全力応援!!ダイ・ガード17
~思い出旅行でひと騒動!!~
このブログはもう20年以上前のアニメ「地球防衛企業ダイ・ガード」(©XEBEC/テレビ東京)の再映像化に向け、そのあと押しのためのちっぽけな力にでもなればと思って書くものです。
でもまずは。
本編の前に我が家のプチネタ。
今日のお題は「ももた、母ちゃんのパンツじゃないよ3」。
かみかみしてた自分の服(1日着てたやつ)を下に置いたももた。
たぶん、もうじき飽きるものと思われ。
まだ一応はキープしてる
ちなみに今回の「母ちゃんのパンツじゃないよ」というお題は妻が考えたもの。
旅読は一切かかわってはおりませんのであしからず、です。
ちゃんちゃん。
閑話休題。
今回取り上げるのは第17話「夢見るようにねむりたい」。
実際の解散が秒読みに入っている広報2課。
せっかく積み立ててきた旅行費なんだから、この際ぱぁ~っと使っちゃおうぜってことになり。
みんなで京都旅行に出かけることに(管理職であり、組合には入っていない大杉課長は除く)。
まあ、京都とは言っても外国人を含めた観光客がわんさかいる京都の街中なんかではなくて、山奥のへんぴなところにある温泉♨だ。
…だがもちろん主人公たちが行く場所なので、あっさりと「いいお湯でしたな」なんぞというのんびりした感想で終わるハズもなく。
そこで巻き起こされるひと騒動…という回。
ちなみに題名の「夢見るようにねむりたい」というのは、今回の旅行先である温泉旅館を経営している横沢課長補佐の父親。
ここ最近はかなり認知症が進んでしまっているおじいちゃんの個人的な願いだろうと思う。
ある日。
ダイ・ガードはイベントに駆り出されていた。
地域行事や会社のPRイベントとかではない。
桜王大界(さくらおうたいかい)とかいう胡散臭い霊能者の講演会の盛り上げ役としてだ。
これが桜王大界
「ヘテロダインによる被害がかろうじて現状の程度で抑えられているのは私の霊力によるものだ」
「ダイ・ガードがヘテロダインと戦えるのは私の力で守られているからだ」などと声高に力説している。
ダイ・ガードが何故こんなやつの講演会に付き添っているのかと言うと。
すんごい規模を持つ宗教団体の主催者であり、彼の意向次第でどでかい票が動くため、国政を左右するくらいのかなりの影響力を持っているから。
つまり。
今回のダイ・ガードの営業はそういう強い力を持ったやつに渡りをつけ、できるだけ仲良くしとこうとする思惑があるからなのだ。
う~ん、そんなことのためにダイ・ガードが使われるなんて。
…実はこのイベントの直前。
城田は西島社長のところに直訴に行っていた。
西島に直訴する城田
一番手前は佐伯だ
「ダイ・ガードの現パイロットたちは未熟だ、自分で考えるということをしない、大変なことが起こる前に元に戻すべき」と。
また「特定の宗教団体への協力は疑問だ」とも。
至極当たり前な指摘だと思うが、西島は耳を貸さない。
仕方なく引き下がる城田。
…そのすぐ目の前を。
妙にハイテンションな広報2課の連中が横切って行く。
城田「なんだ、どうなっている?」
赤木「お、城田さん、また来週~っ」
ちょうど旅行に出かけるタイミングにぶつかったらしい。
広報2課がなくなる、ということでみんなが打ち沈んでいる光景を想像していた城田は面食らってしまう。
無理もないかな。
赤木は旅行の発案者であり、幹事役。
とても仲良さげだ
「ほうあの赤木君が発案者とはねぇ~」という大河内に、赤木の言った通りを身振りも交えて伝える大杉。
「ダイ・ガードでヘテロダインと戦うことも大事、でももうすぐばらばらになってしまうこの2課のみんなと思い出作りをするのも大事っ、それが人の道ってもんでしょ~っ!!、だそうですよ」
「人の道」って…。
今回の旅行先は京都の山奥で、横沢課長補佐の妹と父親が経営している温泉旅館。
新幹線のあと、何かに乗り継ぎ、最後は歩いて到着。
酒に弱い赤木は自らは飲まないでみんなの世話をしていたのだが、大山に勧められてつい飲んでしまい、すっかり酔いつぶれてしまっていた。
竹林を抜けたところにある
ひなびた感じの和風旅館だ
だが、ここでさっそく事件。
十年前に母が亡くなってから寝付くことが多くなった横沢の父親は。
最近は認知症もひどくなっていたのだが。
寝床を抜け出して、どこかに行ってしまったらしい。
一同は手分けしておじいちゃん探しを手伝う。
女子三人がおじいちゃん発見
笑っているように見える
おじいちゃんは露天風呂のところで、山側の崖に向かい合うように座り。
崖を見上げて何事か楽しそうに話をしていた。
おじいちゃんの視線の先には。
こ、これは…
崖の途中に露出している奇怪なモノ。
フラクタルノットではないかと思われる赤い六角形が並んでいる。
どうやらヘテロダインのようだ。
なんでこんなところに?
現れる予兆もなかったのに?
