乙嫁語りに出会う旅part28
~KDDIパラボラ館に行く!2~
本編の前に我が家のプチネタ。
今日のお題は「ももた、ソフトクリームをゲット!!」。
…ということで大好きなソフトクリームをゲットです。
は、はやくくでぇ~!!
待ち切れずにペロリっ!!
いつもちょっとだけなめさせてあげとります。
ちょっとだけね。
ちゃんちゃん。
旅行3日目午前9時半、山口市のKDDIパラボラ館。
これから見学だ。
KDDIは電気通信事業の大手で、一般には携帯のauブランドを有していることで知られている。
KDDIの前身とも言えるKDDは旧電電公社から分離した半民半官の特殊会社。
そのため、通信ケーブル・海底ケーブル・衛星通信といった、かなりのインフラ資産を受け継いでいる。
ということで、ここの施設ももともとは「KDD山口衛星通信所」だったところだ。
見学施設に入ると、やっぱりというか案の定というか、さっき旅読の数分前に入って行ったおいさんが案内役として出て来た。
「ああ駐車場のところで待っておられた方ですか?そんなら声を掛けたらよかったですね」
うん、そうしてほしかったかな(声には出さない)。
このおいさん、推察するに長年KDDIに勤めていて、定年になったんで仕事はやめたけれど、見学者がいるときにはこうやって案内をしに出て来られるという、まあ不定期のバイトみたいなこと、やっておられるんじゃないだろうか。
「今日は40分ということでしたので、そういうことでやらせてもらいます」
ここの見学申し込みはweb上で行うのだが、「通常の時間は50~60分です」、となっていたのを、旅読は40分てことで希望を出しておいたのだ。
特段ふか~い理由はない。
ただ、あちこち連れ回されながら説明を聞かされるってかたちなら、結構スキマ時間というか無駄な時間もあるのじゃないかと思って10分短くしてみたってだけ。
先に結論から言うと、50分てことにしといた方がよかったかもしれん。
展示物をゆっくり眺める時間がちょい少なかったから。
ただし。
10分ほど見せられたビデオをカットしてもらえるなら40分でもOKかな。
ビデオのあとで、それを敷衍するような説明を聞かされるためだ。
入ってすぐのロビーのような場所
世界を結ぶKDDIって感じの掲示物
アリアンロケットの模型
数多くの人工衛星を打ち上げてる
アリアンロケットはヨーロッパ10か国が共同で設立したアリアンスペースという会社が打ち上げてるロケットだ。
本社はフランス。
実は世界の人工衛星打ち上げについてはおよそ半分のシェアを握ってるらしい。
主な打ち上げ場所はアフリカのギアナ。
この模型、スイッチで先端の衛星フェアリング部分がパカッと開き、中の衛星が見られるようになっている。
で、こんなモノを打ち上げるわけ
インテルサット1/5模型
人工衛星と電波でつながるなんて
考えてみると不思議だ
子どもの頃。
成績が上がったゴホ~ビということで、今から思えば実にちゃっちいトランシーバーを買ってもらったことがあった。
ザーザーいうラジオ音とともに友達の声が初めて聞こえて来たときには相当に感動したもんだ。
携帯なんて物が普通に日常に存在してる現代の人たちにゃあ、あのときの感動は伝わらんだろ~なぁ~。
結局そのトランシーバーは通話出来る距離があまりに近かったためもあって、子どもらの遊びにはすごく使いづらく、すぐに遊ばなくなってしまったのだが。
それはさておき。
高度3万6千kmもの宇宙にいる人工衛星とやりとり出来るなんてまったくもってすごいことだと思う。
ここがどういうところなのか、現在はどういう事業を行っているのか、についてざっと説明を受けたあと、シアタールームへ。
見学者は旅読一人だけなんで、「自由に座って」と言われてちょっとどぎまぎ。
真ん中の前の方の席に座って10数分ほどの映像を見る。
興味のあった話題がこちら。
アポロ宇宙船の月着陸!!
ここからヨーロッパに中継したんだ
KDDIの新しい事業
スターリンクというのが気になって
スターリンクというのはひとことで言うなら宇宙インターネットサービスだ。
具体的にはスターリンク衛星からの電波を受けて、より高速なデータのやり取りをしましょう、っていうもの。
今現在(2024.2月)でスターリンクにつながろうとすると据え置きのアンテナとかが必要なのらしいが、いずれはスマホなどから直接スターリンクとつながるように出来るらしい(少なくともauではそのように予定されている)。
もしこれが実現されれば、地下などの特別な環境下でない限り、どんな僻地にいようが「携帯がつながらない」などということはなくなるわけだ。
ちなみにだが。
旅読が興味を持ってるのは「スターリンク衛星」で。
こいつをなんとか地上から観察したいなぁと常々思っていたのだ。
というのも。
このスターリンクってのはまず地上550㎞という、今の静止衛星の概念からすると超低軌道を飛んでいることと。
なんと衛星の数が数千機という、ものすごい大量であるせいで、地上から眺めるとまるで銀河鉄道っていうか、人工衛星の電車ごっこっていうか、まあそんなちょっと不思議な感じの風景が眺められるからなのだ。
こんなの。
流星の連続写真ではありません
撮影:Jin55様感謝です
いっぺん見てみたい。
最後ひとつ不安に思う人がいるかもしれないので付け加えておくと。
スターリンク衛星には自律的に衝突を回避したり、寿命を迎えると地上に落ちるのではなく軌道の外に離れて行ったりするような機能が組み込まれておるそうです。
話を戻す。
ここの一番かっこいい場所
パラボラは大小23基あるそうな
海底の光ケーブル
意外なくらい細い
こんなんで大丈夫なのか~っ
っていうことで絶えず2隻の船で
世界中の海底ケーブルの
補修点検にあたってるそうです
…KDDIパラボラ館編、もうちょっと続きます。
今日はここまで。
次回のうpは今日の続きです。