全力応援!!ダイ・ガード21
~ヒロイン退場の危機!?~
このブログはもう20年以上前のアニメ「地球防衛企業ダイ・ガード」(©XEBEC/テレビ東京)の再映像化に向け、そのあと押しのためのちっぽけな力にでもなればと思って書くものです。
でもまずは。
本編の前に我が家のプチネタ。
今日のお題は「ももたのぷちファッションショー1」。
10数着ある夏服の中でも選りすぐり…というわけではなく、ただ服を着てるとこを撮っただけ。
リサとガスパールです
リサとガスパールって、てっきり犬だと思ってたんですが違うらしいです。
犬ってことでいいじゃん、と門外漢は思いますが、なんか不都合でもあるんでしょうかね。
閑話休題。
今回取り上げるのは第21話「偽りの記憶」。
ダイ・ガードのナビ担当のヒロイン:桃井が亡くなった実父:桜田栄二郎の真の姿を知り(というか改めてその事実を突きつけられて)、大いに悩む回。
その思いに素直に共感することはちょっと難しい。
まあ早くに父親を亡くし、いつの間にか父親のことを心の中で偶像化・英雄化してしまって。
それを生きる上での糧として生活していたりしたら、この桃井のような状況にもなったりするんだろうか。
今日2月24日はヘテロダインが初襲来した日であり、桜田栄二郎博士が亡くなった日でもある。
桃井は休暇をとり、桃井の父親も診療を休んで、桜田のお墓参りをする。
お墓に手を合わせる
こちらは慰霊祭の会場
大河内と秘書の神村
赤木は神村の従弟にあたる
お墓参りの後、桃井家はイタリアンで食事。
桃井父はイタリアンは好みではないのだが、いぶき(桃井の名前)のことを思ってチョイスしたようだ。
だがその気遣いもむなしく、会話ははずまない。
そのうちにヘテロダイン警報が発令され、いぶきに召集がかかる。
重苦しい雰囲気だ
空気を読まない召集命令が…
桃井父「ヒーロー気取りは卒業したらどうだ」
いぶき「わたしはみんなを守りたいだけよ」
桃井父「母さんも私もいつも心配してる」
いぶき「そうでしょうねぇ、いつ大問題を起こすか分からないダイ・ガードに桃井って名前の人間が乗ってるんだから」
桃井父「違う、命がけの仕事だからだ、(おまえが守ろうとする人々の命も)人々を守るために戦うおまえの命も命の重さに違いはないんだぞ、それに」
桃井父「お父さんだっておまえがヘテロダインと戦うのを望んではいないはずだ」
いぶき「あなたには分からない、分かるはずないわ」
こぶしを握り締め、出て行くいぶき。
今はもちろん時間がなくて出来ないことだが、もし純粋に「みんなを守りたい」と思っているのなら、その覚悟を正直に真摯に語ればいいだけの話だと思うのだが、どうやらこの父娘の間でそこまでの真剣な会話が交わされたことはないようだ。
うわべだけのやり取りで、はい分かりましたと言って娘を戦場に送り出す親はおらんよ、いぶきさん。
…幸い、今回の招集ではヘテロダインは出現せず。
更衣室で着替えをしていたいぶきのところへ百目鬼がやって来る。
ヘテロダインに並々ならぬ興味をもつ百目鬼にとって、桜田の著した「時空共震研究序説」は今なお格好のテキストであり、その娘がいぶきであると知って、どうしても一緒に話してみたくなったらしい。
女同士結構話が弾み、和やかな雰囲気だった…のだが。
二人の世話をしてるのは墨田だが…
墨田は百目鬼に呼び出され、コーヒーを淹れたり、カップ麵を作ったりさせられたあげく、「もう用は済んだわさ、しっしっ」と追い出されてしまう。
強く生きるんだぞ、墨田。
まあ、それはともかく。
いぶき「お父さんの研究がみんなに認められてたら、お父さんは調査船に乗って命を落とすこともなかった、悔しかったと思う、だからわたしがお父さんの遺志を継いでヘテロダインの脅威からみんなを守ろうって決めたの」
百目鬼「そうかなぁ~、あたし彼はおもしろがってたと思う」
いぶき「えっ」
百目鬼「目の前に謎があったら解き明かさないではいられないのが学者、桜田栄二郎にとってヘテロダインは単なる研究対象だった、そして自分の理論の正しさを証明するために調査船に乗った、ヘテロダインをその目で確認して、満足するために」
いぶき「そんなはずないわ、お父さんはみんなを守るために…」
百目鬼「学者なんて子どもみたいなもんよ、ヒーローじゃな~いの~」
いぶき「やめて!!!!」
いきなりブザーが鳴り響き、ヘテロダインの出現を告げる。
今回のはやけに生き物っぽい
場所は鴨川漁港。
口から破壊光線を吐くなど、かなり凶悪なやつだ。
そして何故かちょうど13年前に現れた最初のヘテロダインとまったく同じタイプらしい。
勇躍出撃するダイ・ガードだが…。
ヘテロダインと相対したいぶきは13年前の恐怖や父親の面影、それにさっき百目鬼に投げかけられた言葉などが頭に浮かんできて離れず。
ナビゲートが遅れたため、ヘテロダインを一応やっつけたもののオリジナルノットを破壊しきることは出来ず。
ノットパニッシャーの右腕を大破させられてしまう。
大破した右腕
修理には時間がかかる
うつむくいぶき。
心配した赤木は城田に相談してみるも、「だれかがどうにかしてやれる問題じゃあない」と城田。
一方百目鬼は調査船が残した、ヘテロダイン初出現時の貴重な記録映像をチェックしていたのだが。
「こりゃ大発見だわさ、逆療法やるしかないかぁ~」
とばかりに、いぶきを引っ張り記録映像の問題部分を見せつける。
こ、これって…
そこに映っていたのは…。
ヘテロダインが出現し、初めて見る脅威に調査船の乗組員が皆驚きと恐怖にあわてふためき、逃げ惑う中。
目を見開き、顔を紅潮させ、うれしげにヘテロダインのいる方向に近寄っていっている亡き父親の姿。
それは明らかに異質であり、狂気すら感じさせるものだった。
百目鬼「ね、桜田栄二郎はヒーローじゃなかった」
いぶき「バカ言わないでよ」
百目鬼「本当は気付いてたんでしょ、でもそれを無意識に封じ込めた、お父さんの幻影とそれを信じてた自分を守るために」
いぶき「違うわ、お父さんは本当に…」
百目鬼「それはあなたの思い込み、いい加減捨てないとホントの桃井いぶきにはなれないわよ」
いぶき「大きなお世話よおっ」
出て行くいぶき。
百目鬼「タンブリングダ~イスっ、賽は投げられたっと」
無責任なやつ。
…その夜。
復活したヘテロダインが再び出現。
ドリルアームを装備したダイ・ガードで戦うも…。
やはり途中でいぶきの心にいろんな思いが湧いて来て…。
ヘテロダインの破壊光線を避けることも出来ずにくらってしまい、いぶきは気絶。
そのあと赤木・青山の二人だけで奮戦するものの。
ダイ・ガードは戦闘不能になるほどのダメージを受け、赤木・青山二人とも大けがを負ってしまう。
気絶してしまういぶき
見た目に外傷はない
戦闘不能になったダイ・ガード
赤木・青山が戦闘によって大けがを負ったことも初めてなら、ダイ・ガードがここまでの大ダメージを受けたのも初めてだ。
このあとどうなる…というところでお話が終わります。
ホントにどうなるんだろう???
今日はここまで。
次回も「ダイ・ガード」のレビュー、今回に続きます。