広報2課ではないものの、今回の旅行に参加していた墨田は、百目鬼の歓心を買おうとして、一人でこっそり百目鬼に電話する。
百目鬼、顔面パック中
いっつも会社にいるんだな
どうやら旅館の裏手に小山が隆起したのが十年前で、そのとき界震(ヘテロダインが出現するときの予兆)も観測されていたらしいので。
たぶんヘテロダインはそのときに出現し、以来ず~っと今まで暴れたりするようなこともなく、現在の場所にひっそりと鎮座していたようだ。
なんせ山奥なんで周囲に強力な電磁波などもないので、ヘテロダインが活性化することもなく現在に至っていると考えられる。
墨田は百目鬼に「これホントにナイショなんですからね」と念を押す。
これはあれだ。
熱湯風呂を前にして「押すな押すな」ってやつだ。
手前に酔いつぶれた赤木
みんなは真剣に話し合う
「見つけてしまったヘテロダインをどうするべきか」を赤木を抜きにしてみんなで会議中。
「ほっとけないので会社に連絡すべき」だと言うのは桃井と横沢。
だが、せっかくの旅行を台無しにしたくない、ダイ・ガードにやって来られるとこの辺めちゃくちゃにされてしまう、今までじっとしててくれたんだから監視を付けとくぐらいでいい、などの意見が大勢を占め。
本社には旅行が終わるまでナイショ、と決まったのだが。
移動中の桜王大界、城田、佐伯の車
上を飛ぶヘリには百目鬼が乗っている
百目鬼が桜王大界たちにヘテロダインのことを教えてしまう。
「わしの霊力の元でダイ・ガードが戦い、ヘテロダインを倒すところを信者に見せつけることが出来る、なんと好都合な展開」と喜ぶ桜王大界。
あ~あ。
翌朝。
みんなより先に目を覚ましたらしい赤木は、既におじいさんとヘテロダインを見つけており。
なんと会話も不自由なおじいさんと意志疎通して、おじいさんの心を感じ取ることが出来ていた。
赤木によると。
十年前、他界した妻に取って代わるように出現したあのヘテロダインのことを。
おじいさんはおばあさんが帰って来てくれたように感じているらしい。
…とそこへ。
桜王大界、エラそうに登場
「ワシの霊力がこの地に悪魔が推参せりと告げた、この桜王大界に任せられいっ」
この詐欺師っ。
そして、ダイ・ガードがヘテロダインのいる崖に迫る。
赤木たちが出て来る
真ん中がおじいさん、左は孫の舞ちゃん
…と、ダイ・ガードの前に座り込む赤木たち。
今すぐにヘテロダインを倒そうと言うんなら、俺たちを踏みつけて行ってくれ、と言う。
桜王大界の信者たちの前でもあり、赤木たちを暴力的に排除するところを見せつけるわけにもいかず、いったんダイ・ガードを後退させる佐伯。
しばらくして…。
辺りに響く異様な電子音。
無反応だったヘテロダインのフラクタルノットが赤く輝き始める。
それはなんと。
パイロットたちが、わざとヘテロダインを活性させるべくドリルアームを動かして電磁波を発生させていたのだった!!
それに反応し、何倍にもふくれあがり、巨大化していくヘテロダイン。
思わず駆け寄っていき、怒りに任せてパイロットたちになぐりかかる赤木。
相手は格闘技もやっている
反対に返り討ちに…
倒れた赤木を見てせせら笑うパイロットたちだったが。
…不意に横からなぐられて吹っ飛んでいく。
それは城田だった。
三人とものした上で、赤木に向かって。
頭を下げる
あいつらにはダイ・ガードに乗る資格はない、私が責任を取る、君たちにすべてを託したい、ダイ・ガードに乗ってくれと頼み込む。
「二人を呼んできます」とすぐに引き受ける赤木。
どうする気だ!?
何も持たず進むダイ・ガード
赤木にはヘテロダインを倒す、などという考えはなかった。
…で、どうするかと言うと。
ただダイ・ガードでヘテロダインを抑え込むだけ。
そんなんでなんとかなるのかぁ~、という話だが。
もちろんなんとかなり、しばらくすると元の大きさまですぅ~っとしぼむように小さくなっていくヘテロダイン。
とりあえずなんとかなったけど…。
これは京都市の地図だが
ヘテロダインの分析を終えた百目鬼が説明する。
十年もの間、ヘテロダインは地下でゆっくりと成長していたらしく、今は超々巨大な大きさまで成長しており。
地上に出て来ている部分こそ小さいが地下は氷山の一角状態になっているらしい。
なんと地図の黒い影の部分がまんまヘテロダインなんだと!!
ということは、このヘテロダインがただ地上に出て来るというだけで京都の街はいっぺんに壊滅してしまうということだ。
結論。
今回のヘテロダインについてはいっさい手出しせず。
状態を観察していくだけにとどめることに。
「悔しいけど今回はわたしたちの負けね」と言う百目鬼に。
「連中のあのうれしそうな様子は負けた者の姿じゃない」と言葉を返す城田なのでした。
今日はここまで。
次回も「ダイ・ガード」のレビュー、今回に続きます。