福井-岐阜を巡る旅part22
~九頭竜川で笛を吹く~
本編の前に我が家のプチネタ。
今日のお題は「ももたにごちそうが届きました」。
冷凍タイプのドッグフードを扱っている、ココグルメさんのです。
これ、なんなんですかぁ~?
においがする気がするぅ~
すぐには食べられないんだね
体調等の具体的な効果はよく分からないんですが、とりあえずとっても喜んで食べてくれてます!!
閑話休題。
福井旅3日目。
道の駅「越前おおの荒島の郷」を出て、これから本格的に国道158号を東に走り。
山を越えて、岐阜県に入って行くことにする。
山道のうねうねは旅読の方が得意(というかうねうね道があまり苦でない)なので、
旅読がハンドルを握る。
…と、走っていて旅読的に気になる地名を見つける。
「六呂師」というものだ。
「ろくろし」と読むんだろうか?
「ろくろ」なんていう言葉は、あのぐるぐる回して使う道具の「轆轤(ろくろ)」以外にはちょっと思いつかないんだが。
普通「ろくろ」って言ったら、陶芸で粘土を成型するときに使うアレだよな。
こけしとか作るときに使う旋盤みたいなやつももしかして「ろくろ」って言うんかな?
それと、こけしとか作る人は木地師って言うんじゃなかったっけ?
で、このときはもし覚えてたらあとで調べてみるかってところで思考停止したんだが。
…あとで調べてみました。
分かったのは。
木地師のことを「ろくろ師」と呼んだりもすること。
やはりその「ろくろ師」がその昔たくさんいたところの地名が「六呂師」になってるんだということ。
うん、生活に役立たない知識がまたひとつ増えました。
…てことで「笛の資料館」に到着。
ほぼ40分くらいのドライブだったかな?
福井県大野市はかなり広々した市なんで、ここもまだ大野市(と言うより県境までずっと大野市だ)。
場所は道の駅「九頭竜」の裏手になる。
ここも何かに特化した、トガったミュージアムってことで旅読ごのみ。
駐車場には旅読車のほかは1台だけ。
料金は300円。さっそく突入してみませう。
穴馬民俗館というのと並んでます
こちら資料館正面です
「開いています」と書かれた紙が貼ってあるところに行き、戸を開けようとするもののなんと開かず。
「なんで? 嘘だろ~っ?」とさらに力を入れるが、やはり戸はピクとも動かず。
仕方がないのでノックすることに。
…と音を聞きつけて係のおじさんがやって来てくれ、鍵を開けてくれる。
ふ~っ、やれやれだぜ。
「こっちは玄関じゃないんだけどね」
玄関じゃなかったみたいです。
貼り紙にだまされた!!!!
「今日はどっから来られましたか?」
「愛媛県の松山の方からです」
「珍しいとこからですねぇ。車でずっと走って来られたんですか?」
「はい」
「大変ですねぇ」
…こういう会話、ときたまあります。
青葉の笛って聞いたことある
平敦盛のは有名だったと思う
井伊直親の青葉の笛
存在も疑問視されてる人らしい
弥生時代の土笛
こういうの作ってた同僚いたなぁ
雅楽の笛
右の「笙(しょう)」がカッコイイ!
東儀秀樹さんが吹くヤツ
こんなのがパパッと吹けたら…
かなりカッコイイと思う
どこが珍しい笛なのかと言うと
真ん中、横向きに三本置かれた一番上のヤツは。
佐渡ヶ島でお祭りのときに使う笛。
写真のは穴が2つだが、1つだけのや穴がないやつなんかもあるらしい。
真ん中と下の二本は、鹿児島の「天吹(てんぷく)」という笛。
これは縦笛で、上に4つ、下に1つ穴があいてたりするのでかな~り尺八に近いやつだ。
いろんな音が出せる擬音笛
「ひぐらし」とか欲しいなぁ
雰囲気のあるお部屋
なんに使うんかな?
自由に音を出せるコーナーがある
前のおっちゃんは達者に笛を吹いてたんで
とても笛なんか吹けない旅読はコレ
パラパラパラパラ…
雨の音の擬音を出す渋団扇です
うん、楽器の出来ない自分の低スペックさがうらめしい。
…さて、見て回るところは小部屋が3つほどで。
あとは笛作りの体験コーナーになってるみたいだ。
ゆっくり見てもすぐ終わるくらいなんだが、旅読的には結構おもしろかったんで寄ってよかったと思う。
やっぱりこういう特化型のミュージアムはいいなぁ。
…笛資料館を出て、周りをちょっとだけ見て回る
源義平が村娘に青葉の笛を渡す場面
(850年後の今も残っているそうです)
SLが展示してある
九頭竜湖駅がすぐそばにある
九頭竜線の終着駅ですね
よくこんなとこまで鉄道を引っ張って来たもんだ。
どうせならもうひとふんばりして、岐阜の高山本線につなげてしまえばよかったんじゃないかなぁ。
今日はここまで。
次回のupはこの続きの旅日記になる予定です。