乙嫁語りに出会う旅part16
~大乙嫁語り展に行く!!2~
本編の前に我が家のプチネタ。
今日のお題は「ももた、冬のさっぶい日の散歩2」。
あったかいかっこをしたところで、さっそく散歩に出ます。
においかぎ、いつも通りです
基本ももたは寒がりなのですが、散歩に出ればいつも通りにおいかぎ、においつけに余念がありません。
う~ん、寒い時期の方が多少早足になってる気はするんだけども…。
閑話休題。
旅行2日目のお昼。
北九州市漫画ミュージアムにて「大乙嫁語り展」見学中。
「アミル」のコーナー
読みたい人は読んで
「アミル」は最初に描かれる乙嫁であり、たぶんこの作品全体でもメインではないかと思われるヒロイン。
旅読イチオシのキャラ。
推しの最大理由はとにかくかっこいい女性だから。
弓を射る姿、馬を走らせる姿…どれも実に様になっている。
二番目は、お姉さん要素を多分に含んでいること。
これは旅読の個人的趣味。
まだまだひ弱で、危なっかしいカルルクのことを心配し、いろいろと助け守ろうとする姿がたまらん。
ちなみにアミルは実家ではいっちばん下の子で。
家庭の中ではお世話される側onlyだったハズだ。
とは言っても、家族間のつながりの濃い遊牧民のことなんで。
年下の子の面倒をみることなんてこれまでにふっつ~にやって来たことではあったろう。
あとは…そうだなぁ、相反する面をいくつも抱えてるところかな。
一見落ち着いた感じの美少女でありながらちょっと天然がはいっていたり。
超野生児のようでありながらいいところのお嬢様っぽいとこもあったり。
りりしく、たくましく、肝の据わったところもあれば、不安げな乙女の面もあり。
森薫さん的には「清々しいまでに全部ブチ込んで」出来上がったキャラであるらしい(単行本第1巻あとがき参照)。
アミルの狩猟中の姿
やっぱりかっこいい!!
走ってる馬の姿はそれだけでもかっこいいもんだが。
それにアミルが騎乗して、さらに弓を引く、となれば。
もう、かっこいいことこの上なし!!
ちなみにこのあと獲物のウサギをさらさらっと手際よくさばいちゃいます。
中央アジアのお嬢様恐るべし!!
馬の背に立つアミル
遠くを観察中です
まあ、大人の頭の上に立ってるくらいだと思えばいいのかな。
これも絵になってるぅ~。
アミルはごく当たり前のようにやってるんだが。
普通はこれ、サーカスとかでやりそうなことだからね!!
ちなみに第8巻では走る馬の背に立つなんてことをやっていて。
カルルクが「すごいすごい」と目を輝かせてるシーンがある。
これは叔父さんちの幕家
改まってアミルと話すカルルク
きちんと漫画を読んでいるつもりでも。
特にカルルクと一緒になった当初のアミルの気持ちにはよく分からないところがあった。
カルルクの方の、年上のお嫁さんをもらってどぎまぎしてる気持ち、何かと非力で一人前とは言えない自分のことはよく分かっているものの、それでも男として夫としてちゃんとやらなくてはっていう責任感?みたいなもの、はよく分かる。
自分が男だからだろうか。
ちなみに下、左側にちょこっと出ているんだが。
幕家で寒さをしのぐためにみんながやってること、ってんで。
この夜、二人は裸になって同衾しまぁす。
まあ、ただそれだけなんですが…。
落ち着かなくって寝られないってこぼすカルルクが初々しい!!
馬で旅をするアミルとカルルク
旅のお供をしてるのだ
イギリス人の旅行者スミスを送って行っているところ。
馬での旅、っていうのがすご~く優雅に感じられる。
その実、いろいろと大変ではあるんだろう。
旅読の好きな作家、椎名誠さんは何度か馬での旅をされてるんで、そのことを書いたエッセイは当然読んでいるんだが。
旅読の場合、きっとケツの痛みに耐えられないと思うんで、馬での旅はまずもって無理だろうなぁ~。
アミルがカルルクを後ろから抱きしめてる場面があるが。
この「乙嫁語り」の漫画では幾度となく同じようなシーンが出て来る。
この漫画がどこを目指し、いつまで続くのかは分からないが。
カルルクがアミルを後ろから抱きしめるシーンてのは果たして連載終了までに出て来るんだろうか、なんてことを思ってしまう。
おなじみとも言える二人のポーズ
それに中央アジアの風物
彩色されたやつを飾っときたい
中央アジアと一口に言うが…
具体的に国名の言える人は少ないだろう
中央アジアというのはウズベキスタン、カザフスタン、キルギス、タジキスタン、トルクメニスタンの5か国を指す。
このことを知るまで、旅読は中央アジアというのはモンゴルのことを指すんだと思っておりましたぁ。
ごめんなさいです。
まあ中央アジア=モンゴルなら、中央アジアって言わずに普通にモンゴルって言うよなぁ。
日本・中央アジアの外交関係樹立後
30周年になるらしい
「乙嫁語り」という中央アジアを舞台にした漫画を描いているため。
森薫さんが「中央アジア+日本」対話10周年記念のイメージキャラクターをデザインされたのが2017年。
さらに日・中央アジア5か国外交関係樹立30周年記念事業の一環として、森薫さん自身が中央アジアの5か国でワークショップを開かれたのが2022年で。
上の絵はイメージキャラクターを生かした記念事業の公式ロゴマークだ。
左下の日本さんから順番に、カザフさん、キルギスさん、タジクさん、トルクメンさん、ウズベクさんの6人が並んでいるという構図。
残念ながら、これらの国々について旅読はあんまりよく知らない。
ただウズベキスタンについてはかつて同僚だった旅好きの男から少~しだけ話を聞かせてもらったことはある。
ナヴォイ劇場(オペラハウスです)の写真なんか見せてもらったっけなぁ。
ここには書かないがちょっといい話があるんで、興味のある向きは「ナヴォイ劇場」でググったりなんかしてみてくだされ。
今日はここまで。
次回のうpは今回の続きです。
大乙嫁語り展編、まだ続きます。