旅スポット紹介41

~ナイフを買いに行く~

 

 

 

 本編の前に我が家のプチネタ。

 

 今日は一応「ここはどこでしょう?」なんですが…。

 

 まあ、まず分からんだろうな。

 

 でもまあとりあえず、コレ。

 

分かります?

 

 正解は「上越市立水族博物館うみがたり」です。

 

 はい、新潟県ですね。

 

浮かぬ顔のももたです

 

 かなり人気の水族館らしく、旅読が訪ねたときもすごく大勢の人が詰めかけておりました。

 

 ただ、旅読的にはもうひとつの楽しさだったかなぁ。

 

 旅読が人混み苦手で、満足にゆっくり観れなかったということもあるかもしれん。

 

 ということで、旅読的に一番よかったお魚がこちら。

 

なんじゃおまえら、何ガンつけとんねん!

 

 アンコウさんであります。

 

 

 

 閑話休題。

 

 今回ご紹介する旅スポットは「世界のナイフ資料館」です。

 

 岐阜県関市にあるナイフ専門店「SETOカトラリー」に隣接してるナイフミュージアム。

 

 カトラリーというのは刃物って意味ですね。

 

 創業は1908年だそうなので、軽く百年を越えるっていうスゴイ老舗です。

 

 ここにやって来た目的は、旅読大好きなアメリカのドラマ「マクガイバー」で、主人公のアンガス・マクガイバーが愛用していたナイフと同じようなモノ手に入れたかったからなのだが。

 

 そのついでに、自分がよく知らない世界、世界のナイフの名品てやつを一度しっかり拝んどこうということです、はい。

 

 要領とかがよく分からないんで、まず車を停めてから、「資料館の方、見せてもらっていいですか」とお店の人にひとこと入れて入館。

 

 無料です。うれしいなぁ。

 

おっきな施設ではないが

旅読はこういうとこ好き

 

 特に資料館の方に常駐してる人とかはいません。

 

 高価な展示もあるってのに不用心じゃないかなぁ。

 

 それと。

 

 夏のくそ暑い時期だったにもかかわらず、エアコンも扇風機もなし。

 

 さすがに室内はムワッとしていて、あんまり長くは観覧出来ませんでした。

 

 でもなんせ無料なんで。

 

 別にお金をとられるわけじゃないんで、ね~。

 

 ということなんで、これから「世界のナイフ資料館」だけ見てみたいなぁって方がおられましたら、春や秋の気候のいい時期を選んで来られるのがオススメです。

 

 では、さっそく中を見てみませう。

 

入ったらすぐにナイフたくさん

 

 2つあるおっきなロゴマークはそれぞれナイフの老舗メーカーです。

 

 「VICTORINOX(ビクトリノックス)」はスイスで、1884年の創業。主にマルチツール(十徳ナイフとか言われるやつ)のメーカーとして有名。

 

 「CASE XX(ケース)」は1891年の創業で、アメリカでは最古参。主にポケットナイフ(折りたたんでポケットに収められるやつ)を作ってるとこです。

 

バタフライナイフがたくさん

 

 よくメディア作品でも、ヒロインに絡んでくる不良とかがシャキーンとバタフライナイフを取り出し、にやにやしながら近づいてくるシーンなんかがやたらとおなじみで。

 

 とにかく虚構でも現実でも犯罪によく使われたもんで、道具にはなんの罪もないのに、やたら悪評ばかりが広まってしまったやつですね。

 

 こうしてたくさん並んでるのを見るだけでもちょっと怖いような気がするのは、たぶん旅読にもそういうイメージが刷り込まれてしまってるからなんだろうなぁ。

 

ものすごく頭が悪そうなナイフ

 

 もちろんこれはお遊びだと思うんですが…。

 

 何本のナイフが収納されてるのか、数えたくもない。

 

 大阪に本社を置いて、工具類を全般に作っておられる「三共」さんが作られたモノらしい。

 

