち入り禁止の柵を乗り越えて進んで行く。
ハンターは配信用の動画を撮影しながら進む。
途中、瀕死の獣の内臓をつついているハゲワシを発見。
ベッキーは憤るが、二人にそれ以上に何かすることなど出来ない。
「あんただって飢えたら同じことするでしょ?」と切り捨てるハンター。
やがて塔の真下にたどり着く。
登る前のひとコマを撮る
ハンターはタフな女性だ
(©スコット・マン/バズフィード)
このB67の廃テレビ電波塔。
600mもの高さがあるというのに、ありえないくらいに細い。
こんな細っちい塔が本当に建てられるんだろうか??
でっかいダンプが1回体当たりをしたらたぶん壊れるだろう。
そこらの鉄塔の高さはせいぜい50mほどなのだが、この塔の何倍も頑丈そうだ。
再び尻込みするベッキー。
それをハンターが力強く励まし、二人はロープで結び合い、ハンターを先に、ベッキーがあとになってほそっこいハシゴを登って行く。
鉄塔は意味ありげにきしみ、揺れ、古いボルトがゆるんで抜け落ちる。
体重をかけたことで腐食したハシゴの一段が折れ、その段が抜けてしまうシーンもある。
それでもなんとか…。
頂上にたどり着く二人
ありえない細さが分かるかな
(©スコット・マン/バズフィード)
見ている自分たちもとりあえずほっと一息。
ハンターは動画の撮れ高をかせぎ、ベッキーはダンの遺灰をまいて夫への思いに区切りをつける。
やがて…。
今度はベッキーを先にして塔から降りようとするのだが。
今度はなんと…。
頂上から数十m分のハシゴが一度に崩落してしまう。
どうしよう、降りられなくなった!?
ロープはあるのだが、当然長さが足りない。
地上では受信していた携帯だったが…残念…600mという高度のせいか頂上では圏外になってしまっている。
おまけに、ベッキーが背負っていたリュックは地上までは落ちなかったが数十m下のアンテナのところだ。
中には水やらドローンやらが入っている。
…さあ。
これからどうしたらいいのか??二人に何が出来るのか??
…というところで、あらすじについてはここまで、ってことにしときたいと思いまぁす。
このあとの気になるシーンをちょっとだけ。
脱出の試みのひとつ
何をしてるかはご想像のほど
(©スコット・マン/バズフィード)
気を紛らわそうとして
動画を見てみたのだが…
(©スコット・マン/バズフィード)
ベッキーが見ていたのは結婚披露パーティーのときの動画。
そこに写っていたハンターの様子がふと気になって拡大してみたのだが…。
なぜかその場にふさわしくない、冷たい表情をしている!!!!
絶望に負けないハンター
自らの生き方を語る
(©スコット・マン/バズフィード)
未見の人、これ大事な言葉です。
どこかで聞いた感じのする、クサいセリフではあるんだが。
これは何をしてるかと言うと
自撮り棒にリュックを掛けてる
(©スコット・マン/バズフィード)
身の回りの品物をうまいこと使うと、アメリカじゃあ「マクガイバーみたいだな」ってことになるんだね。
ちなみに「マクガイバー」は旅読の大好きなアメリカドラマだ。
夜明けの鉄塔
きれいな風景だがコワイ!!
(©スコット・マン/バズフィード)
二人のいる台座?は直径が1mあるかないかぐらいのちっささ。
おまけに命綱を塔に結び付けてないように見えるのが恐い。
こ~んなところでよく寝れたもんだ。
ハンターなんかお尻のとこを塔のへりにちょっと引っ掛けてるだけで座ってる感じだし。
ずるっといっちゃったら、それでしまいなんだぞ。
果たして二人は無事助かるのか??
それは一体どうやってやるのか??
実際に見てのお楽しみ、といったところです。
2時間ないので、あまり構えて時間を確保しなくてもサクっと見れます。
旅読以上にしっかり高所恐怖症の人は…。
よく分からんので、それぞれで判断してくだされ。
ちなみにラストは…。
旅読はほっとはしたんだが、スッキリという気持ちではなかったかなぁ。
いやあ決して悪いラストではなかったです。
あと…。
ハゲワシのシーンのことは書きましたが、そのほかにちょっとグロい系の部分があります。
旅読が大丈夫だったので、たいていの人は気にならないとは思いますが。
もちろん年齢制限はありません。
最後に感想を1個。
旅読が思うに、この「FALL」のストーリーを考えた方は。
楳図かずおの影響を受けてるんじゃないかと思う。
主人公がたっか~い塔に登るところは「わたしは真悟」で、大事なモノをどこかに届けるために〇〇を利用するのは「漂流教室」で…。
考え違いかもしれんが。
今日はここまで。
次回のうpについてはまだ決めてません。