岡山・鳥取1泊2日の旅part3

~トラウマ博物館とまた宇宙デブリ~

 

 

 

 179号線に戻り、津山市の方に下って行く。

 

 途中、道の駅「奥津温泉」に寄り、おみやげを買い足す。「ひらめ」なんかも買いました。(「ひらめ」は「ヤマメ」の中国地方での呼び名)

 

 津山では、「津山科学教育博物館」に寄る。今は「つやま自然のふしぎ館」と名乗ってるらしい。ここには子どもの頃、何度も来させていただいた。

 

 ここは自分の中ではほぼ鶴山公園とセットになっており、津山にお花見なんかでやって来たりすると、必ずここに寄っていた。

 

 寄っていた訳は、一言で言って「怖いもの見たさ」。ほぼこれに尽きる。

 

 気味悪いモノは嫌だ!という人はフリックしてください。

 

 ここのメインは、大量の動物剥製で、世界じゅうの主な動物たちがほぼ網羅されていると言っていい。そいつが住んでいるエリアとか種類とかでいろんなコーナーに分けられている。そしてそこに展示されてる生き物の気味悪い鳴き声・吠え声が大音量でエンドレスに流されている!これがなかなかに気持ち悪い。

 

 そして極めつけはホルマリン漬けの液浸標本。人間の臓器各種。成長段階ごとに並べられている赤ちゃん(胎児です)。奇形の生き物の標本もあった気がする。

 

 社会見学や遠足、子ども会行事などでも来たことがあるのだが、「絶対に見たくない」という子はやっぱり何人かはいて、目をつぶったり小走りに走り抜けたりしてたことを思い出す。

 

 すごく怖いのだが、でもやっぱりちょっとは見てしまう…、そんな場所だったのでありました。

 

 「だった」と過去形になってるのは、今では吠え声や鳴き声なんか流してないし、液浸標本も臓器がちょこっと(ちなみにこの博物館の設立者自身の臓器です)置いてあるだけで、以前怖かったモノはほぼ撤去されてるからです。

 

 まあ、これだったら怖くてたまらない子どもなんか、そうはいないだろーなー。

 

 オオサンショウウオとか、昔は生体の展示も少しあったと思うが今はない。入口出口のとこにテレビ電話なんかも置いてあって、なんか画面を見るのがすごく恥ずかしく、照れながら話をして遊んだりしたっけなあ~。

 

 ちょっとノスタルジーに浸りながら、博物館を堪能した。

 

 そうだ。子どもの頃、博物館と言えばここだけだったから、世の中のほかの博物館もここと同じような感じなんだ…と、大人になるくらいまでは思ってました。博物館てのは、ちょっと気味悪いところなんだと。

 

 今はちょっと古びてるだけで、怖くない博物館なので皆さん近くにおいでの際はぜひどうぞ。そんじょそこいらの動物園では見れない、貴重なモノをたくさん見ることができますよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 出かける前に予定していたのはここまでなのだが、まだ時刻はちょうどお昼になったばかり。まだまだ時間に余裕はある。あとは臨機応変の自由時間だ!

 

 「美星スペースガードセンター」に行ってみることにしました。

 

 「上齋原スペースガードセンター」と合わせ、岡山県にはスペースガードセンターが2か所あることになりますね。

 

 どうやら地球に近い軌道にあるデブリを上齋原で、高い軌道にあるモノを美星で…というように使い分けているみたいです。

 

 車でしばらく中国縦貫道を走り、賀陽ICで降りる。高梁川を越えてからはくねくね道。えっちらおっちら山を上り(もちろん妻の運転で)、2時間近くのドライブでやっとこ目的地に着いた。

 

 ちょっとした山の頂に位置していて、見晴らしがいい。ここなら天文観測なんかやりやすそうだ。

 

 すぐ隣が「中世夢が原」なんていうかなり広大な敷地のテーマパークになっているらしい。ちらちらと弥生式住居やら古民家やら物見やぐらなんかが見える。時刻は2時くらいなので、観光客の姿があってもいいのだが、ほぼ人影がない。やっていけてるんかな、と余計な心配をする。時刻のわりに辺りがなんとなく暗く、冷たい風も吹いていて、侘びしさ感を盛り上げていたせいか、そんなことを考えてしまいました。

 

 天文台の前が、ひろーい公園になっていて、宇宙関係のモニュメントなんかが置いてある。ももたと妻にはしばらく散歩していてもらい、自分は中に入ってすばやく見学。

 

 建物内はまったくの無人。好きなように見て回れるのは大歓迎なのだが、今回についてはちょっと気味が悪かったので、早々に切り上げ。基本的には上齋原スペースガードセンターのとあまり変わらない展示でありました。ただ、実験映像とかでない、デブリが衝突した実験衛星の外殻の実物が展示してあるのはよかったです(「宇宙を目指す物語04」に写真を載せてます)。

 

 

 

 

 

 

 美星から南に向いて山を下りていくと矢掛町になる。

 

 古い街並みとかで結構人気がある所なのは知っていた。まだ3時前でもあったので、ここもちょっと寄ってみることに。

 

 週の中日なのだが、道の駅「山陽道やかげ宿」の駐車場はほぼ一杯になっていて、やっぱり人気があるのだなあと思わせる。

 

 道の駅をのぞき、街並みを少しだけ歩く。雰囲気をちょっと味わうことができたらそれでいいという感じ。

 

 女子高生くらいの感じの子が4人、それぞれ2人ずつマリオとルイージの扮装をして街中を歩いている。なんだろう?観光大使的な何かかな?でも、特にそれらしき活動をしている訳でもなく、ただ目立つ格好で遊んでいるだけのようにも見えるんだよなあ~(写真はありません)。

 

 矢掛宿でちょっと気になっていたのが「ハッカ(あのスッとするメントールね)」を扱っている店屋やその栽培してるハッカのこと。でも、普通日は営業してないし、だいたいハッカの開花時期も過ぎてしまってるんだよなあ~。

 

 

 

 

 

 まあ、「ハッカ」についてはまた次機会があったらということで……。

 

 ここで今回の観光は終了。一路我が家へ。

 

 3時間ほどで無事に帰宅。お疲れ様でした~。(下におみやげ写真載せてます。)

 

 

 

 

 今回の旅日記を終わります。次回のupはブックレビュー「おもしろスゴイ発明06」になります。

 

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