 まあこういうの、キライじゃないです。

 

AJジョーダンのナイフやはさみなど

 

 ジョーダンはアメリカ人だが、最初の工場はイギリスのシェフィールドに作ったらしい。

 

 まあシェフィールドは関市と同じく刃物の町なんで、自分の気に入ったモノを作ろうとするには何かと都合がよかったんだろう。

 

 アメリカ人らしからぬ(失礼)職人気質なところが、あまり周囲には受け入れられなかったのか、彼の引退後まもなくブランドも消えていってしまう。

 

数えてみると分かりますが

15徳のナイフですね

 

 シェフィールドの「スタン・ショウ」というメーカーのマルチツール。

 

 「ハラムシャナイフ」という名前がつけられてるが、これは「関の刃物」と同じくらいの意味。シェフィールドはハラムシャ地方の中にあるのだ。

 

 ちなみに買うことも出来るんだが、百万を越えますぜ、ダンナ。

 

出ましたガーバー!!!

 

 アメリカのもっとも著名なナイフメーカーのひとつですね。

 

 軍隊の御用達メーカーなんで、なにせ信頼度が高い。

 

 1939年にガーバー社は創業されるが、ナイフの販売はそれ以前からやっていた。

 

 最初は贈答用のキッチンナイフから始まったらしい。

 

 このオールドガーバー、1本2,30万円くらいはするんだろうか?

 

写真ではこのデカさが伝わらん!

 

 ガーバー製、世界で1本だけの「マグナムハンターマシェット」。

 

 巨大熊でも相手に出来そうなくらいの大きさ。

 

1本1本に表情がある

 

 左上のはアルゼンチンの「ガウチョナイフ」。

 

 すごく凝った造りの銀細工がめっちゃ素敵です。

 

形や用途さまざまなナイフ

 

 真ん中らへんにあるのは、アメリカのコロニアル社のナイフ。

 

 設立は1926年で、ここのナイフも米海軍で使用されているらしい。

 

やっぱアンティークなのがいいなぁ

 

 1894年創業の、アメリカのマーブルス社製。

 

 創業者は林業関係の仕事をしており、自分が森に分け入って実際にいろいろ作業するのに便利な道具を考え出し、それが会社を立ち上げるもとになったらしい。

 

 

 

 ふう、暑かった…。

 

 資料館の方はこれくらいにして、本来の目的であるお店の方へ行ってみよう。

 

 お目当てのモノはあるかな?

 

 「マクガイバー」が父親からもらったナイフは「ビクトリノックス」のマルチツールであるのは間違いなく、「たぶんトラベラーというモデルだろう」という情報を得ていたのでそれを頼りにさがしてはみたのだが。

 

 結局、すぐには見つけられそうになかったので自力で探すのは潔くあきらめ、お店の人に「ビクトリノックスのトラベラーってのを探してます」と言って、在庫分を目の前に並べてもらいました。

 

 なにぶんシロートなので、ご迷惑かけますです。

 

この写真だけでは分からないと思うが

ナイフ専門なのに店内がスゴク広いです

 

結局買ったのはこんなの

旅読の必携品になってます

 

 おまけでビクトリノックスの普通のナイフを1本もらっちゃいました。

 

 「SETOカトラリー」さん、太っ腹!!!

 

 ここで過ごした時間、なかなかに楽しかったです。

 

 最後に今回この記事を書いてて思ったことをひとつ。

 

 ナイフの名品や有名メーカーについてのWeb情報が思ってたよりもずっと少ない!

 

 これが例えば「銃」のこととなると、がぜん情報量が多くなるのだ。

 

 名銃とか主なメーカーのこととか…。

 

 歴史もなじみ深さも「ナイフ」の方が「銃」なんか相手にならないくらいずっとずっと上のハズなんだが。

 

 この現状はなんでなんだろう?

 

 今日はここまで。

 

 次回のupも旅スポット紹介の予定です。

 

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